プレスリリース
建設業界において重要性が高まるBIMプロセスを理解・活用できる人材育成を支援
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丸紅アークログ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:井谷 嘉宏、以下:当社)は、東北大学工学部においてBIMをテーマに講義をしました。2024年11月7日(木)~11月26日(火)に実施した本講義は、工学部の専門教育科目である創造工学研修(テーマ:情報・AI・データ科学と建築環境デザイン)の一環として行われ、学生は建築分野におけるデジタル化推進の重要性を学び、BIM(※1)データの活用による設計と構成プロセスを体験しました。
※1 BIM(ビム)は、「Building Information Modeling」の略称。コンピューター上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様、性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築すること。
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※国土交通省・建築BIM推進会議「建築BIMの将来像と工程表」(2019.9)より引用
■研修の背景
日本の建築業界では、建設技能者の高齢化による人手不足や長時間労働が指摘されており、生産性向上が課題となっています。
そのため、BIMの導入が設計から施工、管理に至るまで幅広いプロセスで重要性を増しています。 国土交通省は「2023年までに小規模を除く全ての公共事業にBIM/CIMを原則適用」すること、また「2026年春、建築確認におけるBIM図面審査を開始」することを発表しており、建築業界が直面する課題解決の手段として積極的にBIMを推進しています。
しかし、BIMの効果的な活用を進めるにあたっては、BIMに関する知識やスキルが建設技能者に不足していることが課題となっています。その理由として、以下の点に着目しました。
・BIMを習得するまでの業務負担が大きい
・BIMに関わるマーケット需要と教育現場の不一致
この課題に対応するため、学生のうちからBIMデータの活用方法に触れてデジタル技術を駆使した実践的なプロセスを体験することで、学生の自由な発想と創造性の向上にもつながることを期待しています。
■研修の内容
本講義では、Autodesk社が提供するBIMソフトウェア「Revit」を使用し、建築建材とBIMをつなげるプロセスを、理工系分野の学生計12名に体験してもらいました。
前半のセッションではBIMの基礎知識とソフトの基礎操作方法、並びにモデリング技術を、後半ではArch-LOGのBIMデータを利用し応用技術と実践的なアウトプットの作成方法を学べるカリキュラムとしました。
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本講義では、当社にて企業向けBIM導入トレーニングなどのコンサルティングを行う照沼がゲストスピーカーとして担当しました。
■参加学生のコメント
- Revitは便利なソフトであると感じました。ただRevit特有の用語や動きを覚える必要があるためこういった講習を受けていないと慣れるまでが大変だと感じました。設計の授業でソフトを使って3D展開しても現実感が薄いパースができていましたが今回Revitで作成したデータが写真で撮ったような建物になり驚きました。- 建築側もリアリティのある提案ができ、建築を勉強していない相手にもイメージの共有がしやすいと感じました。
■当社 照沼 詩子のコメント
この度の講義では、Autodesk Revitの操作を通じて、BIMのモデリングからArch-LOGの「Iray for Revit」を活用したフォトリアルレンダリングまで、BIMの構造的な流れを体験的に学んでいただきました。また、講義では、東北大学の石田助教より建築的な補足をいただき、実践的かつ学問的な視点を融合した充実した内容となりました。
■丸紅アークログについて
建設業界に新たな価値を創造できるデジタルデータプラットフォームを目指し、建設業界のためのデジタルデータプラットフォーム「Arch-LOG」を運営しています。建材メーカーは自社建材をデジタルデータとして掲載。利用データはマーケティングにも活用できます。建材を探す利用者は、建材の選定からプロジェクト単位での管理、オンラインで利用できる仕上げ表やBIMデータ活用などを登録無料で利用可能です。
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■会社概要
社名:丸紅アークログ株式会社
所在地:〒105-0023東京都港区芝浦1-3-3 浜松町ライズスクエア2階
代表者:井谷 嘉宏(代表取締役社長) 設立:2019年6月27日
URL:https://m-arch-log.com/(コーポレートサイト)/ https://www.arch-log.com/(サービスサイト)
事業内容:建設業界のためのデジタルデータプラットフォーム「Arch-LOG」の運営
プレスリリース提供:PR TIMES