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「スナック入り口」「スナックアドバイザー」が「2021年度グッドデザイン賞」を受賞 「新しいマッチングの仕組み」と評価得る

(PR TIMES) 2021年10月20日(水)20時46分配信 PR TIMES

日本一のスナック街、宮崎・ニシタチのスナック文化をオンライン・オフラインの両面から訴求

PRやコンテンツ制作を担うQurumu合同会社(本社:宮崎県宮崎市、代表:田代くるみ)は自社が運営する、スナック紹介スナック「スナック入り口」と、好みやその時の気分に合わせてスナックを提案するウェブサイト「スナックアドバイザー」の2作品が、それぞれ「2021年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の「商業のための建築・環境」カテゴリーと「メディア・媒体」カテゴリーで受賞したことをお知らせします。今回の受賞では、日本特有のスナック文化の保全・振興のために、ウェブサイトとリアル店舗のオンライン・オフライン両面からアプローチをしている点が高く評価されました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-9d035d66c4a30456e874-1.jpg ]

■グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。今年の応募総数は5835件、うち1608件が受賞しました。

■「スナック入り口」について

[画像2: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-473c00ff14857d051e30-5.jpg ]

宮崎県は、2010(平成22)年のNTTタウンページ集計において電話帳に登録されている人口10万人当たりのスナック店の数で日本一を記録しました。特に、県内でも多くのスナックが軒を連ねる宮崎市内の繁華街ニシタチは“日本一のスナック街”として親しまれています。

ニシタチの貴重な観光資源であるスナックは多くの人が誰でも楽しめる店である一方で、「常連以外は馴染めないのではないか」「外からは店内が見えず扉を開けづらい」「料金体系やママの人柄が分からない」という不安などから、初心者にとって来店のハードルが高くなってしまう傾向があります。そこで「スナック入り口」では、“スナック紹介スナック”をコンセプトに、来店客の要望をヒアリングしながら、一見であっても2軒目、3軒目として楽しめるスナックを紹介しています。当店から新たな行き先を決め、ニシタチに足を運ぶ人々の回遊率を上げられるよう、その名前の通りニシタチの“入り口”となるのを目指しています。

・料金体系:1時間=2,000円飲み放題制、プレミアム焼酎+300円〜
・URL :https://sunakkuadvisor.com/iriguchi/

【スナック入り口】入門へのハードルを下げ、街を回遊してもらう仕組みもデザイン

スナック看板を集めたような楽しげなファサード(店舗正面部)や、中の様子を見ることができるガラス張りの路面店というスナックらしからぬ外観にすることで、誰もが入りやすいデザインとしました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-75023be95efba9129d5f-6.jpg ]

また、その活動自体も店舗の扉の中で完結するものではなく、ニシタチのスナックを紹介する「入り口」となるスナックとして、個性豊かなスナックの中からお客様のニーズに合わせたお店を幅広く紹介して次のスナックへ送客を行っています。これにより、以前はなかったスナック同士の横の繋がりを作り、スナックを地域カルチャーとして強化、顕在化させています。また、イベントやラジオ、ライブ配信を行うなど、オープンなスナック文化の情報発信装置として街の中に新たな機能をもたらしています。

■「スナックアドバイザー」について

ニシタチの貴重な観光資源であるスナックは賑やかで楽しい一方で、常連客以外は馴染めないのではないかという不安などから、初心者にとってハードルが高くなってしまう傾向があります。そこでスナックとの心の距離を近づけることを目的に開設したメディアが「スナックアドバイザー」です。

[画像4: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-421660fc388a445ccb44-7.png ]

「スナックアドバイザー」では、画一的なイメージで括られがちなスナックの多様性に満ちた各店舗のママ・マスターたちの魅力に迫るインタビューをはじめ、スナックの楽しみ方レクチャーなど、様々な記事・コンテンツを通じて情報発信を展開しています。また、読者の好みや気分に合わせてハッシュタグを選ぶとニシタチ内から合致するスナックを提案する仕組みもあり、スナックとの新たなマッチングの場となっています。
・URL:https://sunakkuadvisor.com/

【スナックアドバイザー】店主の生き様を知れるリッチなコンテンツとユニークなハッシュタグ

[画像5: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-79a779c90e61ba4d5547-2.jpg ]

各店舗の多様性に満ちた店主の人生観や店主の哲学が凝縮された空間をしっかりとしたインタビューをベースに、テキスト、撮り下ろしの写真を掲載することで、読者とスナックとの心の距離を近づける役割を果たしています。

最大の特徴は、多様性のあるスナックの中から「THE老舗」や「お酒の種類が多い」、「個性的」などのハッシュタグで自分好みの店を検索できる機能が備わっていること。読者の好みや気分に合わせてニシタチ内のスナックを提案する仕組みで、スナックとの新たなマッチングの場を目指しています。またリアル店舗であるスナック入り口を作ることで、ヒアリングしたスナックを紹介する「場」として客とスナックのミスマッチを減らし、新たな出会いを創出する機会を作っています。

■グッドデザイン賞審査員からの評価ポイント
▼「スナック入り口」

[画像6: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-97d03a7fa0921d9d484b-3.jpg ]

スナックな大衆のためのオアシスであり、日本特有の文化であり、地方にとっては大事な観光資源でもある。日本一のスナック街と言われる宮崎の繁華街ニシタチにおいて、高齢化し減少しつつあるスナック文化をオフライン、オンラインの両側面から訴求させるこの新たなマッチングの仕組みにはどこか温かみを感じる。明快なネーミングとキャッチーなファサードデザインは実に広告的であり視覚効果として秀逸なデザインといえるだろう。コロナ禍により窮地に立たされている業界をエンパワメントするという趣旨や、地域文化を継承するという点においても、世代を超えクロスオーバーする社会を目指す上での好例と言えるだろう。

▼「スナックアドバイザー」

[画像7: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-da5b26c2bb8a8883b898-0.jpg ]

失われつつある日本の酒文化「スナック」に着目し、その分類・見える化を行い、保全につなげている興味深い活動だと感じる。デジタル化に最も遠い存在のこれらをコンテンツ化するためには、アナログな、足を使った地道な取材や交渉が必要であったと想像される。願わくばさらにお店の網羅性を広げていただき、宮崎に限らず様々な地域のコンテンツ化を期待したい。そしてふらっと知らない街のスナックに沈んでみたい。


■今後の展望

[画像8: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-6672c2e1d317988f18c7-9.jpg ]

2020年11月のプレオープンから1年弱、幾度かの休業要請を受けながらも「スナック入り口」「スナックアドバイザー」ともに、多くのスナックのママやマスターの協力をいただきながら運営を続けてきました。ニシタチの街もコロナ禍を受け、まだ以前ほどの客足が戻るには時間がかかりそうですが、店舗、Webともにご紹介できる店舗を増やしながら、今後もニシタチの街をチアアップしていけるような活動を重ねてまいります。

【会社概要】
[画像9: https://prtimes.jp/i/38270/8/resize/d38270-8-ea09ac71c92fc466c518-8.jpg ]

・社名:Qurumu(クルム)合同会社
・所在地:宮崎県宮崎市橘通東3-5-33 鈴木ビル 3F
・URL:https://www.qurumu.jp/
・業務内容:「宮崎のいいものを、くるんでとどける」をコンセプトに宮崎をはじめとした自治体や企業のPRを担うコンテンツプロダクション。東京の大手広告代理店や出版社での編集・ライティング経験のあるメンバーが知見を生かし、メディア「ひなた宮崎経済新聞」の運営や各種コンテンツ制作を担う。また宮崎エリアを中心としたライター養成講座の実施なども手がける。



プレスリリース提供:PR TIMES

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