プレスリリース
AI頭痛問診で頭痛患者さんと頭痛診療医を救いたい
糸魚川総合病院 脳神経外科医長 勝木将人は人工知能(AI)による頭痛問診アプリ「AI頭痛問診こむぎ」の開発に着手することを発表しました。
頭痛で悩んでいる患者さんと頭痛診療で困っている医師を助けるために、AI頭痛問診アプリの開発に着手します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/115401/7/resize/d115401-7-74069e915deaab115fc8-0.jpg ]
糸魚川総合病院は糸魚川市などと協力して頭痛の疫学調査や啓発活動を行ってきました。生活に支障をきたす片頭痛の有病率が10%弱、痛み止めの飲み過ぎによって悪化した状態である薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)の有病率が2.3%であることなどを明らかにしました。
参考:15-64歳の2.32%が痛み止めの使いすぎによる頭痛(薬剤使用過多による頭痛、薬物乱用頭痛) になっている可能性 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000115401.html
不適切な治療による頭痛悪化を防ぐために、頭痛に関する啓発活動を行い、「頭痛は痛いときに用いる痛み止めだけでなく、痛くならないようにする予防治療が重要であること」を広く伝えた結果、糸魚川市民の頭痛に関する知識は啓発前に比べて向上しました。正しい知識を知ることで、病院の受診に繋がり、適切な治療を受けることで頭痛がなくなり、生活が快適になる方が多くいらっしゃいます。
参考:行政・学校・病院による頭痛啓発活動 糸魚川ジオパーク 頭痛啓発キャンペーン 地域に根ざした頭痛啓発活動の世界初の成功として評価されHeadache誌に掲載 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000115401.html
これらの調査と啓発活動を通じて、次のことがわかりました。
・患者さんの中には「自分の頭痛は治療の必要がない」と思いこんでいる方がいる。
・せっかく病院で頭痛のことを医師に相談しても、医師が頭痛に詳しくないため、きちんと話を聞いてもらえず辛い思いをしたことがある。
・頭痛の予防治療でよくなることを患者さんも医師も知らない。
[画像2: https://prtimes.jp/i/115401/7/resize/d115401-7-e34e53097ff7db7b523d-1.jpg ]
これらの患者さんや医師の誤った考え方を直し、積極的な受診・治療につなげることで、頭痛で困っている方を救う必要があります。そのためには、患者さんが頭痛について正しく理解し、病院を受診しようと思ってもらうこと、そして医師の頭痛診療の負担を軽くし、医師の頭痛診療をサポートすることが大切だと考えます。
AI頭痛問診こむぎは、これらの解決に役立つAIとして開発されています。デジタル化が進む中でこのAIが普及することにより、地域の偏在などなく頭痛の正しい知識の普及と適切な診療水準を達成し、頭痛患者さんと頭痛にかかわる医師の両方が幸せになることを目指しています。
AI頭痛問診こむぎ:https://ktk1122nigt2.wixsite.com/ai-headache-komugi
糸魚川総合病院
〒941-0006新潟県糸魚川市大字竹ケ花457-1
025-552-0280 (代表)
問い合わせ先:脳神経外科 医長 勝木将人
[画像3: https://prtimes.jp/i/115401/7/resize/d115401-7-45dfe6b4c84f566af197-2.jpg ]
プレスリリース提供:PR TIMES