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プレスリリース
ACCELStarsが独占ライセンスを取得しているアルゴリズム開発を行った東京大学医学系研究科チームから「睡眠時の神経活動を作り出す数学的メカニズムの解明」について論文として発表されました
東京大学医学部発のMedical Sleep Techスタートアップである株式会社ACCELStars(アクセルスターズ)(本社:福岡県久留米市、代表取締役社長:宮原禎、「以下、ACCELStars」 )は、当社CTOで、東京大学大学院医学系研究科の教授である上田らが「睡眠時の神経活動を作り出す数学的メカニズムの解明」を発表しました。ホジキン・ハクスレーモデルをベースにした数理モデルを用いて、睡眠時に特定の神経細胞で観察される睡眠紡錘波発火パターンを制御する分子メカニズムと、その背後に潜む力学系理論を明らかにしました。
先般、日本時間2022年2月19日に、発表され、本モデルでは分子的・数学的に詳細に解析し、1.カリウムチャネルの特性が睡眠紡錘波発火パターンの生成に重要な役割を果たすこと、および2.神経細胞膜を通過する内向き・外向き電流のバランスが睡眠紡錘波発火パターンの密度および細胞内カルシウム濃度を制御し得ることを明らかにしました。
本研究で明らかにされた睡眠時に特徴的な神経活動パターンの制御の根底にある設計原理は、記憶の制御などの神経機能と睡眠との関係や、神経細胞集団の活動を制御する仕組みの解明に資することが期待されます。
詳しくは、国立研究開発法人日本科学技術振興機構のホームページ( https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220222-2/index.html )をご覧ください。また、本研究は、米国の科学雑誌「iScience」(2月18日付け:日本時間2月19日)に掲載されました。 ( “A Design Principle of Spindle Oscillations in Mammalian Sleep” DOI:https://doi.org/10.1016/j.isci.2022.103873 )
ACCELStarsは、東京大学と睡眠覚醒アルゴリズム「ACCEL」の活用におけるライセンスの独占契約を締結しており、このアルゴリズムは、当発表の研究者らが深く関わり開発したアルゴリズムです。
〈ご参考〉
ウェアラブルデバイス・手法を用いた睡眠測定技術の精度・感度・特異度
[画像: https://prtimes.jp/i/82124/6/resize/d82124-6-f40302ea4eb7c3f1c486-0.png ]
■ACCELStars概要
会社名 株式会社ACCELStars
代表者 宮原 禎
本社 福岡県久留米市百年公園1番1号
東京オフィス 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟 アントレプレナーラボ
URL https://www.accelstars.com/
ACCELStarsは、「睡眠を解明し、新たな治療を創造する」というビジョンのもと、2020年8月に東京大学医学系研究科教授の上田泰己が会社設立いたしました。統合失調症、うつ病、双極性障害、パーキンソン病、認知症、ADHDなど精神疾患・神経変性疾患・発達障害は、睡眠障害を併発する疾患であり、これらの疾患の治療サポートサービスの提供をいたします。日本国内のみならず世界的に睡眠への関心が高いにもかかわらず、現在提供されている睡眠測定サービスは、医療へ活用するには睡眠と覚醒の検知精度が低いという課題があります。弊社創業者兼取締役CTOの上田を中心に開発した世界最高精度の睡眠測定技術を活用したウェアラブルデバイスを医療業界中心に提供しています。
プレスリリース提供:PR TIMES