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株式会社シンクアロット

保育・幼児教育の質を高める『オンライン国際交流』によるこどもたちの成長を測る実証実験を完了

(PR TIMES) 2023年05月10日(水)16時45分配信 PR TIMES

株式会社シンクアロット(東京都渋谷区、代表:前出貴則)は、国際基督教大学(東京都三鷹市、学長:岩切正一郎)教養学部 直井望上級准教授とともに、株式会社京王子育てサポート(東京都多摩市、代表:岩村和昭)、株式会社ポピンズエデュケア(東京都渋谷区、代表:小川裕)の協力のもと、2022年夏から半年をかけて、オンライン国際交流によるこどもたちの変化・成長を測定する実証実験を完了しました。当プロジェクトは、東京都主催の多摩イノベーションエコシステム促進事業における「こども・教育」テーマのリーディングプロジェクトとしてシンクアロットが採択され、実施したものです。
[画像1: https://prtimes.jp/i/48185/6/resize/d48185-6-4e673b278fb790042562-1.jpg ]

【プロジェクトの実施内容】
当プロジェクトはシンクアロットの提供する保育園・幼稚園向けオンライン世界交流プログラム『EN-TRY(エントリー)』をベースに、株式会社京王子育てサポート・株式会社ポピンズエデュケアが運営する保育施設の年中・年長園児(合計52名)にて海外交流プログラムを実施し、前後でのこどもたちの成長を、主体性・探求心・SDGsマインド(多様性理解・受容)を軸として測ったプロジェクトです。尚、検証検討・分析においては、国際基督教大学の直井望上級准教授のメンタリングのもと、実施しました。

【オンライン国際交流プログラムの内容】
今回は『EN-TRY』の保有する300園以上の海外園ネットワークから、オーストラリアとタンザニアのプレスクール(3〜6歳児)とオンラインで交流を実施しました。交流に向けては1.5か月をかけ、相互の国についての学びや、ビデオレターの交換、各園独自でのアクティビティを組み合わせ、関心を高める活動を先生・こどもたちが主体となり進めていきました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/48185/6/resize/d48185-6-b7397c44fcad8bad32d4-0.png ]


【プロジェクトの結果】
プロジェクト結果は、こどもたちへのワークシート形式による定量的結果と、各保育施設の先生方および保護者様に対するインタビュー/アンケートによる定性的結果をあわせて分析しました。結果的に、プログラムを通じてこどもたちにはポジティブな変化が見られ、特に主体性・探求心に関する設問スコアは顕著に上昇しました。他方、SDGsマインド(多様性理解・受容)に関する設問では、年中・年長児時点でも一部のこどもたちは、日本の文化傾向に近いキャラクターを望み、相対的に海外のこどもたちに対して抵抗感があることもわかりました。この観点では、今回の短期間での実証ではこどもたちに統計的な変化は見られず、より継続的なプログラム化が必要などの改善点も導出されました。今回の実証結果を踏まえ、保育・幼児教育の質を高め、こどもたちの成長・変化に貢献するため、シンクアロットはプログラムの改善を図ってまいります。

【国際基督教大学 直井望上級准教授のコメント】
人間は、自分と同じ特徴(性別、人種、国籍、使用言語、文化など)をもつ集団に所属する人々を好み、それ以外の集団の人々に対して低い評価をするバイアスを持つ傾向があることが広く報告されています。このようなバイアスは、生後3〜5歳から始まり、8歳頃までにさらに増加していくとされています。しかし、異なるグループのこどもたちと楽しく協力的な活動を行う経験を通して、このようなバイアスは減少することも報告されています。本プロジェクトの成果は、4〜6歳のこどもたちにおいて、オンラインによる異文化交流が自分とは異なる国や文化について学びたいという主体性や探究心にポジティブな影響を与えることを示唆しています。こどもたちの主体的な学びの中から多様性の理解が促進される可能性があります。今後、より効果的な異文化交流プログラムの内容、頻度や時間について更に検討していく必要があります。

【多摩イノベーションプロジェクトとは】
東京・多摩地域でイノベーションを起こし続ける好循環(エコシステム)を作ることを目指して、中小企業や大学・研究機関、スタートアップ等の多様なプレイヤーが交流し連携を強める取組を展開しています。
多摩イノベーションエコシステム 当プロジェクト:
https://tama-innovation-ecosystem.jp/project/education/392/

【組織・法人概要】
株式会社シンクアロット(代表取締役 前出 貴則)
「こどもたちの世界観をひろげたい」「幼児期には等しくその機会を提供する」を理念とし、幼稚園・保育園のこどもたちに向けオンライン海外交流サービス『EN-TRY(エントリー)』とSDGsプログラム『ちきゅうフレンズ』を提供しています。

株式会社ポピンズエデュケア(代表取締役 小川 裕)
これからのグローバル時代を生き抜くために必要とされる多様性や自立心、対応力といった「非認知能力」を育み伸ばすことができるエデュケアエデュケーション(教育)″+ケア(保育)″を教育理念に掲げ、全国330ヵ所以上の保育・教育施設を展開しています。

株式会社京王子育てサポート(代表取締役 岩村 和昭)
当社では、子どもたち一人ひとりとしっかり向き合い、「言葉は投げずに手渡す」など温かみのあるふれあいを大切にし、子どもたちの思いやりと主体性を育む「ぬくもり保育」の他、「食へのこだわり」「自然とのふれあい」を通じて子どもの心と身体の成長を育みます。

【プロジェクトについてのお問合せ先】
株式会社シンクアロット
HP:https://www.tal-entry.com/news
メール:en-try_community@thinkalot.jp
TEL:03-5422-3800



プレスリリース提供:PR TIMES

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