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プレスリリース

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学校法人真宗大谷学園 大谷大学

大谷大学博物館 2022年度特別展『仏法東帰・大仏開眼へのみち』を開催。                                 

(PR TIMES) 2022年10月06日(木)11時15分配信 PR TIMES

仏教公伝 1470年・聖徳太子没後 1400年・大仏開眼 1270年記念〜大仏開眼会とその起点である仏教公伝、大仏造営の推進者 聖武天皇の仏教信仰を関係資料によって紹介します。

大谷大学(所在:京都市北区小山上総町)は、2022年10月11日(火)〜11月28日(月)の期間、大谷大学博物館にて2022年度特別展「仏法東帰-大仏開眼へのみち-」を開催します。
大谷大学博物館は、真宗学・仏教学・歴史学・文学など世界的に貴重な典籍、考古遺物、民俗資料など約12,000点を所蔵。年4回の企画展と年1回の特別展を地域に広く公開し、文化財を間近でみることができる博物館です。
特別展では、「I 大仏開眼」「II 仏教公伝」「III 聖徳太子信仰と聖武天皇」の三つのコーナーで、1270年前の東大寺の大仏開眼会、その起点となる1470年前の仏教公伝、そして大仏開眼を推し進めた聖武天皇の仏教信仰、とりわけ聖徳太子信仰について、国宝2件、重要文化財7件を含む作品で紹介します。
(主要展示作品一例)※名称の頭に記載の数字は別紙「出陳内容一覧」に対応


4-1 国宝『金光明最勝王経』巻第三 1巻/紫紙金字
奈良時代(8世紀)/奈良国立博物館
国分僧寺の塔に安置された国分寺経。天平13年(741)2月14日に下された聖武天皇の国分二寺建立詔により、国分僧寺の塔に金字の『金光明最勝王経』を安置することが命じられた。国分僧寺の寺号「金光明四天王護国之寺」は本経による。
[画像1: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-fcb7dcb776d516b286a9-0.jpg ]


16−1 国宝『日本書紀』巻第二十二 1巻/紙本墨書
平安時代(10〜11世紀/京都国立博物館
国史の第一番目『日本書紀』の巻二十二。『日本書紀』は神代から持統天皇11年(697)8月までを編年体で記す歴史書。本品は推古天皇紀の最古写本。推古天皇2年(594)2月丙寅朔条には聖徳太子と蘇我馬子に三宝(仏法)の興隆を命じる詔を載せる。
[画像2: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-37c692fc12099f5360a9-1.jpg ]


「仏教東帰-大仏開眼へのみち-」開催概要
会期:2022年10月11日(火)〜11月28日(月)
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:日曜日・月曜日、11/18(金)・19(土)
(ただし10/24(月)、11/13(日)・27(日)・28(月)は開館、10/16(日)は入試対策講座来場者対象者特別開館)
観覧料:一般・大学生/500円
場所:大谷大学博物館(京都市北区小山上総町 大谷大学 響流館1F)
※京都市営地下鉄烏丸線国際会館行「北大路」駅下車、6番出口すぐ
※市バス「北大路バスターミナル」、「下総町」、「烏丸北大路下車」
主催:大谷大学博物館
後援:京都府、京都府教育委員会、京都市、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、京都新聞、真宗大谷派(東本願寺)
協力:エフエム京都
【ご来館にあたってのお願い】
※大谷大学ホームページのコロナ対策参照(https://www.otani.ac.jp/corona.html

(特別展見どころ)
2022年は、仏教公伝1470年、聖徳太子没後1400年、大仏開眼1270年という、日本古代仏教史にとって重要な出来事・人物の記念すべき年にあたります。
6世紀半ばに伝来した仏教は、単に外来宗教の伝来のみならず、それに伴う技術・知識は、わが国の国家形成に多大な影響を与えました。その200年後に仏教興隆の一つの頂点を迎えます。それが東大寺の大仏の完成でした。それを推進したのは聖武天皇その人でした。聖武天皇の仏教信仰への熱意は、天皇自身の信仰とともに、聖徳太子への尊崇とその継承者としての使命感が垣間見られます。
本展覧会では、日本仏教濫觴期の息吹とその意義を紹介します。

【記念講演会】
「仏法東帰-大仏開眼へのみち-」
講師: 宮崎健司(大谷大学博物館長/大谷大学文学部教授)
講演日:10月22日(土)14時〜
場所:大谷大学響流館3階 メディアホール
※聴講無料。聴講には事前に申込が必要です。詳しくは大谷大学ホームページでご確認ください。

出陳内容一覧
[画像3: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-2ce42959e5376dd0a4a9-2.jpg ]

※会期中に展示替えがあります。前期:10/11〜29 後期:11/1〜28(一部の作品にはイレギュラーな展示期間もあります)


(その他主要展示作品紹介)
[画像4: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-e707f0d89f515923fea6-3.jpg ]

1-1 重文『続日本紀』巻第十八 1巻 /紙本墨書
鎌倉時代(13世紀)/ 名古屋市蓬左文庫
『続日本紀』は文武天皇元年(697)より延暦10年(791)までの歴史を編年体で記す。本品は金沢文庫旧蔵で現存最古写本。天平勝宝4年(752)4月乙酉(9日)条に、東大寺大仏開眼会の儀式は未だかつてない壮麗な儀式と伝える。『日本書紀』にいう仏教公伝から200年目にあたる。

[画像5: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-7cbc7c1e899a6260f7d6-4.jpg ]






3−1 重文『東大寺要録』巻第二 1巻/紙本墨書
鎌倉時代(仁治2年=1241)/醍醐寺
東大寺の寺誌で、東大寺の創建から院政期までを知りうる貴重な史料。ここには開眼会の史料・文書が引かれる。役僧の招請文や法会次第などが記され、開眼会の様子が詳しくわかる。招請文によれば、開眼会は4月8日の予定で、釈尊の降誕会が意識されていたらしい。



[画像6: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-eb4b1d929c3aca6eff73-5.jpg ]

5「東大寺西大門勅額」拓本 1幅/紙本墨拓
奈良時代(原品)/大谷大学博物館
東大寺の西大門に掲げられた門額の額字「金光明四天王護国之寺」の拓本。
西大門は平城宮正門の朱雀門に面する二条大路の東端に設けられた。平城宮からの東大寺行幸ルートとして二条大路が利用されたことから、正門的な存在であったらしい。聖武天皇の宸筆とされる。
[画像7: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-555cdedcaeba2769e2e7-6.jpg ]



12 重文『仏説七知経』 1巻/紙本墨書
奈良時代(天平6年=734)/檀王法林寺(京都市)
聖武天皇の発願になる一切経の『仏説七知経』。やや扁平で筆力ある謹厳な楷書の書風は写経体の嚆矢とされ、奈良朝写経全盛期の幕開けを告げる遺品。聖武の仏教信仰の一端がうかがわれる遺品といえる。



[画像8: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-e43d3a91b45c8714b2e3-7.jpg ]


13 『瑜伽師地論』巻第三十七 1巻 /紙本墨書
奈良時代(天平11年=739)/大谷大学博物館

光明子の発願になる一切経。天平12年(740)5月1日付願文から「五月一日経」と呼ばれる。願文によれば、父藤原不比等と母県犬養三千代の追善、聖武天皇の福寿などを願ったもの。奈良時代の代表的な一切経で、光明子の仏教信仰の一端をうかがわせる遺品。


[画像9: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-5aec2626ddbb9c85987a-8.jpg ]


18 『大唐西域記』巻第二 1帖 /紙本墨書

平安時代(大治元年=1126) /大谷大学博物館
玄奘が天竺への求法の旅で見聞した報告書。平安時代後期の法隆寺一切経の一つ。仏教の伝来はさまざまな影響をわが国に与えたが、仏教に伴う多岐にわたる知識・技能の受容はわが国の国作りに大いに貢献した。玄奘も古代インド由来の学問分類の五明を学んだことを記す。



[画像10: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-47bff16e8638bcd4f89d-9.jpg ]



21−4 須弥山儀 1基/木製漆塗・銀・真鍮・鉄・ガラス・金銀蒔絵・螺鈿・彩色
江戸時代(嘉永3年=1850)/龍谷大学大宮図書館
仏教的宇宙観である須弥山世界の模型。「からくり儀右衛門」の名で世に知られる田中久重による制作。


[画像11: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-62ab4a098b61b4327f78-10.jpg ]

27−1 聖徳太子二王子像 1幅/紙本著色
江戸時代(19世紀)/大谷大学博物館案
唐本御影(御物)の模本。復古大和絵派の絵師冷泉為恭による。為恭らしい闊達な筆による、原本の特徴をよくおさえた模写である。



[画像12: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-666ba91b1ee16152fea8-11.jpg ]

28 重文 聖徳太子孝養像 1幅 /絹本著色
鎌倉時代(14世紀初)/香雪美術館(神戸市)
聖徳太子16歳の時、父帝用明天皇の病気平癒を祈願した姿とされる孝養像。聖徳太子像の代表的作例の一で、近似する弘川寺所蔵品との比較研究が進んでいる。






32−1 重文『三宝絵』巻中 1帖/彩牋墨書
平安時代(保安元年=1120)/名古屋市博物館
源為憲が冷泉天皇の皇女のために撰した仏教入門書。完本ではないが最古写本。冒頭に聖徳太子伝が配され、『聖徳太子伝暦』を中核に『日本書紀』『日本霊異記』などを参照している。はじめての平仮名の太子伝として重要で、『今昔物語集』などのちの太子伝に大きな影響を与えた。
[画像13: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-2b67931fc948e8a767e4-12.jpg ]



[画像14: https://prtimes.jp/i/101612/6/resize/d101612-6-c92f9cdecf6275414628-13.jpg ]


33−1 重文『唐大和上東征伝』 1帖/紙本墨書
平安時代(12世紀)/大東急記念文庫(東京)
淡海三船の撰述になる鑑真の伝記。鑑真に関する基本史料。12世紀中頃の書写で、高山寺旧蔵書。聖徳太子を隋の慧思の後身とする聖徳太子慧思後身説を載せる早い例。





プレスリリース提供:PR TIMES

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