プレスリリース
画像診断技術の向上に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケアファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:若林 正基、以下 GEヘルスケアファーマ)と医薬品製造受託事業に取り組む太陽ファルマテック株式会社(所在地:大阪府高槻市、代表取締役社長:佐藤 英志、以下 太陽ファルマテック)は、画像診断に使用する造影剤*の製造委受託契約を2021年12月21日に締結しました。本契約は、2022 年3月3日より正式に発効し、GEヘルスケアファーマ株式会社が製造販売承認を持つ造影剤*について太陽ファルマテック株式会社が製造を受託し、高槻工場にて製造を開始します。
GEヘルスケアファーマは、第一三共株式会社(本社:東京都中央区)が日本において製造販売していた造影剤*4製品の製造販売承認を2020年3月に承継しました。 GEヘルスケアファーマが属するGEヘルスケア 診断薬事業部門は、医療テクノロジー・診断のイノベーターであり、世界に50,000人の従業員を擁するGEヘルスケアの一部門です。 GEヘルスケアの造影剤は130を超える国と地域で提供されています。
今回の太陽ファルマテックとの製造委受託契約を通じて、GEヘルスケアファーマは高い信頼性を持つ国内製造拠点を確保し、日本市場への長期のコミットメントならびに安定供給の基盤を築けると考えます。今後も新製品の導入などを通して画像診断におけるイノベーションを提供し、事業拡大につなげる所存です。
GEヘルスケアファーマ 代表取締役社長 兼 GEヘルスケア 診断薬事業部門 日韓リージョン ジェネラルマネジャーを務める若林 正基は次のように述べています。
「この度、太陽ファルマテック様と製造委受託契約を締結できたことは、画像診断におけるイノベーションを通してプレシジョン・ヘルスに貢献するという我が社のビジョンを達成するための非常に大きなマイルストーンになります。 医薬品メーカーにとって高品質な製品の安定供給は生命線であり、第一三共グループ時代から長期にわたり製造技術、設備、品質管理体制を醸成されてきた太陽ファルマテック様とのパートナーシップは、我が社が高い品質要求を満たす必要がある日本市場にコミットし、盤石な事業基盤を築くための大きな財産になると考えます。 GEヘルスケアファーマは画像診断に関わる医療従事者の皆様のパートナーとして、画像診断技術の向上を通して患者様の健康に貢献し続けるべく、さらなるイノベーションの導入を進めてまいります。」
太陽ファルマテックは、母体となる高槻工場(大阪府高槻市)において、これまで本造影剤*の製造を第一三共グループ、そして2019年10月からは太陽ホールディングス株式会社のグループ企業として継続し、製造技術及び体制を維持・発展させてきました。今回の長期に渡るGEヘルスケアファーマとの製造委受託契約は、太陽ファルマテックの受託製品の柱である注射剤製造事業を将来に渡って支え、当社事業の基盤となる重要な位置づけとなります。
また、太陽ファルマテックは医薬品製造受託事業の成長戦略としてグローバル取引の拡大と海外への事業展開を目指しており、今回の外資系メガファーマ企業との契約締結はこの実現に向けて大きな一歩となります。本契約を通じて社内体制/技術力の一層の強化を図り、今後の事業拡大につなげる所存です。
太陽ファルマテック株式会社 代表取締役副社長兼営業部長の大湊 卓は次のように述べています。
「この度、GEヘルスケアファーマ様と製造委受託契約を締結できたことは、国内外にて医薬品製造受託事業の拡大を目指す我が社にとって大きなステップとなりました。今回製造受託した造影剤*は、第一三共グループ時代から培ってきた製造技術、設備、及び体制を継続して有している当社高槻工場にて製造します。この契約は、GEヘルスケアファーマ様が今後目指していく画像診断の分野で技術革新を進めるためのベストかつ強力なパートナーシップとなることを確信しております。太陽ファルマテックは、今後も高品質な製品の安定供給を続けGEヘルスケアファーマ様にとって最良のパートナーであり続けるとともに、国内外製薬企業様の多様なニーズに応えるために日々研鑽し、新技術開発/導入も同時に進めてまいります。」
[造影剤*: オムニパーク(R) 非イオン性X線用造影剤、ビジパーク(R) 非イオン性等浸透圧X線用造影剤、オムニスキャン(R) 線状型非イオン性MRI用造影剤、ソナゾイド(R) 超音波診断用造影剤]
(企業情報)
GE ヘルスケアファーマ株式会社について
GE ヘルスケアファーマは、「プレシジョン・ヘルス」の実現に向けた診断技術のリーディングイノベーターというGEヘルスケアのグローバル戦略に基づき、造影剤を通してより質の高い正確な診断技術を日本国内の患者様にお届けするため、活動しています。オムニパークR 販売開始以来30余年にわたって第一三共株式会社により培われてきたノウハウを承継し、画像診断領域に貢献してまいります。
詳細はホームページhttps://www.gehealthcare.co.jp/products/pharmaをご覧ください。
太陽ファルマテック株式会社について
太陽ファルマテックは、2019年10月に太陽ホールディングス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:佐藤 英志、証券コード:4626)のグループ企業として事業を開始しました。母体となる高槻工場は、1933年12月より操業を開始し、85年以上にわたり第一三共グループの西日本主力工場として役割を果たしてきました。2019年に太陽ホールディングス傘下に入った後も、医薬品製造受託会社として第一三共株式会社より譲渡された固形製剤、注射剤の製剤工場を中核として、高度なGMP管理のもとに変わることなく高品質で安定的な製造を行い、コスト競争力も高めてまいりました。また、再生医療や遺伝子治療など、新たなモダリティの製造受託にも対応できるよう、技術導入・開発を行っています。
詳細はホームページ https://www.taiyo-pt.co.jp/ をご覧ください。
[画像: https://prtimes.jp/i/59231/6/resize/d59231-6-8975ae3740cf98543a65-0.png ]
※写真は2021年12月21日に締結式の模様
右:GEヘルスケアファーマ(株) 代表取締役社長 兼 GEヘルスケア 診断薬事業部門
日韓リージョン ジェネラルマネジャー 若林 正基
左:太陽ファルマテック(株) 代表取締役副社長兼営業部長 大湊 卓
プレスリリース提供:PR TIMES