プレスリリース
お買いものアシスタント機能付きプリペイドカードサービス「KAERU(かえる)」、認知症の方向けのサービス開発における当事者参画型開発モデルの推進に向け経済産業省の取組への参画を開始
超高齢社会のお買いものをなめらかにするためのエイジテック/フィンテックサービスを提供するKAERU株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:岡田 知拓、以下 KAERU)は、認知症の方向けのサービス開発における当事者参画型開発モデル(※)の推進に向け、経済産業省の取組への参画を開始することをお知らせいたします。当取組を通じて、認知症の方がお買いものをはじめとした適切な経済活動をするための社会基盤の構築を目指します。
(※)認知症の方に関わる製品・サービス開発において、認知症の方が主体的に企業と「共創」を行い、社会参画機会を作りながら開発に活かすモデルです。認知症の方が望むもの、ニーズを反映しているものであることかつ、企業側から見ても一定の需要があり、提供の継続性があるサービスの創出を目指します。
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参画背景
高齢化が進む日本において、認知症の方の人数も増加し続けています。
厚生労働省によると2025年までに65歳以上の5人に1人が認知症になると予測されており、認知症の方でも暮らしやすい社会や経済基盤が求められています。
そうした背景の中、経済産業省では2019年度より、認知症の方の尊厳・想いを尊重しながら、生活を支える広範な産業(金融・IT・住まい・食・見守り等)と公的機関・医療・福祉・関係者等が連携し、イノベーション創出に向けた検討を行うことを目的に「認知症イノベーションアライアンスワーキンググループ(以下、「WG」という。)」を設置しており、官民一体となって高齢者の経済活動を支援することを目指しています。
(https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/ninchisho_wg/index.html )
一方、KAERUでは2022年5月からお買いものアシスタント機能付きプリペイドカードサービス「KAERU(かえる)」の提供を開始し、もの忘れが増えてきた方や認知機能の低下に不安がある方、認知症と診断された方のお買いものをサポートしています。開発にあたっては、実際に認知症と診断された方にもご使用いただき、認知症の方が実際に抱えている課題に寄り添ったサービスの開発を目指しています。
この度、KAERUは当事者参画型開発モデルの推進に向けた経済産業省の取組へ参画する運びとなりました。
具体的な取組内容
本協力体制における具体的な取組内容は下記の通りです。
経済産業省が事務局となっているWGの取組の一環として、委託先の株式会社日本総合研究所の支援により、KAERUと共に製品・サービス開発を進めてくれる認知症の方を募ります。KAERU側では、開発を通じて得た学びをWGに共有します。
関係者の協力を通じて認知症の方の課題感をとらえ、よりニーズを反映できるサービス設計を目指します。
今回の取組における各担当者からのコメント
■KAERU株式会社からのコメント
KAERU株式会社は、誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にすることを目指し、超高齢社会における、やさしい金融サービスを提供し、安心して歳を重ねられる社会を構築することを目指しています。「KAERU(かえる)」は、スマートフォンやアプリの使用に慣れていない方だけでなく、もの忘れが増えてきた方をはじめ、認知機能の低下に不安がある方や認知症と診断された方も安心、簡単に使える専用アプリによるお買いものアシスタント機能がついたプリペイドカードサービスです。
我々は当初から認知症の方やその家族、支援者の方々にお話を伺いながら、サービス開発を進めてまいりました。経済産業省さまが主導するWGにおける当事者参画型開発モデルは我々の理念にも通ずるところがあり、ご協力を賜ることによってさらに認知症の方にとって使いやすいサービス開発を推し進めていければと思っています。
■経済産業省からのコメント
経済産業省では、認知症施策推進大綱に基づき、認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し、認知症の方やその家族の視点を重視しながら「共生」と「予防」を車の両輪として施策を推進しております。このうち、「共生」の取組の1つとして、認知症の方が主体的に企業と共創し製品・サービス開発を行う「当事者参画型開発モデル」を進めており、当事者が望むソリューションが持続可能な形で社会実装されることを通じて、共生社会の実現に貢献することを目指しております。
買い物については認知症の方にとって生活課題の1つであり、今回の取組により共生社会実現の一助になればと考えております。
【「KAERU(かえる)」サービス概要】
「KAERU(かえる)」β版アプリリリース日:2021年9月21日
アシスタント機能付きプリペイドカードサービス「KAERU(かえる)」リリース日:2022年5月1日
利用可能エリア:日本全国
サービス紹介ページ:
https://kaeru-inc.co.jp/service
アプリ
iPhone版:https://apps.apple.com/jp/app/id1581774947
Android版 :https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mimamoripay.trevi
【KAERU株式会社について】
KAERU株式会社は、超高齢社会におけるやさしい金融サービスの提供を通し、安心して歳を重ねられる社会の構築及び、誰もがお買いものを楽しみ続けられる世の中にすることを目指しております。
【サービス名「KAERU(かえる)」に込められた想い】
[画像2: https://prtimes.jp/i/84783/8/resize/d84783-8-68ff7d681c98c82ae320-1.png ]
社名にもなっている「KAERU(かえる)」には、3つの意味を込めています。
・自由にものを『買える』
・利用者ご自身やお財布がちゃんとおうちに『帰る』
・加齢により認知機能が低下するとお買いものをできないと言われている常識を『変える』
【経営陣プロフィール】
■KAERU株式会社 代表取締役CEO 岡田知拓プロフィール
KAERU株式会社 代表取締役
新卒で決済ベンチャーの法人営業・事業開発を担当。海外に拠点を移してからは、東南アジアのスタートアップにジョイン。その後、日本に戻りLINE株式会社に入社。LINE Payサービスの立ち上げ初期から、戦略立案から個別のプロダクト企画など、広範にグロースに携わる。利用者にとって、より付加価値のあるペイメントサービスを創りたいと考え、福田とKAERU株式会社を創業。
■KAERU株式会社 取締役COO 福田勝彦プロフィール
KAERU株式会社 取締役
公務員、ボストンコンサルティンググループ、株式会社ネットプロテクションズを経て、株式会社メルカリ/同メルペイの新規事業で、コールセンター、オペレーション部門立上げに、責任者として従事。立ち上げに関わったプロダクトは、メルカリ カウル、メルカリNow、メルペイなど多数。
【KAERU株式会社 会社概要】
社名 : KAERU株式会社
代表者:代表取締役 岡田知拓
所在地:東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4階
設立 :2020年10月
事業内容:お買いものアシスタント機能付きプリペイドカードサービス「KAERU(かえる)」の企画・運営
URL :https://kaeru-inc.co.jp/
プレスリリース提供:PR TIMES