プレスリリース
gallery UGで初となる戸泉恵徳個展を開催
虚構世界の戦いに身を投じるピンクアーミーシリーズを発表
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この度、12月8日(水)からgallery UG Tennozにて戸泉恵徳展「Silent Glitter」を開催。
1979年 大阪府生まれ、2004年 東京造形大学美術学部絵画科卒業。Face展にて損保ジャパン日本興亜美術賞を受賞。2020年に開催したグループ展「KIRIJIN」参加をきっかけに、今展覧会を開催する運びとなった。
今展覧会では、近年戸泉作品のアイコンとなっているピンクアーミーシリーズを発表。戸泉作品は、虚構世界で戦いに身を投じるピンクアーミーが象徴的に描かれ、寓意が込められている。
また、アンティークのモチーフに映り込む卓上の静物の実像と影が伴わないことにより空想的でありつつ現実を風刺する。作品「黄金のリンゴ」の中に描かれている黄金のリンゴにはルーベンスの“パリスの審判”の一部分が映り込んでいる。
不和の女神エリスが投げ込んだ黄金のリンゴを巡って三女神ヘラ、アフロディーテ、アテナが美しさを競い、羊飼いパリスがアフロディーテを選んだことが原因でトロイ戦争が勃発。その他、薔薇の指輪(アフロディーテを表すアトリビュート)や黄金の矢など物語に関するアイテムが各所に描かれている。豊かさを象徴するような静物の描写によって虚しさや儚さを警告している。
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黄金のリンゴ / 130.3×194cm / アクリル、綿布 / 2019年
戸泉は”画家は時代によって人々に影響を与える光を描いていると感じる時がある”という。制作時期によって込める想いは異なるものの、戸泉もまたモチーフの放つ輝きを大切に描いている。共通したイメージは“輝き”だ。
ルネッサンスの頃は、キリストの起こす奇跡や神話に登場する神々を光として描き、印象派の頃は時間と共に移り変わる光であったり。人は光に希望を見いだすのかもしれない。
今展覧会では、150号の新作の他、過去作品も含めて約20点展示。
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Invisible enemy / 145.5×227.3cm / アクリル、綿布 / 2021年
【プロフィール】
1979年 大阪府生まれ
2004年 東京造形大学 美術学部 絵画
2021年 「プレシャスタイム」- パークホテル東京,東京
2021年 個展「STILL LIFE虚構世界の静物たち」- 阪急うめだ本店,大阪
2021年 個展「My favorite Twinkle」- REIJINSHA GALLAERY,東京(’17 ’18 ’20)
2020年 「KIRINJI 2020」- gallery UG Tennoz,東京
2020年 「蟻のひと噛み」- SEIZAN GALLERY
2020年 個展「遠〜いストーリー」- コートギャラリー国立,東京(‘18)
2019年 Reborn展 II 未来を発明 - 福井県立美術館,福井
2018年 「OSAKA ART FES2018@梅田Hanshin」- 大阪阪神梅田本店,大阪
2017年 TENGAI 0.4curated by TENMYOUYA HISASHI - A/D GALLERY,東京
2017年 「HANABI」- Art Lab,東京(’07 ’09 ’10 ’12 ’13 ‘15)
2017年 FACE2017 東郷青児記念 - 損保ジャパン日本興亜美術館,東京(‘15)
2015年 「今どきアート〜コレクターI氏の密かな楽しみ〜」
- 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館,群馬
2007年 第十回岡本太郎現代美術賞展 - 岡本太郎美術館,神奈川(‘05)
他多数展示
アートフェア
2014年 アートフェア東京2014 - 東京国際フォーラム,東京
2012年 Citizen Art Shanghai - 上海ガーデンホテル,上海
【展覧会概要】
戸泉恵徳「Silent Glitter」
2021/12/8(金) – 12/25(土) 11:30 – 18:30 金曜日のみ11:30-20:00 *月休廊
gallery UG Tennoz
プレスリリース提供:PR TIMES