プレスリリース
全国大学 環境報告書2022年度フロン対策調査 東北大学と長崎大学を「Aランク」に
一般社団法人日本冷媒・環境保全機構が独自の調査に基づき、全国の国立大学・公立大学・私立大学で公開されているフロン類対策を5段階にランク分けした、2022年度版の格付けランク調査報告として発表させていただきます
一昨年に、東証一部上場企業1350社を対象として各社の統合報告書や環境報告書などをJRECOが独自に調査して「第1回フロン格付けランク」を発表させていただきました。そして、昨年東証プライム企業1840社を対象として各社の統合報告書や環境報告書をJRECOが調査して「第2回フロン類対策格付け」を発表いたしました。
その2回の発表による企業からJRECOに対しての反響もあり、なぜ自社はAランクに入らないのか、何処を改善すればAランクになるかなどお問い合わせがあり、各社における環境への意識の大きさやSDGs対策などへの取り組みを感じた所であります。
2019年より国際基準でスタートしております「キガリ改正」(HFCの段階的な生産削減)などへの関心が注目される中、JRECOでは全国の国立大学・公立大学・私立大学では、どのようにフロン類機器管理を行っているのか、環境報告書の調査を実施させていただきました。その集計結果として「全国大学 環境報告書2022年度フロン対策調査」を発表させていただきました。
調査の結果、国立大学では2校がAランクとなり、公立大学・私立大学においては、残念ながらAランクの大学がございませんでした。どの大学も環境関連の各種テーマとして国際協力、海外の貧困問題解決への教育面での協力や地域の生態系改善活動などアピールされております。また、SDGs13(地球温暖化抑制への取組)に関連して省エネ対策として空調機器の高効率化などへの対策の記事記載は確認できますが、フロン排出抑制法への対策や、保有機器の点検などといった記載が見られないのは大変残念な思いです。このような事実を関係者やほかの皆様方にも知っていただき、どの大学においてもフロン類機器の保有台数はかなりの数になることは間違いないかと思いますので、点検・整備・管理の徹底をお願いするところであります。
プレスリリース提供:PR TIMES