プレスリリース
シーメンス、LG Energy Solutionと覚書を締結:バッテリー製造の知能化の分野で提携
・サプライチェーンにおけるカーボンフットプリントを最小化、ESG目標をサポート
・最初の協業は、テネシー州にあるUltium Cells LLCで実現
・シーメンス、バッテリー製造技術の進歩と効率化のための技術パートナーとしての地位を強化
【URL】https://press.siemens.com/jp/ja/pressrelease/pr-20211214
シーメンスは、世界有数のバッテリーメーカーであるLG Energy Solution(LGES)と、バッテリー製造分野、特に生産工程のデジタル化における連携を強化するための覚書(MoU)を締結しました。ソウルのLGES本社で、シーメンスAG取締役 デジタルインダストリーズCEOであるセドリック・ナイケとLGESのCEOであるYoung Soo Kwon氏が署名したこのMoUに基づき、両社は、世界各地のLGESの生産施設で、バッテリー製造の知能化プロセスを促進していきます。
LG Energy SolutionのCEOであるYoung Soo Kwon氏は次のように述べています。「シーメンスAGとのパートナーシップは、LG Energy Solutionの製造プロセスのデジタル化を効果的に推進し、最終的にLGESがお客様に最高のサービスを提供することを可能にすると信じています。特に、LGESが世界的に生産拠点を拡大しながら製品の品質を引き続き向上させていく上で、バッテリー生産時の製造の知能化プロセスは不可欠な要素となってきています。」
「カーボンニュートラルなモビリティの未来のためには、高性能バッテリーが必要です。バッテリーは電気自動車市場の中核を担っています。シーメンスとLGESは、バッテリー製造の飛躍的進歩に取り組みます。シーメンスの技術によってこの重要な変革を実現できることを誇りに思います。」と、シーメンスAG取締役デジタルインダストリーズCEOセドリック・ナイケは述べています。「今回の提携は、シーメンスが技術に特化した企業であることを強調するものです。世界有数のバッテリーメーカーとの協力は、シーメンスがバッテリー市場において深い業界のノウハウを持っていることのあらわれです。」
今回の戦略的提携により、LGESは世界の工場にスマートなバッテリー製造プロセスを導入できるようになります。このパートナーシップにおける最初の協業は、テネシー州にあるLG Energy SolutionとゼネラルモーターズのジョイントベンチャーであるUltium Cells LLCで実現し、2023年に生産を開始する予定です。さらに、今回の提携により、LGESは、事業運営のサステナビリティを高める目的で、サプライチェーンマネジメント全体のカーボンフットプリントを削減することが可能になります。
オートメーションと産業用ソフトウェアの分野をリードするサプライヤーであるシーメンスは、包括的なデジタルエンタープライズ製品ラインと、バッテリー産業における業界のナレッジを提供します。これにより、LGESはデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略を加速できます。さらに、シーメンスAGは、バッテリー製造技術の進歩と効率化のための技術パートナーとしての地位を強化することで、急成長するバッテリー業界の発展に貢献していきます。
また、両社は、最高の品質の製品を適切なタイミングで提供するために、設備の安定稼働を実現するデジタルツインのロードマップの構築でも協力していきます。また、両社はLGESに就職を希望する学生を対象としたバッテリー技術研究所(IBT)内での養成プログラムの開発も行います。
[画像: https://prtimes.jp/i/88631/7/resize/d88631-7-8de9f83695e20f1a2e79-0.jpg ]
左から:, LG Energy Solutions CPOであるMyung Hwan Kim、同社CEO兼副会長であるYoung Soo Kwon、Siemens AG 取締役兼デジタルインダストリーズCEOセドリック・ナイケ、同社デジタルインダストリーズ ファクトリーオートメーションCEO レイナー・ブレーム
【参考資料】
本資料はシーメンス AG(ドイツ・ミュンヘン)が2021年12月14日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に抄訳したものです。本資料の正式言語はドイツ語・英語であり、その内容および解釈については両言語が優先します。関連資料は以下の URL よりご覧いただけます(英文)。 https://sie.ag/3s4z9aE
■ シーメンス AGについて
シーメンス AG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、インダストリー、インフラストラクチャー、交通、ヘルスケアを中核事業とするテクノロジーカンパニーです。資源効率の高い工場、弾力的な供給網、スマートなビルや送電網から、清潔で快適な交通、先進医療に至るまで、目的をもったテクノロジーを開発することで、お客様のために実質的な付加価値を提供します。シーメンスは、デジタルと現実世界を結びつけることで、顧客企業が産業や市場を変革するための力になり、数十億という人々の日常を変えていく上での支えとなります。またシーメンスは、世界的な大手医療技術プロバイダーとしてヘルスケアの未来を創造する上場企業Siemens Healthineersの過半数の株式を保有しています。さらにシーメンスは、送電および発電分野における世界のリーダー企業シーメンスエナジーの過半数未満の株式を保有しています。2021年9月30日に終了した2021年度において、シーメンスグループの売上高は623億ユーロ、純利益は67億ユーロでした。2021年9月30日時点の全世界の社員数は30万3000人です。詳しい情報は、http://www.siemens.comにてご覧いただけます。
■ 日本におけるシーメンスグループ
シーメンスは、1887年に東京・築地に初めてのオフィスを開設して以来、130年以上にわたり日本のお客様から信頼を寄せられるパートナーとして尽力してまいりました。海外のシーメンス同様、都市化、人口動態、気候変動、グローバル化、そしてデジタル化といったメガトレンドに対して最適なソリューションをご提案しています。シーメンスは先進的な製品やサービス、ソリューションにより、お客様に競争優位性をご提供しつづけるとともに、昨今の環境問題に対応してまいります。2021年9月末に終了した2021年度において、日本のシーメンスの売上高は約1625億円、社員数はおよそ2,500人です。詳しい情報はhttp://www.siemens.com/jp にてご覧いただけます。
プレスリリース提供:PR TIMES