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独立行政法人国際交流基金

2021年度「国際交流基金地球市民賞」受賞団体決定

(PR TIMES) 2022年02月01日(火)16時45分配信 PR TIMES

一般社団法人 エル・システマジャパン(東京都千代田区)、学校法人 ムンド・デ・アレグリア(静岡県浜松市)、特定非営利活動法人 名古屋難民支援室(愛知県名古屋市)

国際交流基金(JF)は、1985年から国際文化交流を通じて日本と海外の市民同士の結びつきや連携を深め、相互の知恵やアイディア・情報を交換し、ともに考える団体に対して「国際交流基金地球市民賞」を贈呈しています。
このたび、第37回となる2021年度の受賞団体に、一般社団法人 エル・システマジャパン(東京都千代田区)、学校法人 ムンド・デ・アレグリア(静岡県浜松市)、特定非営利活動法人 名古屋難民支援室(愛知県名古屋市)の3団体が決定しました。
2021年度「国際交流基金地球市民賞」受賞団体

■一般社団法人 エル・システマジャパン (東京都千代田区 代表:代表理事 菊川 穣)
<東日本大震災で被災した子どもたちが音楽を通してたくましく成長>

■学校法人 ムンド・デ・アレグリア (静岡県浜松市 代表:校長 松本 雅美)
<外国ルーツの子どものための学校をつくり教育問題に立ち向かう>

■特定非営利活動法人 名古屋難民支援室(愛知県名古屋市 代表:代表理事 名嶋 聰郎)
<東海地域唯一の難民支援NPO>
[画像1: https://prtimes.jp/i/79420/7/resize/d79420-7-dd9f7fd668b75e8bb8be-3.png ]


■一般社団法人 エル・システマジャパン
【所在地】東京都千代田区神田小川町3-24大栄堂第2ビル 3階
【代表者】代表理事 菊川 穣
【設立】 2012年
【ウェブサイト】https://www.elsistemajapan.org/

<授賞理由>
◆子どもたちが音楽を通して生きる力を育む
エル・システマとは、オーケストラ活動を通じて貧困等の社会課題に取り組むことを目的に、南米ベネズエラで始まった音楽教育プログラムである。このプログラムを日本で展開する同団体は、福島県相馬市という東日本大震災と原発事故で甚大な被害を受けた町で、日常を失った子どもたちに何か生きる希望を持ってほしいとの思いから設立された。その活動は、その後岩手県大槌町、長野県駒ヶ根市まで広がり、海外の子どもたちと合同でオーケストラやコーラスの練習、コンサート開催にまで至るという大きな成長を見せている。音楽を通じて子どもたちが世界とつながり、自分に自信を持つよう工夫された活動であり、同時に地域活性化にも貢献している。

<受賞団体のコメント>
地球市民賞受賞の喜びを、活動を支える全ての仲間と共有したいです。10年前の今頃、日々悶々と考えていました。被災地の子どもたちの未来をつくるために、エル・システマは何ができるのかを。資金はなく、実現できる保証は全くありませんでした。そうした中、志の高い地域の人々や、背中を押し、支援してくれた国内外の応援団がいました。心より感謝の気持ちを伝えたいです。これからも、ますます精進していきたいと思います。
[画像2: https://prtimes.jp/i/79420/7/resize/d79420-7-75857414fcfb735d7d55-0.png ]


■学校法人 ムンド・デ・アレグリア
【所在地】静岡県浜松市西区雄踏町宇布見9611-1
【代表者】校長 松本 雅美
【設立】 2003年
【ウェブサイト】http://www.mundodealegria.org/index.html

<授賞理由>
◆かけはしとなる「ダブルアドバンテージ」の人材を育成
静岡県浜松市には、数多くの南米からの日系二世・三世が居住し、地域の企業の生産現場を支えている。長きにわたり地域で働き、子どもが生まれ、家族と共に地域住民として生活をしているが、地域で公教育を受ける際には、職場での環境以上に言葉の壁が高くそびえ立ち、子どもたちが教育現場で辛い立場になる場面も多々生じてきた。その状況に課題を感じた地域の日本人女性が、外国人学校ムンド・デ・アレグリア学校を設立し、幼稚園から高校生の外国人の子どもたちが、日本と母国の両方に対応した教育を受けられるようになった。さらには、進学や就職等の進路相談にも対応し、一人ひとりが自分の未来を切り拓くサポートを行い、国籍や年齢にかかわらないダイバーシティ社会実現への一助となっている。


<受賞団体のコメント>
この度は栄えある賞をいただき誠にありがとうございます。
教職員一同の努力が報われ、学校に集う南米の子どもたちの存在意義が認められたように感じております。
ムンド・デ・アレグリア(スペイン語で「歓びの世界」)という名前の通り、まさに歓びの世界を感じました。
地球市民、そう、私たちは何人であれ、母なる地球に誕生し平和で安全に仲良く暮らしていくことがそれぞれにとっての幸せであり、心の平和だと感じています。この賞をいただき、さらに精進し「すべての子どもたちに学ぶ歓び」の実現を目指していきます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/79420/7/resize/d79420-7-7e2ace9afee915c653c9-2.png ]



■特定非営利活動法人 名古屋難民支援室
【所在地】愛知県名古屋市中区丸の内2-1-30丸の内オフィスフォーラム601
【代表者】代表理事 名嶋 聰郎
【設立】 2012年
【ウェブサイト】https://www.door-to-asylum.jp

<授賞理由>
◆難民(及び難民申請者)を支援する東海地方唯一のNPO
名古屋難民支援室は、難民申請の手続きや申請中の生活支援、手続き後のサポート等、長期に寄り添う必要がある難民を対象に支援活動を行ってきた弁護士や大学教員らが、2012年に設立した東海地方唯一の難民の拠り所である。法的な手続きだけでなく、社会的な保障がない難民からの年間1,000件以上に上る相談に対応。フードバンクを通じた食料支援や難民認定後の地域での定着支援等、相談者へのヒアリングを重ねながら幅広いサポートを行っている。コロナ禍で困窮する難民からの相談も急増する中、近年は難民への理解を広めるための啓発活動にも力を入れており、多様な担い手が連携しながら難民を支える取り組みが地域に浸透しつつある。

<受賞団体のコメント>
この度は、地球市民賞をいただき、誠にありがとうございます。
日本に逃れ、東海地域に暮らしている難民の人々、難民支援のためご協力いただき、応援してくださる地域の
支援団体や弁護士、そして個人の皆さま、弊団体の役員やスタッフとこの賞を分かち合います。
地球市民として、今後も難民の人々のために尽力し、より良い社会を築いていけるよう、努力し続けます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/79420/7/resize/d79420-7-7b8a71fc0cb469994a7d-1.png ]



■国際交流基金(JF)について(https://www.jpf.go.jp/j/index.html
国際交流基金(JF)は世界の全地域において、総合的に国際文化交流事業を実施する日本で一の専門機関です。1972年に外務省所管の特殊法人として設立され、2003年10月1日に独立行政法人となりました。海外に24か国・25の拠点を持ち、「日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむ」をミッションに掲げ、世界の人々と日本の人々の間でお互いの理解を深めるため、さまざまな企画や情報提供を通じて人と人との交流をつくりだしています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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