プレスリリース
Verilock社が特許取得済みのデバイス・エントロピー抽出(EED)技術に基づき、将来を見据えたセキュリティ機能を実装
2023年9月26日、ドイツ、ミュンヘン、RISC-Vカスタム・コンピュートのリーダーであるコダシップと、米国を拠点とするハードウェア・セキュリティ企業であるVerilock社は、コダシップのASIC顧客に対して、将来性の高いVerilock社のセキュリティ技術を独占的に提供する契約を締結しました。 コダシップはVerilock社と協力し、デバイス認証、ファームウェア署名、オリジナル・コンテンツの証明、特許取得済みのデバイス・エントロピー抽出(EED)技術に基づくワンタイムパッド暗号化(OTP)など、複数のセキュリティ機能を実装することにしました。この技術は、ケイオティック・ネットワークを活用した先進的な研究によって構築されており、事実上破られることのない斬新な認証ソリューションです。
自動運転車、インダストリー 4.0、プライバシー保護、IoT などの産業分野はすべて、高度なセキュリティを必要としています。デバイス認証から無線ソフトウェア・アップデート、セキュア・ブートまで、ランダムな暗号鍵生成に基づくデータ暗号化は必須です。しかし、こうした技術革新には、従来のメカニズムではカバーしきれない脅威や脆弱性も伴います。不本意にもML/AI と量子コンピュータは、サイドチャネル攻撃を含む悪意のある行為への扉を開けてしまいます。
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コダシップのチーフ・コマーシャル・オフィサー(CCO)であるBrett Clineは、次のようにコメントしています「半導体業界は、ハードウェアに組み込まれた認証ソリューションを必要としています。 またこのテクノロジは、悪意の攻撃者よりも一歩先を行くために十分洗練されている必要があります。 これはまさに Verilock社 の独創的なチームが開発したものです。 私たちのコラボレーションを通じてお客様に、ユニークで将来性のある柔軟なアプローチが提供できます。」
Verilock 社は、動的ケイオティック・ネットワークの分野におけるオハイオ州立大学とPotomac Research LLC 社の先駆的研究を商業化するために 2021 年に設立されました。 同社は、デバイス・エントロピー抽出 (EED) 技術に基づいた、事実上解読不可能な認証ソリューションを提供しています。
Verilock社のチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)であるJim Northup氏は、次のように述べています。「ハードウェアにルーツを持つ現在のセキュリティ ソリューションでは、1 つまたは少数のルート鍵または識別子があります。これは、物理的または機械学習を利用したサイドチャネル攻撃を使用する悪意の攻撃者によって突破される可能性があります。 我々は、ケイオティック・ネットワークを活用することで、ハードウェア認証を再発明しました。 その結果、柔軟でカスタム実装の新たな可能性を備えた真の安全な耐量子システムが実現しました。これはコダシップのカスタムコンピュートアプローチに完璧に適合します。」
Codasip ソリューションの詳細については、https://codasip.com/jp/solutions/ をご覧ください。
コダシップについて
コダシップは、システム・オン・チップ開発者が製品を差別化して競争力を高めることを可能にするプロセッサ技術企業です。ユーザーは、コダシップのカスタム・コンピュート製品を通じて、オープンなRISC-V ISAが持つ変革の可能性を各々の方法で活用することができます: プロセッサ設計自動化ツールCodasip Studioと、簡単にカスタマイズできるプロセッサIPシリーズの組み合わせは、完全なオープンアーキテクチャ ライセンス モデルとなります。 コダシップはヨーロッパが拠点であることを誇りとし、世界中にサービスを提供し、すでに数十億台のデバイスが コダシップのテクノロジによって利用されています。 詳細はhttp://www.codasip.com/jp/ をご覧ください。
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