プレスリリース

風力発電のための風況調査事業で連携、洋上風力発電市場の成長に寄与

　神戸大学発ベンチャー企業のレラテック株式会社（本社：兵庫県神戸市、代表：小長谷 瑞木、以下、「レラテック」）と豊田通商株式会社（本社：愛知県名古屋市、代表：貸谷　伊知郎、以下、「豊田通商」）は、風力発電のための風況調査サービスにおいて協力し、今後の洋上風力発電市場の成長に寄与すべく、2022年3月に資本業務提携を締結いたしました。
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【発表概要・背景】
　今後の成長が期待される洋上風力発電市場において、風の特徴（風況）を正確に把握し、その事業性や安全性を評価するための「風況調査」の実施が必要不可欠となっています。その中で、スキャニングライダーやフローティングライダー、燃料電池などの新しい技術を導入した風況調査が拡がると期待されています。特に洋上では、陸上と比べて風が強く効率的に風力エネルギーを得られることから、大規模な開発が計画されており、風況調査の重要性がより一段と高まっています。
　レラテックは洋上風力に係る高度な風況観測・シミュレーション・解析技術を有しており、創業時から風況調査およびそれに係るコンサルティングサービスを展開しています。また、豊田通商はドップラーライダー（風況観測機器）や同機器に使用する燃料電池の販売を行い、風力発電のための風況観測におけるプロバイダーとしてサービスを展開してきました。
　この資本業務提携により、ドップラーライダーなどの新技術が導入されている洋上風力発電のための風況調査分野において、安定的かつ高品質なサービスの提供が実現いたします。

【今後の展開について】
　今回の資本業務提携により、レラテックで展開する「風況観測」に係る事業において、効率性と確実性を高めて機器調達できるようになります。また、風況観測に必要となる資金調達についても幅広く対応可能になることから、費用面が高額となる観測プロジェクトにも参画できるようになります。豊田通商は、解析技術を含む風況観測サービスの提案および、ハードウェアとコンサルティングサービスを連携した事業展開が可能となります。
　レラテックとしては、今回の資本提携によって特定機器に関する代理販売や、特定発電事業者に寄与するサービス展開を実施することはなく、引き続きこれまでの風況調査の第三者機関としての立場に変更ございません。また、両社の風況観測に係る担当窓口は以前から変更ございませんので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。


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【レラテック株式会社について】
　「気象×ICT」で「学術と産業」の架け橋となり、風力発電の正しい導入の道しるべになるべく、2020年11月にレラテック株式会社を設立いたしました。特に洋上風況を対象として、「観測」「シミュレーション」「解析」を一気通貫で提供できる風況調査を実施しております。レラテックは神戸大学認定の研究開発型ベンチャー企業であり、神戸大学大学院 海事科学研究科の海洋・気象研究室（教授 大澤輝夫）のノウハウを活かした実務を行っております。
１.風況観測事業


風況観測鉄塔やドップラーライダーを用いた観測計画の立案、それに係る施工、モニタリング、撤去などに係るサービスを展開
ドップラーライダーによる乱流強度計測に対応

２.風況シミュレーション事業


国内外の数値モデルを用いた風況シミュレーションに対応
特に、神戸大学の研究成果を活用した、メソ気象モデルWRFによる洋上風況シミュレーションに強みを持つ

３.風況解析事業


風力発電の事業性を見積もる発電量推定や風車後流影響の評価
ウィンドファーム認証に係る風条件評価を実施
観測データとシミュレーションの併用手法の開発の他、GISを用いた解析作業などに対応


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【企業情報】
• 社名：レラテック株式会社（英名: Rera Tech Inc. ; RTI ）
• 本社住所：〒658-0022 兵庫県神戸市東灘区深江南町5丁目1-1
• 資本金：7,000万円（2022年4月現在）
• 設立：2020年11月
• 設立者：小長谷 瑞木（代表取締役）、見崎 豪之、水戸 俊成、内山 将吾
• 技術顧問：大澤 輝夫、林 陽生
• 業務内容：風況観測・解析・予測評価※、コンサルティング、研究開発（共同研究：神戸大学、産業技術総合研究所）
• HP：https://rera-tech.co.jp/
※2020年度 研究成果展開事業 社会還元加速プログラム（SCORE）大学推進型「気象モデルWRFを用いた洋上風況調査手法の実用化」の成果を一部活用しています。

【お問い合わせ先】
レラテック株式会社　小長谷（コナカ゛ヤ）、高松　
MAIL：press#rera-tech.co.jp（#を@に変えて送付願います）
※営業を目的としたお問い合わせはご遠慮いただきますようお願い致します。

プレスリリース提供：PR TIMES