プレスリリース
2019年以来、3年ぶりとなるアニュアル・カンファレンスが、東京にて盛況のうちに閉幕 二国間協力、気候変動、技術革新、次世代リーダーシップに焦点
2022年10月28 日(東京発)米日カウンシルと米日カウンシル―ジャパンは、10月27〜28日に第11回2022アニュアル・カンファレンス」を東京で開催し、700人近くが参加しました。本年は、新型コロナウイルスの世界的な流行以来初の会議として、「新たな日米ネットワークの構築:より緊密な同盟、パートナーシップ、コミュニティを目指して」をテーマに、国内外から、多様な職業的背景を持つリーダー約700名が参加し、急速に変化する世界に対する洞察や前進に向けたアイデアを共有しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/15739/6/resize/d15739-6-fc5c3ea54d34405b26e3-0.jpg ]
本会議では、気候変動とサステナビリティにおける解決策を中心テーマとし、政財界のリーダーが環境対策のための戦略について意見を交換しました。午前の本会議に登壇したラーム・エマニュエル駐日米国大使は日米友好の価値について述べ、「日米関係ほど素晴らしい関係、友情はなく、私たちの持つビジョンの中心にある」と述べました。また、小池百合子東京都知事も「日米が協力して国際秩序への責任を果たすことが重要だ」と述べました。
パネルディスカッションでは、ハワイ州知事のデビッド・イゲ氏とヒューストン市長のシルベスター・ターナー氏を迎え、地域の取り組みと国内および国際協力の価値について議論しました。そのほか、気候変動について、ビジネスリーダーたちが専門家と意見を交わし、持続可能な環境づくりの実践に向けた企業の取り組みについて検討しました。
「持続可能な運輸の未来」では、ギル・プラット氏(トヨタ自動車株式会社チーフサイエンティスト兼研究担当エグゼクティブフェロー トヨタ・リサーチ・インスティテュート最高経営責任者)や、ジル・ブリックスタイン氏(アメリカン航空サステナビリティ担当 バイスプレジデント)などが登壇し、より環境に優しい移動手段に関するイニシアチブと将来の可能性について語りました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/15739/6/resize/d15739-6-e0d7a684ccf6e7980410-1.jpg ]
閉会式では、亀澤宏規氏(株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 代表執行役社長)と澤田純氏(日本電信電話株式会社(NTT)代表取締役会長)が、社会・気候変動対策を現代のビジネスニーズと日米関係というマクロ的な視点の基で、スピーチを行いました。
また、分科会では、ジャスパー・チャン氏(アマゾン合同会社 社長)、永野毅氏(東京海上ホールディングス 取締役会長)が「大いなる期待:今こそ求められるリーダーシップとは」のセッションに登壇し、ダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、社会的公平性、働き方におけるコロナ禍後の課題とチャレンジについて取り上げました。
カトリーナ・マスミ・レイク氏(Stitch Fix創業者兼会長)、田代祐子氏(株式会社アコーディア・ゴルフ 取締役会長)、ロナ・ティソン氏(北米伊藤園 コーポレートリレーションズ担当副社長)は、男性中心の産業におけるジェンダー平等について洞察を述べました。また、男女共同参画をテーマにしたパネルディスカッション「MINK! ドキュメンタリー〜世代を超えた女性アスリートのエンパワメント」では、カリッサ・ムーア氏(WSL世界チャンピオン(5回)2020年オリンピック金メダリストMoore Aloha Charitable Foundation 創設者)が登壇したほか、大坂なおみ氏(テニス選手、社会変革の旗振り役、MINK! エグゼクティブ・プロデューサー)からの特別ビデオメッセージも上映され、世代を超えた女性アスリートのエンパワメントについて議論されました。「リーダーシップとメンタルウェルネス」のセッションでは、メンタルヘルスの問題について率直な意見が交わされました。
テクノロジー、サイエンス、イノベーションをテーマとしたセッション「地域社会を変革するDX」は、亀田綾子氏(シェルエナジーアジア 日本統括ゼネラルマネージャー)とジェームズ・カフナー博士(ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社 代表取締役 CEO)を迎え開催されました。また、比嘉ジェームス氏(オフライン・ベンチャーズ マネージング パートナー)がモデレーターを務め、アーティストのスプツニ子!(Hiro Ozaki)が「Web 3.0とNFTが生成する新たなファインアート」をテーマに議論を展開しました。
TOMODACHIイニシアチブのプログラム参加者、渡邉利三寄付奨学金プログラムの奨学生、「新生リーダープログラム(ELP)」の現役生および卒業生の若手リーダーを支援するワークショップやアクティビティも実施されました。
また、「新生リーダープログラム(ELP)」の卒業生を米国より約50名東京に招待し、アニュアル・カンファレンスに先立って日本の政界およびビジネス界のリーダー達との交流の機会を提供しました。
カンファレンスでは、2020年に逝去した米日カウンシルの創立者であるアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏を、出席者と著名な講演者の双方が偲びました。
講演者リストを含む日程は、こちら(https://web.cvent.com/event/145f69e4-d769-4506-afef-dba3f5b70190/summary)でご覧いただけます。
米日カウンシル(USJC)について
米日カウンシルは、日米関係を強化すべく、国際的なリーダーを育成し、つなげる組織です。米日カウンシルのメンバーは、人と人との交流を通じて日米のリーダーが一丸となることは、両国の共通の課題に取り組み、解決策を見つけるための力強い手段だと確信しています。米日カウンシルは2008年に日系アメリカ人リーダーらによって設立された教育的非営利団体で、ワシントンDCに本部を置き、カリフォルニア、ハワイと東京にスタッフを置いています。2012年には、米日カウンシル-ジャパンが設立されました。2013年に公益財団法人に認定された米日カウンシル-ジャパンは、東京を本部としています。https://www.usjapancouncil.org/
プレスリリース提供:PR TIMES