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Medii、第25回「日本遠隔医療学会学術大会」にて遠隔コンサルの有用性を発表

(PR TIMES) 2022年03月08日(火)14時15分配信 PR TIMES

『E-コンサル(R)』の直近導入病院における活用事例も初公開!

 株式会社Medii(本社:東京都渋谷区、代表取締役医師:山田裕揮/以下Medii)は2021年10月に開催された第25回日本遠隔医療学会学術大会にて、「本邦における医師対医師(Doctor to Doctor)の遠隔医療事例の検討」についての研究結果と『E-コンサル(R)』を導入した瀬戸内徳洲会病院の活用事例もご報告いたします。
 昨今、各科専門医の地域偏在問題は世界共通の課題として認知されています。解決策として、インターネットを用いた臨床医から専門医への医師対医師(D to D)の遠隔医療の有用性が諸外国では注目されていますが、一方で日本での報告は2021年現在未だ活用されていないという現実があります。


 そこで本研究は、日本国内での実際のD to Dの遠隔医療事例を解析し、利用ニーズや利用医師の背景から医師偏在の課題把握とその解決策としての可能性を評価することを目的として行いました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/60898/6/resize/d60898-6-3c007567b61bc983dd89-2.png ]



要約

・難病患者は人口の約5%存在するが、診断・治療ともに専門性が高い。
・地域医療では特に免疫難病の専門医が都市部に偏在する課題が顕著。
・免疫難病疾患に対する強みを持つE-コンサルが実際に免疫難病領域を中心に活用されていた。
・利用医の32%は16年目以上のベテラン医師で若手中堅だけでなく専門分化した地域の医療ニーズを反映する結果と考えられた。
・全診療科での専門医マッチング・回答までの中央値は44分、5段階評価において平均4.9と高く評価されるサービスとなっている。

方法

Mediiが運営するリウマチ膠原病内科など免疫難病疾患を中心に全科対応可能なD to Dコンサルティングサービス『E-コンサル(R)』にて、2020年7月1日(水)〜2021年6月30日(水)の間に行われた相談事例から、相談医師の背景と相談内容を検討いたしました。


結果


専門医への『E-コンサル(R)』活用におけるコンサルテーションの対象科は、膠原病・リウマチ内科が31%で最多であり、感染症内科、診断困難症例に対する総合内科に加えて、神経内科、IBDを中心として消化器内科領域などが大半を占め、相談内容としては、診断未確定患者における診断に関わる内容が62%という結果となりました。

患者についても25%が治療方針の確認や治療強化時の使用薬相談を目的としていました。さらに利用医の32%は
16年以上のキャリアのある医師ということも研究結果によりわかりました。
このことから、専門性が問われる難病領域ならではの特徴であり、臨床現場や専門医の少ない地域において、
遠隔D to Dコンサルテーションの強い需要があると予測されます。

なお、本サービス利用後の評価については、全診療科での専門医マッチング・回答までの中央値は44分、
5段階評価において平均4.9と満足度の高い回答を得ることができました。

Mediiは、このような需要に応えていくことにより遠隔医療の発展に一翼を担うことを目標に事業展開を加速してまいります。


[表: https://prtimes.jp/data/corp/60898/table/6_1_9c68e2eb6bf95927b8432ce9d0f07f0b.jpg ]




■医師間 専門医相談システム『E-コンサル(R)』とは
[画像2: https://prtimes.jp/i/60898/6/resize/d60898-6-91176b76c04a58c0d151-4.png ]



 医師個人や医療機関に在籍する医師が1 対1 で、オンライン上で専門医コンサルを受けることが可能となるD to D知見提供サービスです。内容に応じてどの専門医がより適切かをシステム判断し、提案された専門医が回答意思表示することでマッチングされます。満足度も極めて高くリピート率も高いサービスとなっており、あらゆるニーズに応えるために現在も全40 の専門領域をカバーしていますが、最終的には地域で足りていない専門医リソースを須くカバーしていくことを目指しております。現在はリウマチ膠原病内科を含めた免疫難病中心として、感染症内科、血液腫瘍内科・神経内科・希少難病などの専門医が多く偏在率が高い領域に強みを置いています。


■日本遠隔医療学会について
一般社団法人日本遠隔医療学会は、「遠隔医療の(1)臨床的、(2)経済的、(3)社会的側面からの知見を集約し検討を加えることで、科学的エビデンスを積み上げ、地域や在宅における健康増進や医療・介護支援に貢献する」を理念に、前身の第1回遠隔医療研究会(1997年)以来24年にわたり、社会への貢献を目指して学術大会を毎年開催してきた歴史ある学会です。遠隔医療の中でもオンライン診療など、新しいテクノロジーの開発・臨床応用・普及をテーマとしたシンポジウム・講演などを企画しています。



学会HP:http://www.congre.co.jp/jtta2021/contents/greeting.html


■株式会社Mediiとは
「どこにいても より良い医療を 全ての人に」を掲げ、ドクターtoドクターのオンライン専門医相談システムを運営するヘルステック領域のスタートアップ企業。500人以上の専門医が登録し、地域偏在の課題が大きい免疫難病や希少難病を中心に全40専門領域を網羅し、専門知見を必要とする医師とオンライン相談でマッチングしている。代表の山田は現役のリウマチ膠原病専門医であり、同時に自身も免疫難病患者でもある。医師と患者の双方向から捉えた地域医療の課題である専門医偏在問題の解決を目指している。


所在地: 東京都渋谷区渋谷2丁目6-6 Good Morning Building by anri 201
代表者: 代表取締役医師 山田 裕揮
事業内容: 医療システムプラットフォーム事業
電話:03-6822-4970
メール:info@medii.jp
WEB:https://medii.jp



プレスリリース提供:PR TIMES

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