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Sanlorenzo Japan株式会社

5人組デザインコレクティブMULTISTANDARDの展示"JUNCTION"を南青山 MA5 Galleryにて開催

(PR TIMES) 2023年08月07日(月)17時45分配信 PR TIMES

MULTISTANDARD EXHIBITION "JUNCTION"

presented by Sanlorenzo Japan
[画像1: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-0695bd0053a0e413addb-7.jpg ]

Sanlorenzo Japan 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:中根 健太郎)は、2023年8月19日(土)から9月10日(日)まで南青山のMA5 Galleryにて5人組の若手アーティストMULTISTANDARD(マルチスタンダード)の展示"JUNCTION"を開催いたします。壁掛け作品から照明、立体作品、コンセプチュアルなど合計約20点ほどの展示となります。

Exhibition "JUNCTION"


2020年の結成から4年目を迎えるデザインコレクティブMULTISTANDARD。
毎年イタリアで開催されるミラノデザインウィークをはじめ、RIMOWAの世界巡回展"AS SEEN BY" など、国内外問わず実験的なアプローチでプロジェクトに参加してきました。
これまではメンバーに共通するビジョン、その具現化を活動の中心に据え制作をおこなってきましたが、その共通項の外側に位置する個々のビジョンにも焦点を当てたいと考えていました。
本展"JUNCTION"では、5人独自のクリエイションも交え、より具体的に私たちのものづくりの姿勢を体現できる機会になればと思います。素材やプロセス、制作意図等、それぞれが異なる道筋からMULTISTANDARDへ再接続する試みです。

"JUNCTION"
会期 : 8月19日 (土) - 9月10日(日) 水曜定休日
営業時間 : 12:00 - 19:00 <入場無料>

PR&VIP Session: 8月18日(金) 12時〜18時
Reception: 8月18日(金) 18時〜21時

会場 : MA5 GALLERY 東京都港区南青山5-10-17
TEL : 03-6712-5408 Web Site : https://ma5gallery.com
[画像2: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-b45337b2fe769c94b4ec-10.jpg ]

About MULTISTANDARD(マルチスタンダード)


MULTISTANDARDは、社会が求める最適解を提示するのではなく、新しい視点をツールとして機能させ、アイデアに形を与えることを主眼として活動しています。
価値観がよりオープンに展開する昨今においては、人々と定説的なスタンダードの実像を共有することよりも、多視点な議論を促進させ、知見の限界を押し広げることが重要だと思うからです。そのためにも、私たちはマテリアルやプロセス、コンテキストを見つめ直し、手掛かりを模索し続けます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-ebb3ff7ef35ada9cf4f4-7.jpg ]

chopping
森林大国と形容されながら、国産材自給率が4 割に留まっている日本。スギやヒノキといった国産材の利用価値や特性を、改めて認識し直す必要があると私達は常々考えていました。
こうした背景の中でchopping は誕生することとなります。水平垂直に製材される従来の木材加工プロセスに、原始的な製材手法である薪割りを加えることで成形されるchopping。木目のはっきりとした国産針葉樹材の割れ方は、生育環境や年数といった木それぞれの個体情報に大きく依存します。バキバキと音をたてながら木目にそってうねりや歪みが表出しますが、これは急峻で四季明瞭な日本の山々で生きた、かつての木の記憶そのものなのです。
[画像4: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-dbda70b77f5070014570-0.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-c91159478b0f692c5850-7.jpg ]

oozing
「接着」という行為はものづくりの起こりであり基本構造でありますが、接着剤に対する大方の期待は「存在しないように振る舞う」ことではないでしょうか。
なぜならばプロダクトの完成品において接着痕は不良であり、隠蔽されるべき裏方でなくてはならないからです。
oozing は、この素材でありながら素材とは認識されない稀有な存在の格上げを目的とします。本作は、RIMOWA 社のアルミシートを「接着剤を装飾として変換する型」として捉えました。アイコニックなシートパターンもここでは単なる背景にすぎません。RIMOWA の表情を伴いながら流れ出る接着剤が、これまで隠蔽されてきた素材の立場を小気味よくひっくり返すのです。


秋山 亮太 / RYOTA AKIYAMA
栃木県益子町を拠点にCRAFT AND DESIGNを軸に活動。手から生まれる感覚を大切にし、素材や時代背景のリサーチをもとに表現を模索する。
[画像6: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-c6d27f0340b82795c301-0.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-dc6f919f3742fe2e7be6-0.jpg ]

CRACK AND SHRINK
人工物でできた素材を使い別軸での可能性を模索しました。本来均質に量産され消費されることを目的としたこの
素材を、性質や生成における温度や時間を見直すことで、素材が本来持つ特性や現象で起こるプリミティブな変化を観察。このマテリアルはオーブンの温度、素材の厚みや密度、塗料の配分量や濃度、湿度や気温、空気に触れていた時間など、様々な要因によりテクスチャーが変化する人為的操作が及ばない物質なのです。


シン スダンリー / SDANLEY SHEN
1988年台湾生まれ、現在東京にて活動。
“Think as human”を理念に、人と作品との関係を常に考える。素材の本質や成り立ちを重視し、より温かみが感じられるものづくりを心がけている。
[画像8: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-f54a64d85467bdb5825a-4.jpg ]

FROAM
私はものの価値を考え直すということを、近年興味を持って取り組んでいます。中でも発泡ウレタンという素材は2018年、修了制作の頃から着手してきました。今回の展覧会をきっかけに、新たなFROAMシリーズを発表します。発泡ウレタンは断熱・防音材として用いられ、構造物に内在する脇役的な立ち位置です。この素材のさらなる個性を見出し、生かしたいと考えていました。FROAMは薄いアルミ板で組んだ構造の隙間を発泡ウレタンが満たすことで、家具としての機能性が保たれています。また、見た目のボリューム感とは異なる軽さも特徴です。このように自由自在に膨張する素材にプロダクトの最終形態を委ね、素材のあり方を主軸に据えています。


田渡 大貴 / DAIKI TADO
物質を取り巻く性質や環境を多角的に観察、実験、応用することで、「もの」の新たな意味合いや機能の掘り起こしを模索する。また、そういった背景の中で制作されたオブジェクトを、社会や既成概念に対するひとつのシナリオとして機能させることを目的としている。
[画像9: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-e0b5ed642249d5f9e9ee-0.jpg ]

(OUT)LINE
ものの形は外形線により定義されているように思います。人為的な処理を前提としたプロダクトのみならず、草木や石ころのような自然物にいたるまで、外形線が素材感を縛ることで形は定義され、空間から独立した存在として分離されると捉えています。仮にそうであるならば、外形線がないということはものとしての表面が与えられず、空間との境界も至極曖昧な状態ということになります。それは現実とは異なるヴァーチャル上でのみ成立するイリュージョンかもしれません。しかし、どうにかそれに接近してみたいと思うのです。
[画像10: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-a3dc83b15439b9e49c86-12.jpg ]

Nature or Nurture
流木は、「木」というには不自然で、「木材」と呼ぶには歪な存在です。いわゆる「素材」という認識の外側に位置するオブジェクトとして、私たちの意識の間を漂流しているように感じています。しかし、流木を素材として認識し直してみると、「山で育ち海で獲れる」という不可解さに気づきはしないでしょうか。
「山と海の両方の時間を内包する複雑なプロセスを備えた素材」として見えてくるはずです。森での時間を木目として刻み、海洋での時間を新たなテクスチャーとしてその身に刻み直す。「素材」の定義はもとの性質に依存するものなのか、それとも生育環境が決定するものなのでしょうか。


松下 陽亮 / YOSUKE MATSUSHITA
実験的なプロセスを通じて、あらゆる製品、空間、素材に対する固定概念を更新できるようなデザインの新しい可能性を探求することを主眼に活動している。
[画像11: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-9249f63e7275aaf659b4-0.jpg ]

MOULD
メラミンスポンジに直径10 mmほどの通し穴をあけ、そこに流し込んだ樹脂がスポンジに浸透しながら重力により成形され、スポンジを掘り出すことで姿が現れます。樹脂の浸透の違いによって生まれる偶発性や不均一さが、成型品として除外されるべき要素ではなく自然が作り出した個性としての価値を与えます。


古舘 壮真 / SOHMA FURUTATE
東京を拠点に活動。空間に内在するあらゆる関係性に着目し、独自のアプローチでデザインやアートワークを行う。人・モノ・空間への効果的な造形表現を模索し、新しい機能や価値観、ストーリーを生み出す可能性を探る。
[画像12: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-d354324d21ab6056fb94-4.jpg ]

PLAW
大量生産において最も典型的な存在であるプラスチックは、生み出される製品が「均質」であり「複製」できるこ
とが価値と言えます。一方で木は、自然界で形成される独自の年輪や表情を持ち、その「個性」に私たちは惹かれています。このプロジェクトでは、両者の素材が認識・期待されてきた価値そのものを取り替えることで、新しいプロダクトのあり方をプロセスも含めて提案しています。PLAW は「不均質なプラスチック」と、「木の複製」が同居するエレメントです。
[画像13: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-8ff19b67ea5b39a4a36f-11.png ]

MA5 GALLERY / SANLORENZO JAPAN


SANLORENZO JAPANは、他のヨットブランドと最も異なる”Design” と”Art”の視線から展開を目指し、ヨットを魅せるショールームとしてではなく、あえて常に進化し続けるアート、デザイン、インテリアを発信するプラットホームとして設立に至りました。また同時に、可能性のある若き気鋭アーティストを発掘・サポートしながら、世界で活躍する存在へと後押しをするバックアップハブとなるよう目指しています。

SANLORENZO YACHT JAPAN


SANLORENZOは60年以上にわたり、一人ひとりのスタイルとニーズを尊重したオーダーメイドのモーターヨットを作ってきました。遠く離れていても、海の地平線上から私たちのヨットを簡単に見つかることができます。ヨットの形自体は時代を超越しながらユニークであり、多くの職人技やアイデアが詰まっています。一方でインテリアでは業界初、国際的有名な建築家やデザイナーであるピエロ・リッソーニ、アントニオ・チッテリオ、パトリシア・ウルキオラらを起用し、今までのヨット内インテリアに対する概念を打破しました。オーナーのためにラグジュアリーな居住環境を陸から海へと延長し、唯一無二のヨットを創り上げています。
[画像14: https://prtimes.jp/i/114757/5/resize/d114757-5-17b8f3b24e767389f62e-13.jpg ]



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