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株式会社エフィシエント

株式会社エフィシエント、川崎フロンターレと「ユニフォーム転売抑止AIシステム」に関する特許を共同取得

(PR TIMES) 2022年10月24日(月)13時15分配信 PR TIMES

〜精度97%で検出可能なサイン入りグッズ転売抑止システム〜

IoTやAIを融合したソフトウェア開発を得意とする株式会社エフィシエント(本社:横浜市西区 代表取締役社長:脇坂健一郎 以下、EFFICIENT)は、著名人のサイン入りグッズの画像判定を行う転売抑止AIシステムにおいて川崎フロンターレと共同で特許を取得いたしました。(特許第7156654号)
[画像1: https://prtimes.jp/i/69602/8/resize/d69602-8-93974929f92e4c09e413-1.jpg ]


■転売抑止AIシステム概要
EFFICIENTが開発した独自の転売抑止AIエンジンは、取り込んだ画像からサイン部分を識別・判定し、配布前に撮影した画像データベースと照らし合わせ、検出を行うものです。サイン入りユニフォームを利用した実験で97%以上の精度を達成し、本システムを2022年5月23日よりサッカーJ1リーグ川崎フロンターレで導入、運用を開始しています。川崎フロンターレでは、システムを使ってサイン入りグッズの管理、転売仲介サイトやフリマサイトなどで転売されているサイン入りグッズを特定し、転売の状況を把握したうえで転売の対策に役立てています。



[動画: https://www.youtube.com/watch?v=Aa0FFCvdvcU ]



【システムの特徴】


システム:AIを活用したディープラーニングエンジンを独自に開発。
学習モデル:類似度を計算するモデル構築のために生成画像82000枚、サインを検出するモデル構築のために実画像1000枚、生成画像1000枚の合計2000枚以上を学習させて、精度を向上させた。
判定方法:取り込んだ画像からサイン部分を検出し、データベース上から類似度が高い画像を10枚特定。サイン入りユニフォームを使った実証実験の結果では、正解率97%。
対応範囲:ユニフォームの柄などサインが被るケースも識別可能。斜めに撮影された画像にも対応可能。
解析対象例:サイン入りユニフォーム、サイン色紙など。


[画像2: https://prtimes.jp/i/69602/8/resize/d69602-8-d30dde3497bcdd8cb2a3-8.png ]



■ 取得済特許 (特許第7156654号) の概要


特許番号:特許第7156654号
特許出願人:株式会社エフィシエント、株式会社川崎フロンターレ
発明の名称:情報処理システム、情報処理方法及びプログラム




【発明の背景】
サッカークラブやプロ野球チームが公式に提供するサイン入りグッズの営利目的での入手・転売は、スポーツ業界において重要な課題となっています。転売について選手本人が言及するSNSも散見されるなど、転売仲介サイトやフリマアプリでグッズが適正なプロセスでファンに届かない現状は、ファン、選手、スポーツ団体に損失をもたらしています。また、フリマサイトなどに流通するサイン入りグッズの中には、偽物も混在しており、サインを識別するための新たな対処策が急務となっています。

【発明の概要】
本システムの開発により、正規に譲渡された著名人のサイン付きの物品が転売目的でインターネット上に公開された場合に、それを高精度で検出することが可能となります。本技術はディープラーニングを用いたAIエンジンにサインおよび周辺の文字や模様を学習させることで実現しました。
本システムは、ユニフォームのみならず、帽子、シューズ、バッグ等の衣服・アパレル 製品の他、ボール、書籍、写真、ポスター、CD/DVDジャケット等、著名人がサインを書くことが可能なあらゆる物品に応用が可能です。

■今後の特許の活用
転売抑止AIエンジンは、スポーツ領域に限らず、サインが行われるエンターテイメント業界などあらゆる領域などにも活用が可能です。他領域に転用し、転売を抑止し営利目的ではなく、本来のファンが適正なプロセスと価格で手に入れることができる社会を目指します。

■株式会社エフィシエント 代表取締役 脇坂健一郎 からのコメント
今回のプロジェクトを進めていく中で、転売の是非について様々な人からご意見を頂きました。そもそもプレゼント=所有物の移転ということから考えると、転売することは個人の自由となります。我々の想いとしては、適切にグッズが必要な人のもとに移転されていくことを願っています。同じようにサイングッズの管理で困っている業界への導入を進めていきます。

[画像3: https://prtimes.jp/i/69602/8/resize/d69602-8-3a1d2ccb1065ea1c2144-9.jpg ]

また今回取得した特許を活用して、サインの偽造防止に取り組んでいきたいと考えています。現在日本は、超高齢化社会に入っており多くの高齢者が自身のエンディングについて考えていく時代になっています。このような中、高齢者の多くが資産相続の課題が生じていくと考えています。現在遺産相続については、遺言状による方法もしくは法律に従った方法で相続がされています。この遺言状が偽造される可能性を危惧し、今回の特許を活用してソリューションの構築を進めていきます。



■会社概要
会社名:株式会社エフィシエント
代表者: 代表取締役社長 脇坂健一郎
本社所在地:〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1丁目11−1
https://efficient-inc.com/

会社名:株式会社川崎フロンターレ
代表者: 代表取締役 吉田 明宏
本社所在地:〒213-0013 神奈川県川崎市高津区末長 4-8-52
https://www.frontale.co.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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