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Medii、日本ベーリンガーインゲルハイムと提携し、専門医知見を最大化する取り組みを開始

(PR TIMES) 2022年03月18日(金)14時45分配信 PR TIMES

間質性肺疾患領域において地域偏在の課題解決を目指す

 難病等の専門医の知見をオンラインで全国に届ける『E-コンサル(R)』を提供する株式会社Medii(東京都渋谷区、代表取締役医師:山田裕揮、以下Medii)は、このたび日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(東京都品川区、代表取締役 医薬事業ユニット統括社長:シャシャンク・デシュパンデ、以下「日本ベーリンガーインゲルハイム」)と連携し、肺線維症、間質性肺疾患等の専門医の知見をシェアし患者様に最適な治療方法を提供する『E-コンサル(R)』プラットフォーム運営の取り組みを開始いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/60898/7/resize/d60898-7-1eba0815267962f908aa-0.png ]



課題背景


 Mediiは地域に不足する専門医の知見を、それを求める医師に届けることをミッションに、ドクターがドクターにオンラインで相談できるプラットフォーム『E-コンサル(R)』を提供しています。

 間質性肺疾患は、肺の換気を行う肺胞の壁の部分である「間質」で炎症などが生じる病気の総称です1)。そのうち、肺の間質に炎症が起こり、間質の壁が硬くなって(線維化)呼吸がしづらくなる病気を、肺線維症といいます。肺線維症は、進行すると予後にかかわる可能性のある疾患です 。また、一度線維化した部分が元の状態に戻るのは難しいことがわかっています2)。
 肺線維症の原因は多岐に渡りますが、中には、既存の薬物療法のみでは肺の線維化が進行するものもあります3)4)。進行と共に急激な症状の悪化が起こることもあり、進行を見極めて抑えるためには、早期発見・早期治療開始が極めて大切です。しかし、治療開始の判断やタイミングは専門医間でも意見が分かれるところである上に、専門医は都市部の大病院などに”偏在”しているのが現状であり、専門医の不足する地域医療現場では早期発見・最適な治療に課題が存在する可能性があります。

 そこで今回Mediiは、間質性肺疾患領域における科学的知見を有する日本ベーリンガーインゲルハイムと提携し、膠原病に伴う間質性肺疾患をはじめ、肺線維症の患者を診察する医師向けに、同領域専門医の貴重な知見をシェアし適切な治療に繋げるための支援プロジェクトとして『E-コンサル(R)』を提供することといたしました。



実施概要


 『E-コンサル(R)』を通じて、医師に間質性肺疾患に対する最新情報、過去の類似症例を参照できる症例バンクの提供、専門医に1対1のオンライン相談が可能なシステムの提供を通じて、対応に悩む医師を、Mediiに登録する専門医チームがサポートする取組みを行います。

 『E-コンサル(R)』により、膠原病に伴う間質性肺疾患をはじめ、肺線維症患者を診察する医師にとっては治療方針を決めるにあたって有用な専門医の知見並びに最新の情報を得られるようになり、より適切なタイミングでの治療方針の提案が可能となります。両社で医療連携を活性化し、患者の治療体験向上に寄与することを目指してまいります。なお医療連携の先駆けとなる本取り組みは、2022年4月頃より提供を開始する予定です。

 Mediiは本取り組みを契機として、『E-コンサル(R)』を中心とした専門医の知見を最大化する仕組みを広め、
あらゆる疾患に苦しむ患者の治療体験向上を推進してまいります。


【『E-コンサル(R)』とは】 
[画像2: https://prtimes.jp/i/60898/7/resize/d60898-7-ad8eca1bd216fc8b65d5-2.jpg ]

『E-コンサル(R)』は開業医や医療機関に在籍する医師が1対1で、院外や遠方の専門医にチャット機能及びビデオ通話により、コンサルを受けることが可能なプラットフォーム。従来の院内専門医コンサルと同様に自身の専門外の領域に関するアドバイスや、経験豊かな院外の医師からのセカンドオピニオンを得られる。
相談内容に応じて、登録専門医の中から適切な医師をシステムが判断し、登録専門医に相談内容が提案される。
提案された専門医が回答の意思表示することでマッチングが成立する(特許出願 2020-0145514)。地域偏在の課題が大きく知見が行き渡っていない免疫難病や希少難病を中心に全40専門領域を扱っている。 
 現在500 名以上のMedii認定専門医が登録しており、回答までにかかる時間の平均は約45分と迅速に回答に出会えるようになっている。迅速に的確な回答を得られ目の前の患者の治療に活用できる点が評価され、満足度、リピート率も高まっている。現在はリウマチ膠原病内科を含めた免疫難病、間質性肺疾患を中心とする呼吸器内科、
感染症内科、血液腫瘍内科、神経内科、希少難病などの登録専門医を拡充し、偏在率が高い領域に強みを置いている。将来的には地域で足りていない専門医リソースを須くカバーしていくことを目指している。

【会社概要】
「どこにいても より良い医療を 全ての人に」を掲げ、ドクターtoドクターのオンライン専門医相談システムを運営するヘルステック領域のスタートアップ企業。500人以上の専門医が登録し、地域偏在の課題が大きい免疫難病や希少難病を中心に全40専門領域を網羅し、専門知見を必要とする医師とオンライン相談でマッチングしている。代表の山田は現役のリウマチ膠原病専門医であり、同時に自身も免疫難病患者でもある。医師と患者の双方向から捉えた地域医療の課題である専門医偏在問題の解決を目指している。


会社名:株式会社Medii
所在地:東京都渋谷区2丁目6-6 Good morning building by ANRI 201
設立 :2020年2月20日
資本金:100,000,000円
代表者:代表取締役医師 山田 裕揮
事業内容:オンライン専門医相談システム『E-コンサル(R)』の提供
WEB :https://medii.jp


参考文献
1) 杉野圭史: 間質性肺炎の治療と診断. 日呼ケアリハ学誌 28: 190-195, 2019.
2) Travis WD, Costabel U, Hansell DM, et al: An official American Thoracic Society/European Respiratory Society statement: Update of the international multidisciplinary classification of the idiopathic interstitial pneumonias. Am J Respir Crit Care Med 188: 733–748, 2013.
3) 日本呼吸器学会監:特発性肺線維症の治療ガイドライン2017. 南江堂, 東京, 2017.
4) Raghu G, et al : An official ATS/ERS/JRS/ALAT clinical practice guideline : treatment of idiopathic pulmonary fibrosis. an update of the 2011 clinical practice guideline. Am J Respir Crit Care Med 192 : e3–19, 2015.



プレスリリース提供:PR TIMES

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