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FiberCraze、マレーシアにおける感染症研究機関「マラヤ大学 TIDREC」と契約締結

(PR TIMES) 2024年04月04日(木)14時45分配信 PR TIMES

〜デング熱・マラリア課題をナノ素材の力で解決。東南アジアでの研究開発を本格化〜

高機能性素材を開発する岐阜大学スタートアップ、FiberCraze株式会社(ファイバークレーズ、本社:岐阜県 / 代表取締役社長:長曽我部 竣也)は、このたびマレーシアの最先端技術が集結するマラヤ大学に属する感染症研究センター、Tropical Infectious Diseases Research & Education Centre (TIDREC)(本部:マレーシア クアラルンプール / PROF. DR. SAZALY BIN ABU BAKAR)との間で、感染症対策技術に関する共同研究の実施を目的としたMemorandum of Agreement(MoA)契約の締結を行いました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98513/6/98513-6-5fa4a151aeeb43bdfa53fe94705b78a5-973x670.jpg ]


近年、東南アジアでは、気候変動や都市化によって悪化したデング熱やマラリアなどの感染症による課題が深刻化しています。気候変動により蚊が生息しやすい環境が拡大し、これらの病気の伝播範囲が広がっています。さらに、蚊が従来の殺虫剤に対して抵抗力を持つようになったことで、感染症の予防と駆除が一層困難になっています。FiberCrazeとマラヤ大学TIDRECのパートナーシップは、この課題に対する持続可能で革新的な対策を模索するものです。病気の予防と制御に向けたこの取り組みは、感染症が日常生活に与える影響を軽減し、地域社会の健康を守るための重要な一歩となります。

今回のMoAにより、FiberCrazeは、自社独自の世界初の繊維・フィルム素材への多孔化技術を利用した先端素材「Craze-tex」を利用して、デング熱やマラリアなどの感染症の予防を目的とする防虫成分を閉じ込めた高機能性素材の開発を進めます。マラヤ大学TIDRECとの共同研究は、これらの感染症が大きな社会問題となっているマレーシアにて実証実験を行うことで、現地の感染症対策に貢献することを目指しています。


<FiberCraze株式会社について>
FiberCrazeは、「世界が誇る素材を創る」をミッションに、岐阜大学の基礎研究から生まれた技術をコアとし、ヘルスケアから産業分野まで、幅広い産業分野への用途展開を進めています。今回のMoA契約締結は、感染症防止に貢献する新たな素材の開発という社会的使命を果たすための重要な一歩であり、地域を中心とした技術力の集結により、生活や産業の発展に貢献するインフラの確立を目指します。
公式ウェブサイト:https://www.fibercraze.com/ja


<TIDRECについて>
TIDRECは、マラヤ大学に設立されたマレーシアを代表する感染症研究機関であり、熱帯地域で発生するデング熱、マラリア、ジカウイルスなどの感染症に関する研究を専門としています。TIDRECは、最先端の研究設備と国際的な研究ネットワークを駆使し、感染症の早期発見、診断、予防、および治療法の開発に取り組んでいます。この協力は、両機関の専門知識と技術を結集し、グローバルな健康課題に対する具体的な解決策を提供することを目的としています。
TIDREC - Tropical Infectious Diseases Research & Education Centre
公式ウェブサイト:https://tidrec.um.edu.my/

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98513/6/98513-6-39f7c44956623887600fd4ae74831400-1179x884.jpg ]

                 キックオフミーティングの様子


FiberCraze株式会社およびTIDRECは、この共同研究が、感染症の予防および公衆衛生の向上に大きく貢献することを期待しています。両機関は、今後も継続的な研究開発を通じて、社会に貢献する革新的な解決策を提供していきます。


FiberCraze株式会社 代表取締役社長 長曽我部竣也からのコメント:
「世界で最も人間を多く殺す動物」が”蚊"であることに衝撃を受け、現地でデング熱・マラリアなどの感染症の深刻さを目の当たりにしました。
防虫をはじめとする様々な機能性素材に使用される技術の一部は、マイクロプラスチック生成により海洋問題に繋がることが指摘されています。我々は「世界が誇る素材を創る」ミッション達成に向けて、弊社独自の技術で環境負荷の少ない高機能性素材を開発し、これらの課題解決を目指します。
世界で有数の感染症研究機関であり、豊富な研究実績を持つTIDRECとの共同研究により、現地の課題を解決する効果的なソリューションの開発に注力してまいります。


TIDREC代表 PROF. DR. SAZALY BIN ABU BAKARからのコメント:
"This partnership with FiberCraze, Japan, represents another significant milestone in the development of technologies against the pervasive threat of vector-borne diseases. Leveraging FiberCraze's innovative technology to develop materials that can have impact on diseases like dengue and malaria aligns perfectly with TIDREC's mission to advance research and education in tropical infectious diseases.
We are excited about the potential of this collaboration to bring about meaningful and sustainable solutions to one of the most pressing health challenges in Malaysia and beyond."

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/98513/6/98513-6-141a988f4e7fe0340f9d4262a701c8bd-1179x884.jpg ]

                    研究成果報告会の様子


共同開発・事業連携等のお問い合わせ先
FiberCraze株式会社 ウェブサイト:https://www.fibercraze.com/ja/contact
または Email: info@fibercraze.com


FiberCraze株式会社 会社概要
URL: https://www.fibercraze.com/ja
代表者  : 代表取締役社長 長曽我部 竣也
所在地  : 〒501-1193 岐阜県岐阜市柳戸1-1 国立大学法人 東海国立大学機構
      岐阜大学学術研究・産学官連携推進本部内
設立   : 2021年9月
事業内容 :防虫・保湿・抗ウイルス等の機能を持つ繊維の研究開発
      液体吸着・分離等の機能を持つ機能性多孔質フィルムの研究開発
      繊維素材サンプル、フィルム素材サンプルの販売
      研究開発製品及び受託開発製品の製造及び販売
会社採用情報:https://salty-deer-f81.notion.site/FiberCraze-55f3ba5c27c641098cbaa2d686116226



プレスリリース提供:PR TIMES

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