プレスリリース
〜日本海側初・待望のハウス!9月1日(木)より利用申込の受付を開始。10月1日(土)の利用開始に向け、引き続きご支援をお願いいたします〜
新潟大学および公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(以下DMHC)は、病気の子どもと付き添う家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス にいがた」(以下、「にいがたハウス」)の開所式を、8月30日(火)に実施いたしました。
本施設は、新潟大学の病院地区構内(旭町キャンパス)に、新潟大学およびDMHCが共同で設置し、DMHCが運営を行います。国内12か所目かつ、日本海側では初となるハウスです。
「にいがたハウス」では、9月1日(木)より利用申込の受付を開始。また10月1日(土)の利用開始に向けて、ご寄付や必要物品の提供といったご支援を、引き続き受け付けております。
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(「にいがたハウス」にて行われた開所式のテープカットの様子。壇上は写真向かって左より、新潟大学医歯学総合病院長 冨田 善彦、新潟大学長 牛木 辰男、DMHC理事長 五十嵐 隆、新潟県知事 花角 英世 氏、新潟市長 中原 八一 氏、日本マクドナルド株式会社 代表取締役社長兼CEO 日色 保 氏)
■「にいがたハウス」設立の経緯
遠方に住む小児患者の入院には、親の付き添いが必要です。そのため家族は、自宅と入院先との二重生活による経済的な負荷や、家族と離れて暮らすことによる精神的な負担を感じています。ドナルド・マクドナルド・ハウスは「わが家のようにくつろげる第二の家」をコンセプトとした、病気の子どもとその家族が利用できる滞在施設。上記の負担を軽減する存在です。
県内唯一の特定機能病院として高度医療を提供する新潟大学医歯学総合病院には、県内外から多くの小児患者とその家族が訪れます。そこで新潟大学がDMHCに要請し、共同で「にいがたハウス」を新設。また設立には、新潟県・新潟市にも全面的にご協力いただきました。
■開所式当日の様子
「にいがたハウス」にて行われた開所式では、関係者による挨拶およびテープカットのほか、寄贈品の贈呈セレモニーや応援メッセージの上映を行いました。
寄贈品は、県下の4つの団体様※より県産のお肉、お米、お花、そして手作りのベッドカバーをそれぞれ贈呈いただきました。(※JAグループ新潟 様、新潟県指導農業士会 様、新潟県花き振興協議会 様、新潟万代ロータリークラブ 様)
応援のビデオメッセージをくださったのは、白血病を乗り越えてアルビレックス新潟でサッカー選手として活躍する、新潟県出身の早川史哉選手。さらに、早川選手を含むチームの皆さまから寄贈いただいたサイン入りのサッカーボールとユニフォームも、お披露目しました。また今後は、滞在中のお子さんとご家族を、ホームで開催される試合にご招待いただく予定です。
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■にいがたハウスの概要
住所:新潟市中央区旭町通一番町756番地9
アクセス:タクシーで新潟駅より10分/白山駅より5分
部屋数 :10室(各室に大人用ベッド2台※)※貸出用のベビーベッドやエクストラベッドも用意有
利用料 :1日 1,000円/人(患者は無料)
利用対象者:新潟大学医歯学総合病院、新潟県立がんセンター新潟病院を中心とした新潟市内の病院に入院・通院中の原則20歳未満の患者とその家族
運営開始日: 2022年10月1日(土)
延床面積: 853.79平方メートル
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■利用申込について
2022年9月1日(木)より、利用申込の受付を開始いたします。利用ご希望の方は、利用対象をご確認のうえ、事前にハウスへお電話にてお申込みください。お申込み後、入院の場合には1週間前、外来は3日前に利用の可否が決定します。
申込連絡先:にいがたハウス TEL:025-210-0577
申込手順の詳細(DMHC公式ホームページ):https://www.dmhcj.or.jp/use-house/
■運営費用は、年間約2,000万円。今後も皆さまのご支援が必要です。
ドナルド・マクドナルド・ハウスの運営は100%ご寄付と様々なご支援で成り立っており、運営費用として1施設あたり年間約2,000万円が必要です。
そのため「にいがたハウス」では、ご寄付や必要物品のご提供といった皆さまからのご支援を、今後も継続的に受け付けてまいります。詳細は、下記のDMHC公式ホームページをご覧ください。「にいがたハウス」への温かいご支援をよろしくお願いいたします。
ご寄付について https://www.dmhcj.or.jp/support/
物品のご提供について https://www.dmhcj.or.jp/jp-house/6621/ (必要な物品をまとめたウィッシュリストを随時更新しておりますのでご覧ください。)
<参考情報>
■病気と闘う子どもとその家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」について
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現在、全国で難病に苦しむ子どもの数は推計14万人と言われています。このような子どもたちは、大学病院等の設備・スタッフの揃った専門病院で治療を受けることが多いのですが、これらの病院は基本的には家族の宿泊は認められていないため、家族が病院に寝泊りすることはできません。そのため、多くの家族はアパートを借りたり、ホテルに泊まらなければならず、経済的・精神的な負担を強いられます。
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、"HOME AWAY FROM HOME"(わが家のようにくつろげる第二の家)をコンセプトに、こうした家族の経済的・精神的な負担を少しでも軽減し、安らげる場所を提供いたします。ハウスの運営は、多数のボランティアの協力を受け、常勤のハウスマネージャーによって行われます。
現在、ハウスは世界45の国と地域に379ヵ所に開設しており、国内では日本第1号ハウスの「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがや」(東京都世田谷区/2001年開館、写真)をはじめ、稼働しているハウスが全国に11ハウスあります。(2022年8月現在)
ハウスの運営費は全て個人や企業からの募金、寄付でまかなわれており、多くの支援者のおかげで、利用家族は一人1日1,000円でハウスに滞在することができます。
■新潟大学医歯学総合病院について
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140年あまりという国内でも随一の歴史と伝統を誇り、新潟県の3次医療圏を支える県内唯一の特定機能病院として、さまざまな高度医療を行っています。
小児医療に関しても、血液・腫瘍患児の診療、心臓手術や腎移植、希少難病疾患の診療など、高度医療を提供。県内では同院でしか行っていない治療が多いことから、新潟県のみならず遠方からも患者さんが多く訪れます。
小児がん治療においては、2019年4月に「小児がん医療センター」を設置。また同センターには、医療環境にある子どもや家族に心理社会的支援を提供する専門職「チャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)」を、新潟県で初めて導入しました。
【本件に関するお問い合わせ先】
新潟大学医歯学総合病院経営企画課
課長 小林 Tel:025-227-2932 E-mail:hkobaya@adm.niigata-u.ac.jp
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン
中園 Tel:080-3093-3428 E-mail:hitomi.nakazono@jp.mcd.com
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