• トップ
  • リリース
  • イオンチャネルを標的とした創薬研究ツールの事業化に向けた共同プロジェクト契約を締結

プレスリリース

東レエンジニアリング株式会社

イオンチャネルを標的とした創薬研究ツールの事業化に向けた共同プロジェクト契約を締結

(PR TIMES) 2022年04月24日(日)22時40分配信 PR TIMES

株式会社MAQsys(本社:神奈川県川崎市、社長:中尾 賢治、以下「マクシス」)と、東レエンジニアリング株式会社(本社:東京都中央区、社長:岩出 卓、以下「東レエンジ」)は、この度、イオンチャネルを標的とした創薬研究ツールの事業化を目指し、共同プロジェクト契約を締結しました。
 細胞膜の内外でイオンをやり取りするたんぱく質であるイオンチャネルを細胞外で再現する人工細胞膜チップの量産技術の確立と、分析システムおよびサービスの開発に取り組み、事業化を推進します。特に創薬のフロンティアとして注目されている細胞内器官を標的とした創薬研究の効率化に貢献することを目指してまいります。

 マクシスと東レエンジは、新しい医療現場、創薬現場の実現に独自の技術で貢献することを事業展開における共通の目標として掲げています。今回の共同プロジェクト契約はそれぞれの強みを融合させることで、最先端の創薬研究手法を社会に広く普及させることを目指して締結するものです。
 本共同プロジェクトでは、マクシスの人工細胞膜技術を基盤として、東レエンジグループの保有する高度なものづくり技術およびAI技術を組み合わせることで、イオンチャネル創薬のための人工細胞膜チップの量産技術や分析システムおよびサービスを開発し、創薬現場に対する革新的研究ツールとして提供する事業展開を計画しています。

 マクシスは、神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)研究プロジェクト「人工細胞膜システムグループ」の研究成果実用化を目指すKISTEC発ベンチャーであり、KISTECおよび東京大学が保有する画期的な特許である細胞膜(脂質二重膜)をマイクロチップ上に形成する液滴接触法やその産業応用技術を活用し、薬物の作用点であるイオンチャネルの創薬支援を行う企業です。特に、細胞内器官(例えば、エネルギー産生を司るミトコンドリアや、タンパク質などの細胞内循環に関わるリソソームなど)で働くオルガネラチャネルに対するアプローチを可能にするスクリーニングプラットフォームを提供することで、新薬創生への貢献を目指しています。科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出プログラム(KISTECが受託実施)による研究開発成果を活用するものであり、事業プロモーターであるウエルインベストメント社の支援のもと、2021年8月に設立されました。

 東レエンジは、プラントエンジニアリング、ファクトリーオートメーション及びFPD・半導体製造装置、フィルム製造・コンバーティング装置といったエンジニアリングから装置まで幅広い分野にソリューションを提供する企業です。創業以来、「事業を通じた社会貢献」を存在意義としており、2020年度から取り組んでいる中期経営課題において、従来から経営の重要課題として位置づけているCSRに加えて、CSVの視点を取り入れ、事業を通じた社会課題の解決による「社会的価値の創造」と「経済的価値の創造の両立」を目指しています。
 持続可能な未来社会の実現への貢献に向けて注力しているライフイノベーション事業では、新しい医療現場、創薬現場、ヘルスケア現場を実現し、健康と福祉の促進に貢献することを目指しています。

<株式会社MAQsys概要>
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/82595/table/8_1_b9dab3f82f6dee6640f99379a4c762a8.jpg ]



<東レエンジニアリング株式会社概要>

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/82595/table/8_2_8ffa366132e61c980179da1e7fc96cff.jpg ]


プレスリリース提供:PR TIMES

このページの先頭へ戻る