プレスリリース
女性の健康に関わるアンメットニーズに応えるため、深い文化への洞察と健康に関する卓越した専門知識を、複数の市場で分野横断的に提供。
ザ・ウェーバー・シャンドウィック・コレクティブが実施した調査では、有意義な変化を促すためには、複数の利害関係者が参加する独自の教育啓発キャンペーンの必要性が示されています。
*このプレスリリースはウェーバー・シャンドウィック・アジア太平洋地域(APAC)の英文プレスリリースを和訳したものです。
2023年5月25日、「女性の健康のためのアクション」国際デー(2023年5月28日)に先駆けて、グローバルPRエージェンシーのウェーバー・シャンドウィックが所属するコンサルティングネットワーク、ザ・ウェーバー・シャンドウィック・コレクティブ(以下、TWSC)は、アジア太平洋地域のすべての女性がより健康的な未来を迎えられるよう、独自の市場横断型サービスの開始を発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/75864/5/resize/d75864-5-7f4a64ada1ca737e0627-1.jpg ]
「ザ・ウェーバー・シャンドウィック・コレクティブ・ウィメンズヘルスオファー」は、アジア太平洋地域全体からヘルスケアコミュニケーション、コーポレートコミュニケーション、ポリシーとアドボカシー、従業員エンゲージメント、デジタルイノベーション、デザインなどの領域で熱意溢れる専門家グループを結集し、サービスを提供します。このサービスでは、データ・インテリジェンスを用いて、インカルチャー・アドバイザーあるいはビジネス、政府、学界、社会の厳選された外部コンサルタントのグループと緊密に連携します。
レイチェル・ペイ(ウェーバー・シャンドウィックEMEAのヘルスケア・マネージング・ディレクター兼APACのシニア・ヘルススポンサー)が率いるこのサービスは、女性の健康における定義に変革をもたらすことを目的としています。これまで女性の健康は、歴史的にリプロダクティブヘルスや女性特有の疾患に限定されてきましたが、より総体的な健康、ウェルネスおよびウェルビーイングの視点に変えることを目指しています。アジアの女性は男性に比べて多くの疾病にかかるリスクが高く、高血圧による心疾患*1、糖尿病*2、自己免疫疾患*3、アルツハイマー病*4,5を含む疾患においてもり予後が悪いというエビデンスが示されています。
ウィメンズヘルスオファーは、ウェーバー・シャンドウィックが持つ最新で独自の洞察力を備えた製品である「Women’s Health Indicator」を含む一連の製品やサービスによって支えられています。データアナリストや行動の専門家によって開発されたこの製品は、社会、メディア、および政策上で測定されたデータポイントを分析し、評価することによって、女性の健康における具体的意識の相違点を特定し明らかにする役割を果たします。
同社香港とシンガポールで、ヘルスケア部門の戦略を担当しているバイスプレジデント、リズ・クラーク・マルティネスは、「アジア太平洋地域全体で、女性は社会文化的影響、政治環境によってもたらされる健康格差を受けやすく、そのため最適な治療へのアクセスや開始が制限されていることが調査で明らかになっています。女性の健康の分野で変化を促すには、女性や文化と現代医学の接点を深く理解する必要があります。そうして初めて、真に共感を得られ、行動につながるコミュニケーション計画を作成することによって、クライアントがヘルスケアのあらゆる領域で活発に前進していくことを支援することができるのです」と述べています。
TWSCが最近実施した調査によると、マルチステークホルダーへの教育・啓発キャンペーンを女性に届けるだけでなく、女性の心に響かせ、意味のある変化を促す必要があることが裏付けられました。
アジアの複数の市場において、2022年4月から2023年3月までの期間に分析したメディア報道とソーシャルメディアデータの調査結果からは、アルツハイマー病、糖尿病、関節リウマチ(RA)については、女性の疾病リスクが高まっているにもかかわらず、女性に特化した情報が不足していることが判明しました。
アジアでは、2型糖尿病を患う女性が冠動脈性心疾患*2で死亡する確率が糖尿病を患う男性の約2倍であるというエビデンスがあるにもかかわらず、糖尿病に関するAPACにおける報道全体のうち、女性について明確に言及している報道はわずか4%である。
日本では、アルツハイマー病の新規患者さんのうち男性よりも女性の方が約2倍多いというデータがあるにもかかわらず*5、日本でのアルツハイマー病に関する報道のうち、女性に焦点を当てたものは1%未満である。
韓国では男性の3倍以上の女性リウマチ性関節炎(RA)患者がいるというエビデンスがあるにもかかわらず*6、韓国のオンラインコンテンツのうち女性に特化したものはわずか3.5%である。
[画像2: https://prtimes.jp/i/75864/5/resize/d75864-5-b4ef1df649459db1a8db-0.png ]
ヴァネッサ・ホー・ニコロフスキー(ウェーバー・シャンドウィックAPAC、チーフ・クライアント&グロース・オフィサー)のは次のように述べています。「TWSCでは、現在アジア太平洋地域の中で極めて不公平な分野として広く知られている女性の健康について、クライアントが再定義するサポートをしています。私たちのサービスは、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)、従業員エンゲージメント、フェムテックイノベーションといった領域のビジネス全般にわたり、各拠点の熱意あるヘルスケア専門家たちが担っており、彼らは今日のアジア太平洋地域の女性たちの経験、文化、ライフステージを真に反映した公正な治療、ケア、医療へのアクセスに変化を引き起こそうとしている存在です。私たちの独自のサービスは、知識の相違点を埋め、創造性、行動、測定可能な影響を通じて、企業やブランドが女性の健康の中心的存在になることを支援します」
この度ウィメンズ・ヘルスのサービスの提供を開始することに加え、ウェーバー・シャンドウィックは同地域の既存および進行中の人材プログラムおよびポリシーを通じて、女性の健康とウェルビーイングを支援する取り組みにおいて業界のリーダーであると自負しています。スージー・ベイツ(ウェーバー・シャンドウィックAPAC、チーフ・ピープル・オフィサー)は、「私たちは、現在の従業員の70%以上を占める女性従業員に焦点を当てた、最高水準のプログラムの開発をリードしていることを誇りに思っています。メンタルウェルビーイングに関する講演やリソースのサポートに加え、私たちは、各国の状況に応じた生理的あるいは心理的サポート、あらゆるレベルでの柔軟な働き方の方針など、プログラムの継続的な開発に取り組んでいます。私たちは、文化的に多少異なる市場と、その周辺にあるセンシティブな事情に引き続き留意しながら、この分野でプログラムを推進することに引き続き全力を尽くします」と述べています。
ザ・ウェーバー・シャンドウィック・コレクティブについて
ザ・ウェーバー・シャンドウィック・コレクティブ(TWSC)は、アーンドを重視した戦略的コミュニケーションとコンサルティングのネットワークです。ウェーバー・シャンドウィックのほか、TWSCのブランドには、カプチーノ、カレント・グローバル、dna、フリップサイド、KRCリサーチ、パウエル・テイト、プライム・ウェーバー・シャンドウィック、レゾリュート・デジタル、リヴァイブ、ThatLot、ユナイテッド・マインズがあります。ザ・ウェーバー・シャンドウィック・コレクティブは、インターパブリックグループ(NYSE: IPG)の一部です。
ウェーバー・シャンドウィックについて
ウェーバー・シャンドウィックは、戦略xクリエイティブの両輪思考で、ビジネスソリューションを提供するグローバルPRエージェンシーです。私たちは、常に進化を続けているメディア、政策、テクノロジー、社会が融合して生まれる「文化」にこそ、ビジネス課題を解くカギがあると考え、これらの4つの要素の変化をいち早く、深く捉えた上で、時代にあった最適なソリューションを生み出すことを使命としています。大胆な発想とPRの力を駆使した数々の施策は、ビジネス課題を解決に導いただけでなく、社会に影響を与えたと評され、2020年には、最も優秀な広告代理店を発表するAd Age Agency A-Listに選出された他、2019年にAd Age Best Places to Workを受賞しました。また、Campaign US PR Agency of the Year(2021年)、Provoke Global Agency of the Decade(2020)、PRWeek Global Agency of the Year(2015年、2016年、2017年、2018年)をはじめとする、世界のPR業界で最も名誉のある賞を受賞。また、世界最高峰のクリエイティブアワードのCannes Lionsでは、過去に135もの賞に輝き、うち2021年はPRエージェンシーとして最も多くの賞を授与。2021年には、唯一のPRエージェンシーとして、Gartner Magic Quadrant for Global Marketing Agencies特別賞を授与されました。ウェーバー・シャンドウィックは、世界最大級の広告・マーケティング会社インターパブリックグループ(NYSE:IPG)の傘下企業です。詳細はhttp://www.webershandwick.asia、https://www.webershandwick.jpをご参照下さい。
*1. Vogel B, et al. Lancet. 2021;397:2385-438.
*2. Xu G, et al. Eur J Endocrinol. 2019;180:243-255.
*3. Ohta A, et al. Mod Rheumatol. 2013;23(4):759-64.
*4. Liu CC, et al. Biomed Res Int. 2019;11:5378540.
*5. Montgomery W, et al. ClinicoEconomics and Outcomes Research. 2018;10:13-28.
*6. Kim et al. J Rheum Dis 2021;28(2):60-67.
プレスリリース提供:PR TIMES