プレスリリース
東海地域初!コロナ感染症に有効な非接触の避難所受付を体験
地方自治体向けソリューションの開発・販売を行うGcomホールディングス株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:平石 大助、以下 「Gcom」)と岐阜県大垣市(市長:石田 仁)は令和3年11月5日に締結した「避難所受付支援システムの開発に向けた実証実験に関する連携協定」に基づき、大垣市安井地区をモデル地区としたコロナ感染症対策に有効な避難所の非接触スマート受付とVACAN Mapsによる避難所混雑状況配信サービスの防災訓練を令和3年11月28日(日)に行いました。当日は安井地区の約20自治会と安井地区防災士会が東海地域(愛知、三重、岐阜、静岡の四県)では初の避難所DXを体験しました。大垣市では年度内に他のモデル地区でも避難所DX体験会を開催予定です。
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■安井地区防災訓練の目的
主催は大垣市安井連合自治会、協力は大垣市・Gcomとし、大垣市安井地区センターを避難場所として指定しました。今回の防災訓練では、地域の防災力向上とDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を図ることを目的とし、避難所DX体験会とパーテーション設営訓練の2部構成で開催しました。前者の避難所DX体験会の狙いは以下の2点です。
1)【防災 × DX】で並ばない:受付の行列を解消する
従来の避難者カードを記入する受付は1世帯あたり数分かかっているため、避難所の受付に行列が出来てしまいます。避難所の受付を最短数十秒程度に短縮して受付の待ち行列を解消します。
2)【防災 × DX】で並ばない:特定の避難所の混雑を解消する
市民は避難所の混雑状況を確認してから避難を開始できるため、特定の避難所に避難者が集中する混雑自体を回避し易くなります。
■当日の参加状況
安井地区より39名の市民が参加されました。多くの60代以上(参加人数のうち約60%)の方から貴重な意見を伺うことが出来ました。
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/88474/table/5_1_40cf9416aea90c63223a8dce5afcdbae.jpg ]
■避難所DX体験1:受付の行列を解消する
1)DX概要
3種類の非接触の避難所受付方法から市民は自分に合った方法を選択して受付を済ませることができます。
受付を済ませるとリアルタイムにVACAN Maps上の避難所の空き枠が減っていくため、職員が手動で避難所の混雑状況を更新する必要はありません。
1.スマートフォンをお持ちの方
市民:
事前にスマートフォンにユーザ登録を行い、受付用QRを発行します。
ユーザ登録は1回のみで、次回以降は受付用QRの使い回しが可能です。
職員:
受付用タブレットで受付用QRを読込んで受付を行います。
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2.身分証をお持ちの方
市民:
免許証もしくはマイナンバーカードを提示します。
職員:
受付用タブレットで身分証をOCRカメラで読込んで受付を行います。
[画像3: https://prtimes.jp/i/88474/5/resize/d88474-5-120e5a6189cd793b3b6e-2.jpg ]
3.どちらもお持ちではない方
市民:
「お名前」「連絡先」「避難人数」を告げます。
職員:
受付用タブレットに聞き取りした情報を入力して受付を行います。
[画像4: https://prtimes.jp/i/88474/5/resize/d88474-5-106f8c757b5295ce7cc7-3.jpg ]
2)体験内容
まずは、従来の避難者カードを記入する体験をしてもらい記入に係る時間を計測します。
そのうえで、3種類の非接触の受付方法を体験してもらい、それぞれの受付に係る時間を計測します。
また、それぞれの受付方法の満足度をアンケートに回答します。
3)効果
計測の結果、従来の避難者カードの記入と比べて、受付時間を最大80%削減することができました。
また、受付時間が短いほど満足度が高いという相関もアンケートから確認することができました。
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/88474/table/5_2_799eae1ef90494c965216735860256af.jpg ]
(※)今回は避難者カードの記入時間のみ計測しているため、実際に記入台への移動や受付での問答時間を考慮すると122秒以上の時間が1世帯あたりかかっています。
大垣市で避難所DXの運用が開始された場合、どの受付方法を選択するか。(アンケート)
[表3: https://prtimes.jp/data/corp/88474/table/5_3_6639ec4980639b5566dd346e824669c4.jpg ]
■避難所DX体験2:特定の避難所の混雑を解消する
1)DX概要
大垣市の避難所ごとの混雑状況を配信するサービスです。市民は避難所ごとの混雑状況を確認することができますので避難先に迷わなくてよくなります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/88474/5/resize/d88474-5-321f6c5aabcaa9356331-4.jpg ]
2)体験内容
当日は安井地区センター・安井小学校・安井保育園の3か所の避難所を開所します。安井小学校と安井保育園は予め定員オーバーの状態にしておき、安井地区センターのみ避難できる状態にしておきます。前述の避難所DX体験1で受付を済ませると安井地区センターの混雑状況が更新されていくことを、ご自身もしくはご家族(遠方にお住まいでも大丈夫)のスマートフォンやパソコンから確認します。
3)効果
アンケートの結果、64%の市民から支持をいただきました。
継続した利便性と満足度の向上のため、アンケートの結果を分析してサービスに反映していきます。
■大垣市について
市長:石田 仁
人口:160,038人(令和3年10月31日現在)
HP:https://www.city.ogaki.lg.jp/
市役所所在地:〒503-8601 岐阜県大垣市丸の内2丁目29番地
■Gcomホールディングス株式会社について
会社名 : Gcomホールディングス株式会社
創立 : 1971年(昭和46年)5月15日
資本金 : 100百万円
従業員 : 592名 (グループ総従業員数)
HP : https://www.gyoseiq.co.jp/cyber_autonomous/
新しい地域・社会を共創する企業です。
住民サービスの向上、業務効率化及びコスト削減を追求した地方自治体向け情報システムを提供しています。全国160以上の地方自治体への導入実績があり、住民が「ウェルビーイング」を感じる持続可能な地域社会の実現を目指しています。
プレスリリース提供:PR TIMES