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株式会社バイオマスレジンホールディングス

バイオマスレジンホールディングス、Visionドリブンホールディングスと資本業務提携を締結

(PR TIMES) 2023年11月10日(金)15時15分配信 PR TIMES

お米×テクノロジーで社会課題解決を目指す株式会社バイオマスレジンホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:神谷 雄仁、以下当社)は、Visionドリブンホールディングス株式会社(本社:富山県高岡市、代表取締役社長:花田 将司、以下Visionホールディングス)と資本業務提携を締結しました。これと同時に、当社が開発するコメ由来の生分解性樹脂「ネオリザ」を用いた農業資材における共同開発を進めて参ります。
背景


当社は2021年よりコメ由来の生分解性樹脂「ネオリザ」を京都大学と協同開発しており、土壌における微生物の働きにより水と二酸化炭素に自然分解する機能を有していることから、石油由来プラスチックに代替される環境素材として農業分野における用途展開が期待されていました。
農業生産分野において、従来徐々に肥料成分が溶けだす被膜肥料材をコーディングする素材にプラスチックが使用されており、これらがマイクロプラスチックとして土壌に残り、海洋汚染に繋がることから対策が必要になっていました。これに対し2022年12月に三洋化成による「ネオリザ」を用いた被膜肥料材の開発に成功し、海洋プラスチック汚染の解決に繋がるとして2025年の上市に向けて実証実験を開始しています。
Visionホールディングスはグループ傘下に培土・土壌改良資材等の製造・販売を手掛けるいなほ化工株式会社と、肥料・土壌改良資材の製造・販売を手掛ける関東電工株式会社と連携し富山県、秋田県、岩手県、群馬県に製造拠点を有し、生産者のニーズに対応した農業資材開発のノウハウを持っています。
当社が持つ生分解性技術と、Visionホールディングスの農業資材開発ノウハウをかけ合わせ、環境課題の解決を目指していきます。

生分解性市場の現状と今後の普及見込みの予測


バイオマスプラスチックの世界市場は2028年までに約208億米ドル*1に達すると予測されており、日本政府は2030年までに国内197万トンのバイオマスプラスチック導入を目指しております。現状プラスチック原材料生産量からみるバイオマス素材シェアは0.8%と普及の余地が期待されており、我々がターゲットとする主な農業資材は被膜肥料、マルチフィルム、吸水性高分子ポリマー(SAP)です。各商材における生分解性の普及見込みは2025年に397,000トンと予測しており、延べ約3%の12,100トンを導入目標に掲げております。
一方、経済合理性の理論に基づき海外で製造された安価な素材を調達し、輸送に係るエネルギーコスト(CO2排出量等)を度外視した製品の供給が留まらないことも普及を阻む要因となっています。当社はこうした現状を変えていくべく、サプライチェーンの上流から徹底した環境課題ファーストに取り組む意志を持つ企業と積極的なパートナーシップを結び、さらに消費者自らに選ばれる存在として市場での存在感を高めることで中流から下流の環境ファーストに対する意識変容に向け日々チャレンジしております。

*1  バイオプラスチック市場(株式会社グローバルインフォメーション)
*2  農業用生分解性資材普及会

今後の展望


本提携により生分解性樹脂「ネオリザ」を用いた農業資材開発を進め、当社グループの株式会社スマートアグリ・リレーションズを通じて販売を行う予定です。
当社はもったいないお米の利活用だけでなく、ビジネスを通じた社会課題解決を目指しており、
SDGsに掲げる「陸と海の豊かさを守る」「パートナーシップで目標を達成しよう」を推進し、脱炭素社会の実現に向けコミットし続けてまいります。

提携各社代表のコメント


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112847/7/112847-7-9715ea72a3d240fdd5fa4003e560be0a-591x827.jpg ]

株式会社Visionドリブンホールディングス 代表取締役社長  
花田将司
昨今、世界で進む脱プラスチックの潮流、そして化石燃料から再生可能な資源への移行は各分野でも止まらず、植物由来のバイオマスに代替されていっています。一方で、国内の有数な資源であり、この国の象徴である「お米」をもとにバイオプラに変え、日本のあらゆる事業への展開を行うことに心から賛同しました。食用米の消費低迷、儲からない稲作農業と言われ、若者の農業への参入が起きず、年々耕作放棄地が増えることによる、この素敵な日本の景観が損なわれることに危惧しています。その社会課題を解決できる、また俯瞰的にみると経済面、安全保障観点で見ても、国益に寄与できるものと考えています。これからバイオマスレジンホールディングス社と連携を図り「ネオリザ」を農業市場に展開すると共に、様々な事業展開を行っていきたいと思っております。どうぞご期待ください。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112847/7/112847-7-e37d150541e66dc970bd77cec7ae4f7c-2196x2700.jpg ]


株式会社バイオマスレジンホールディングス 代表取締役CEO 
神谷雄仁
これまで多くの事業者からのニーズを受け、京都大学と共同で生分解性樹脂「ネオリザ」の研究開発に取り組んで参りました。国内はもちろんアジアでは生分解性市場の需要が急激に高まっており、問い合わせも多くいただいています。農業生産者にとって重要な土壌改良資材の開発販売ノウハウを持つVisionドリブンホールディングス社とこの度手を組ませていただき大変光栄に感じております。当社の持つ技術を活用し、農業生産分野におけるプラスチック問題の解決に向け共に取り組みを進めていく所存です。どうぞご期待ください。


【株式会社バイオマスレジンホールディングス】
本社:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング EGG
設立:2020年3月10日
資本金:10,000万円(2022年6月現在、資本準備金を含む)
代表者:代表取締役CEO 神谷 雄仁
事業内容:バイオマス資源を利用したプラスチック樹脂原料の製造・販売及び研究開発
HP:https://www.biomass-resin.com/
Biomass Channel:https://www.youtube.com/@biomasschannel5671
X(旧Twitter):https://twitter.com/biomassresin

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/112847/7/112847-7-6043a11d7249e086ae2fd26b51984012-1668x834.jpg ]



プレスリリース提供:PR TIMES

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