プレスリリース
敷居の高い屋形船を、デジタルの力でより身近な存在へ。本試乗会では、ARアプリ「お江戸の川遊びへおいでなんし」やデジタル意見箱「ホンネポスト」を利用しながら、新たな取組への感想を拾い上げました。
屋形船東京都協同組合(以下、当組合:代表理事・佐藤勉)では、ARアプリ「お江戸の川遊びへおいでなんし」の正式リリースに先立ち、2022年1月15日(土)・16日(日)に浅草・台場にて、屋形船試乗会イベント (以下、本イベント)を開催しました。ARを活用することで、約150年前の江戸時代の川辺の様子を大人から子供まで屋形船で楽しむことができる新たな商品を開始していきます。
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実施概要
・日程:1月15日 (土) 11:00-17:00 / 16日(日) 11:00 -19:00
・乗船:浅草・台場
・コース:隅田川周遊および台場周遊の約60分
AR活用の背景
新型コロナウイルスにより、飲食業や観光業同様、屋形船業界はコロナ以前と比較すると売上9割減が続くという状況が2年近く続いています。当組合では江戸時代から続く屋形船の伝統文化を継続させるべく、AR (制作会社:株式会社ジーン) を活用することで新たな活路を見出そうと動き出しています。「伝統×デジタル」を融合させることで、幅広い世代の方々に楽しんでいただけるような商品を提供していくことにしました。
〜 日本の屋形船の9割は東京に集中しているが、馴染みのない方々が多い〜
コロナ以前は宴会、会社接待などとして利用されることが多く、今後は若年層、家族層、外国人旅行客など新たな顧客層にも響く商品開発を設計していきます。本イベントでは、AR体験などを含むショートコースの船旅が市場で販売する前のテストマーケティングとして実行しました。
※株式会社ジーン:大阪のゲーム開発会社であり、ARアプリ「お江戸の川遊びへおいでなんし」の制作を手掛けた。幅広いジャンルを取り扱っているが、現在は史跡観光 × AR・VRを掛け合わせた開発にも力を入れている。
イベントの反響と今後の課題
本イベントは、デジタルを駆使し活用し、ARの活用、事前Web予約、LINEを活用したホンネポストの導入をしました。従来の屋形船のスタイルである飲食形式とは異なる新たな体験を提供し、お客様の本音の声をいただく場として開催しました。その中でもお客様が本音の感想を投稿できる※「ホンネポスト」においては2日間で163名577個ものご意見をいただきました。全体的には満足度が高い一方で、ARや司会の改善点を挙げる声も多く、今後の課題が浮き彫りになりました。
〜AR体験の様子:ARで江戸時代の隅田川・東京湾を再現〜
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お手持ちのスマホやタブレットで、目の前で花魁が通ったり庶民の様子を見れたり、まるで江戸時代にタイムスリップしたような体験を楽しんでもらいました。
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釣りゲームも搭載しており、江戸時代に実際に採れた魚を釣ることができます。子供だけでなく、大人も夢中になって盛り上がっていました。
〜指南書:ARや乗船をより楽しくする豆知識などを記載〜
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一般向けの他に、英語で記載した外国人向けや、クイズの難易度を下げた子供向けも制作し、国籍関係なく幅広い世代で楽しめる工夫をしました。
具体的な声としては下記の通り:
〜評価された点〜
・ARで現代と江戸時代を融合させた不思議な体験で面白かった。
・昔の風景と今を比べると見慣れた景色も変わって楽しかった。
・途中で流れた江戸っ子のナレーションがよかった。
・お茶とお菓子程度の軽い感じがご時世に良い。1人3,000円程で支払いの価値あり。
・司会の方やスタッフが若い方が多く、元気がもらえた。
〜課題・改善点〜
・橋や建物の歴史知識を踏まえたストーリーがあるとよかった。
・Instagramでの拡散を意識するとすれば、綺麗に取れる為の紹介があるといい。
・アプリのバッテリー消費が激しいので、事前に連絡があるといい。
・映像に対して、ストーリー性があるともっと良い。
〜新たな視点〜
・AR機能を使ったフォトコンテストや、釣り記録がランキングで発表されると楽しい。
・オプションで着物で乗船の人への特典があると、お客さんも演出に参加できていい!貸し着物とセット券があるといいかも!
・船内でのクイズイベントも楽しかったし、豆知識を教えてくださり、ためになってよかったです。クイズ大会にして、優勝者に、景品とかがあったら、もっと盛り上がるかもしれないと思いました。
・夜は2時間半で料理・飲み放題付で1万円以上、今回約1時間で・・・・値段設定が難しそうですね。単体より人力車やランチ等と組み合わせてツアーを組んだほうが訴求できるかもしれません。
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※:ホンネポストとは
イベントやお店の利用客が普段言いづらい本音の感想やリクエストをLINEを通して事業者に手軽に伝えられるメッセンジャーサービス。LINE botに投稿されたユーザーの声はホンネポストを経由して匿名で届けられ、事業者は個別に返事をしたりサービス向上に役立つ投稿にサンクスギフトが贈れる等、「事業者とお客が心地良い距離感」で繋がる次世代型コミュニケーションツールを展開し、利用客の9割を占めると言われるサイレントカスタマーの声を掘り起こす。
新たな試み・今後の展望
本イベントを通して、様々な意見をいただきました。従来の飲食提供のスタイルに囚われないプランは、お客様にとって斬新に映る一方で、多くの課題や改善点も見えてきました。しかし、新たな試みを通じて、敷居の高い屋形船を少しでも身近に感じることができたのではないかと思います。屋形船業界では、この他にもコロナ禍において多くの挑戦をスタートさせています。
・屋形船 BBQ :https://www.amitatsu.jp/info/bbq.htm
・屋形船ウェディング:http://harumiya-w.jp/
・屋形船イマーシブ:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000044288.html
今後も屋形船から、休日のコンテンツ、歴史学習、インバウンドに向けた観光など、屋形船から東京の水辺をアップデートしていきますのでご期待ください!
団体概要
団体名:屋形船東京都協同組合
所在地:東京都台東区柳橋1-5-11篠塚ビル3F
代表者:佐藤勉
HP:https://www.yakatabune-kumiai.jp/
お問い合わせ先
運営:NOFATE株式会社
担当者名:南條 佑佳
TEL:03-6416-4265 (平日9:00‐18:00)
e-mail:yakatabune@no-fate.co.jp
プレスリリース提供:PR TIMES