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企業の従業員スキル「底上げ」研修のトレンドは?

(PR TIMES) 2022年10月01日(土)18時40分配信 PR TIMES

Udemy、調査結果2022を発表 - 階層別研修の実態と課題について

オンライン学習・教育のリーディングカンパニーであるUdemy(ナスダック:UDMY)は本日、社員を階層別に分けて実施する社内教育の一部である「階層別研修」について、日本の企業116社を対象にその内容や課題を調査した「階層別研修の現状と課題調査結果 2022(※1)」を発表しました。
企業を取り巻く環境が大きく変化している今、持続的に企業価値を高めていくために、人材を「資本」として捉え、柔軟かつ効果的な能力開発に投資することの重要性が説かれてきました。デジタル化やコロナ禍における変化を受け、ますます人材戦略をどのように経営戦略と連動させていくかが、企業の課題となっています。また、2022年5月に経済産業省が発表した「人材版伊藤レポート2.0(※2)」では「人材戦略」の実現に関してアイディアが提示され、急速に変化する経営環境の中で、人的資本経営の重要性が注目されています。社員のリスキル・学び直しに取り組むうえで、多くの企業が、新人研修や若手・中堅・管理職研修など、従来、企業研修の中核であった階層別研修の見直しに着手しています。

本調査では、階層別研修の実施状況や課題について、Udemy Businessを導入している国内企業100社以上の人事・研修担当者について聞きました。

研修内容 - OAスキルよりロジカルシンキングやプレゼンスキルを習得してもらいたい
企業でどのような研修が実施されているのか、階層別研修内容の調査結果から企業内定者・新人に学んでもらいたいトップ3のスキルは「ビジネスマナー」が90%、ついで「プレゼンテーション・コミュニケーション」スキルが64%、「ロジカルシンキング・デザインシンキング」が49%であることが判明しました。
一方で、業務を進めるのにあたり必要となるMicrosoft Power Point、Word、Excelなどの基本的な「OAスキル」については、わずか34%のみが研修をおこなっていることがわかり、プレゼンやロジカルシンキングをより重要視している企業が多いことが読み取れます。

[画像1: https://prtimes.jp/i/100811/7/resize/d100811-7-0c3c5e21336960bc2571-2.jpg ]


また、若手・リーダー研修では「リーダーシップ」が66%でトップとなり、ついで「ロジカルシンキング・デザインシンキング」が57%、「プレゼンテーション・コミュニケーション」スキルが51%、「コーチング・マネジメント」が51%と、ここでも基礎能力よりも考え方や理解・意思疎通能力の方が重要視されていることがわかります。

[画像2: https://prtimes.jp/i/100811/7/resize/d100811-7-82a34fd3e376072e7468-3.jpg ]


またどちらの階層においても「OAスキル」よりも「プログラミング・データ分析」が上回り、約50%~60%の企業が取り入れていることがデータからわかりました。これは、これからの時代に必要となるパワースキルは、基礎能力や高度な専門知識に関係するものだけではなく、課題を見つけ明確なビジョンをもって解決に導く人材が必要と考える企業が増えたからだと推測されます。経済産業省が今年4月に発表した「未来人材ビジョン(※3)」でも人材の能力において現在は「注意深さ・ミスがないこと」、「責任感・まじめさ」が重視されていますが、将来は「問題発見力」、「的確な予測」、「革新性」が一層求められることが予測されています。

研修形式 - 全階層において半数以上がオンラインと対面のハイブリット式を採用
今年度の研修の実施形態について階層別に聞いたところ、「オンライン・対面の両方を組み合わせて実施している」と回答したのが全ての階層において半数以上でした。これは、在宅勤務をはじめとしたリモート勤務、リモートとオフィス勤務を組み合わせたハイブリット勤務の定着、ジョブ型雇用といった新形態の働き方に合わせ、企業も柔軟な研修形式を採用しているようです。

[画像3: https://prtimes.jp/i/100811/7/resize/d100811-7-bf3f393c2f7cdc8e1100-1.jpg ]


研修における課題 - 研修の費用対効果が気になる一方で、忙しくて見直しや改善をする余裕がない
階層別研修において最も課題として挙げられたのが「費用対効果が低い・明らかでない」で45%でした。ついで挙げられたのが「研修担当者が多忙で改善する余裕が無い」で33%で、費用対効果の検証や改善を研修担当者がやりたいと思っていても、それに割く時間がないようです。

[画像4: https://prtimes.jp/i/100811/7/resize/d100811-7-c5a6b4ff706c55d7659f-4.jpg ]


リモート/ハイブリット勤務の定着により、多様化する学習ニーズへ対応した研修と、研修後の行動変容を評価し費用対効果を明らかにすることが求められています。一方で、多くの研修担当者が多忙さを感じており、既存の研修を見直すための十分な時間を確保しづらいことも明らかになりました。

Udemy「階層別研修の現状と課題調査結果 2022」レポートはこちらからダウンロードいただけます。
http://ude.my/jp_ufb_ebook_learninglandscape

今後、リスキル・学び直しの必要性が高まるなか、企業の学習・能力開発へのより包括的な支援が求められており、Udemyとして一層ご期待にお応えできるようサービス拡充を進めて参ります。

Udemyについて
Udemy(ナスダック:UDMY)は、組織や個人のスキルを高めることを目的として柔軟で効果的な能力開発の場を提供しています。個人向けのUdemyのマーケットプレイスプラットには、数十カ国以上で何千もの最新講座があり、学習者、講師、企業がそれぞれの目標や最大の可能性を達成するのに必要なツールを提供しています。プログラミングやデータサイエンス、そしてリーダーシップやチームビルディングに至るまで、何百万人もの人々がさまざまなトピックについて、各分野の専門家からUdemyを通じて学んでいます。法人向けのUdemy Businessでは、定額で何千もの講座や学習分析ツール、自社コンテンツの配信機能を含む受講管理システムを提供しており、Fender Instruments、Glassdoor、On24、世界銀行、フォルクスワーゲンなどの世界的企業が利用していますUdemyはサンフランシスコに本社を置き、トルコのアンカラ、テキサス州オースティン、マサチューセッツ州ボストン、カリフォルニア州マウンテンビュー、ダブリン(アイルランド)、メルボルン(オーストラリア)、ニューデリー(インド)、サンパウロ(ブラジル)にハブ機能を備えたオフィスを構えています。

※1 階層別研修の現状と課題調査結果 2022
■調査対象 :Udemy Businessを導入している上場および非上場企業の人事担当者
■調査期間 :2022年8月1日(月)〜 8月22日(月)
■調査方法 :オンライン調査
■サンプル数 : 国内企業116社
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がございます。

※2 人材版伊藤レポート2.0
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220513001/20220513001.html

※3 未来人材ビジョン
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf

Microsoft、Excel、PowerPointは、マイクロソフトグループの商標です。



プレスリリース提供:PR TIMES

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