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身近な場所でより気軽に相談できる「薬剤師ステーション」の運用を会津若松市で開始します。

(PR TIMES) 2022年04月03日(日)01時40分配信 PR TIMES

薬局のアクセシビリティを改善し、何かのついでに薬剤師に相談できる環境と在宅療養を支えるサポート拠点を整備

会喜調剤薬局グループ(株式会社会喜・株式会社薬樹 本社:福島県会津若松市、オリス株式会社 本社:福島県いわき市、以下「会喜」)は、薬局に関する規制緩和を受け、薬剤師が常駐する調剤機能のない「薬剤師ステーション」の運用を会津若松市で開始致します。

当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「会喜調剤薬局グループ」の夢です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/64693/8/resize/d64693-8-2fdfebb48c00bb88ecd5-3.png ]


●「薬剤師ステーション」とは
昨今の薬局業界の変化に基づき(後述)、調剤(薬の取り揃え、調合などの医薬品を取り扱う業務)などの対物業務から対人業務(説明、指導、訪問、情報提供など物を取り扱わない業務)への業務シフトを追求した将来を考える上で、会喜が考案した架空の業務形態です。訪問看護ステーションや訪問介護ステーションの薬局版とも言える、薬剤師や管理栄養士が常駐し調剤機能を必要としない以下のような活動の拠点で、地域の皆さまがより身近に医療専門職へ相談ができ、地域の在宅療養を支える場所になれれば素敵ではないかと考えています。


調剤を伴わない健康相談・栄養相談・食事相談
受付翌日以降の薬剤の受け渡し・服薬指導
機器を用いた自己検査(血糖値など)の補助
施設の調剤済みの医薬品に対する管理委託
居宅療養管理指導などの訪問拠点


[画像2: https://prtimes.jp/i/64693/8/resize/d64693-8-011eaba17e26255ff2b1-0.png ]

薬局は設備基準や許可申請による開設ハードルがあり、医薬品の在庫や調剤機器も高価なものが多いため、気軽にどこでも薬局を開設するということは資本力のある大企業以外では難しい現実があります。そのため、調剤機能については現存薬局に依存し、薬局の対人サービスを一部分離するローコストで実現できる派出所的な活動拠点として訪問ステーション形式を検討しました。スーパーマーケットや町の中心街など人の往来の多い場所や住宅街などの身近に相談するニーズが高い場所に展開することを想定しています。医療機関の近くに薬局があったほうが集客効率が良いという経営課題に由来する薬局の立地が抱えるアクセシビリティの問題を改善し、より多くの方に薬剤師の対人サービスを活用していただけるのではないかと考えています。

ふらっと立ち寄って頂いた方から「薬剤師(管理栄養士)に相談できて良かった」と言っていただける、最も身近で気軽に相談できる専門家がいる場所を目指します。

※※あくまで規制緩和された将来に会喜で実現したいと考える架空の業務形態ですので、現行法上での可否を議論し運用を目指すものではありません※※


●背景説明:薬局の規制緩和について
現在薬局業界は、厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」1) に基づいた「薬剤師の対人業務シフト」・「薬局での価値提供の増加」といったパラダイムシフトの最中にあります。それに伴い、健康サポート薬局(2016年〜)、地域連携薬局(2021年〜)といった、地域の皆さまの健康に寄与する薬局機能を推進するような薬局の認定制度も施行されました。

また、規制改革推進会議 2) やワーキンググループ 3) などで規制緩和についての議論が開始されており、日本経済団体連合会の提言 4) でも薬局の規制緩和について触れられています。また、会喜のある福島県会津若松市のスーパーシティ構想 5) においても薬局の規制緩和が国への提案内容に含まれていました。


●April Dreamの社内検討について
上記の規制緩和の方向性から、地方の中小企業である会喜が規制緩和をポジティブに受け止め対応するためにはどうしたらよいか?をApril Dreamとして検討し、規制緩和の項目で以下の点に着目しました。

調剤外注化
オンライン服薬指導の拡充と薬剤師の在宅勤務
薬剤の受け渡し方法(ラストワンマイル)の選択肢の増加

薬剤の調製を自薬局で行う必要がなく、薬の受け渡しが薬局外で行われても問題がなく、薬剤師の服薬指導が薬局外(在宅勤務)で行われても良いのであれば、薬局外で患者さんが服薬指導などの対人サービスをリアルで受けることができても良いのではないか?という疑問から着想しました。 薬局を主にご利用いただく高齢者の患者さんはITツールを苦手とされる方が多い点を踏まえ、患者さんの利便性の確保という観点でオンラインに依存しなくても実施可能な方法を検討しました。 また、地域包括ケアシステムに伴い在宅療養が増えた際の活動拠点としても有用だと考えています。 オンラインで薬局サービスが完結し利便性が上がることは素晴らしいことですが、リアルに対話する機会の意味を考え、地域に根差した薬局として顔の見える関係性も大切にしたいと会喜では考えています。


●会喜について
福島県会津若松市で6薬局、いわき市で2薬局を運営する3法人からなるグループです。1996年の創業以来「親切で温かい質の高いサービスの提供」をミッションに、地域に密着した薬局サービスを提供しています。薬局が夢のあふれる業態になることを期待し、薬局に関する規制緩和はポジティブに捉えたいと考えています。

<企業概要>
名  称  会喜調剤薬局グループ
U R L  https://www.aiki-ph.co.jp/
構成企業1  株式会社会喜・株式会社薬樹
所 在 地  福島県会津若松市大町1-1-16
代 表 者  馬場祐樹
電 話 番 号  0242-29-5252
構成企業2  オリス株式会社
所 在 地  福島県いわき市中央台飯野3-33-3
代 表 者  島貫大介
電 話 番 号  0246-38-8871
<本件に関するお問合せ先>
会喜調剤薬局グループ 会津地方
TEL:0242-29-5252  担当:馬場祐樹 koho@aiki-ph.co.jp


●April Dreamについて
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの 夢の実現を本気で目指しています。

※※このApril Dreamは、あくまで規制緩和された将来に会喜で実現したいと考える架空の業務形態ですので、現行法上での可否を議論し運用を目指すものではありません※※


●参考資料


厚生労働省 患者のための薬局ビジョン(2015年)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000102179.html
第12回 医療・介護ワーキング・グループ 議事次第(2021年4月20日)
https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/iryou/20210420/agenda.html
第1回薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ(2022年2月14日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23880.html
一般社団法人 日本経済団体連合会 Society 5.0時代のヘルスケアIII(2022年)
https://www.keidanren.or.jp/policy/2022/005.html
会津若松市 スーパーシティ構想(2021年)
https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2020102000010/



プレスリリース提供:PR TIMES

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