プレスリリース
世界初(※)ゲノム解析による「縄文人度」解析サービスを提供開始、および国立科学博物館館長特別記事を公開(※当社調べ2023/4/11)
株式会社Zene(以下、当社)は、当社のゲノム解析サービスZene360(以下、Zene360)利用者を対象として、
ゲノム情報から東京大学・大橋順教授(以下、大橋先生)が研究開発した縄文人由来遺伝子をZene360利用者の中でランキング化した世界初の「縄文人度」解析サービスを提供開始します。
また併せて、縄文人の最新研究について、国立科学博物館館長・篠田先生の縄文人に関するディープインタビュー記事を限定公開します。
【ゲノム解析サービス「Zene360」の概要】
■ Zene360について
Zene360は、遺伝子に影響を受ける生涯不変な健康リスク、体質などを最先端技術を用いて高精度な分析を行い、その結果を健康保険組合様・地域自治体様・健康経営を目指す事業者様に安価に提供するゲノム解析サービスです。
「自宅で」「簡単に」「安価に」「高精度な」「生涯不変な」健康リスクの解析を受けることが可能となります。
生活習慣病やがんなど、多くの方々にとって課題となり、かつ生活習慣が重要になる健康リスクについての解析サービスを提供しています。
サービス概要については下記をご覧ください。
https://www.zene.co.jp/promo/
【Zene360の縄文人度解析サービスの概要】
現在、日本人の起源に関して古代人類学としての知見は、骨などから研究をする「形態学」から遺伝子から調べる「古代DNA研究」にいたるまで多くの研究が実施されており、今なお様々な研究・検証が行われています。(※1)
図:日本人の起源における概要
[画像1: https://prtimes.jp/i/72828/5/resize/d72828-5-82350aa54a814f5f269a-0.png ]
(大橋先生許諾の下、Zene改変)
そのような中、現代人のDNAに古代人(ネアンデルタール人)の遺伝子が含まれていることを明らかにしたスバンテ・ペーボ博士に2022年のノーベル生理学・医学賞が贈られました。ぺーポ博士は発掘されたネアンデルタール人のDNA情報を読み取ると現代人に約2%程度、ネアンデルタール人の遺伝子が含まれているということが明らかになりました。
昨今、ゲノム技術の発達に伴い、日本においても古代人のDNA解析が次々に明らかになりつつあります。大橋先生の研究では、現代日本人の遺伝情報に注目して「縄文人由来の遺伝子」と「渡来人由来の遺伝子」の特徴的な違いから縄文人に特徴的な遺伝子を多く発見し、現代人にも残る縄文人の特徴遺伝子を計測できることが明らかになってきました。
上記の「縄文人に関する特徴的な遺伝子」を使うことで、個々人がどの程度、縄文人由来の特徴的な遺伝子を持っているかを計測が可能になり、地域の特徴や日本の起源を知る手掛かりになります。
一般的に日本人は10〜20%程度の縄文人由来遺伝子を引き継いでいると言われています。
今回リリースする縄文人度解析サービスでも同様に、多くの現代日本人は10〜20%程度の縄文人由来遺伝子を含んでいることが分かっています。
本日より、Zeneでは上記の縄文人由来遺伝子を使って世界初(※自社調べ2023年4月11日現在)の「縄文人度解析」サービスを提供します。
縄文人解析では、Zene360で提供しているご利用者を対象として「縄文人由来の遺伝子をどの程度保持しているか」を相対的なランキング化したサービスです。
本サービスでは縄文人由来の遺伝子について約400個ほどを調べており、その保有数をZene360ご利用者全体を1000人と仮定して何番目に多くの縄文人由来遺伝子を保有しているかをご提供しています。
(※技術的な限界により、大橋先生の研究論文を完全に再現しているものではございません)
[画像2: https://prtimes.jp/i/72828/5/resize/d72828-5-d3dc4933980338e1d874-3.png ]
本サービスを通じて日本の起源に関する興味関心や、2021年に世界文化遺産にも指定された縄文人遺跡群(※2)、
縄文人の文化や展示(※3)などに興味を持っていただけるのではないかと考えております。
また当社では、学術研究をさらに進めるためZene360をご利用いただいた解析結果を研究に活用しながら
さらなる人類遺伝学の発展のため研究を進めてまいります。
【国立科学博物館館長・篠田先生のインタビュー限定公開】
縄文人度解析のリリースにあたり、人類学に関する専門で人類学会大会長などを歴任された篠田先生(国立科学博物館館長)のインタビュー記事を限定公開します。
インタビュー記事は、期間限定で無償公開しております。(今後、会員専用となります)
ぜひ、この機会に縄文人の最新研究成果にご興味を持っていただければ幸いです。
日本人のルーツ「縄文人」とは?
https://app.zene360.com/free/anc/jomon/article/shinoda/
【縄文人度サービスのご利用方法】
■既にZene360をご利用になられている方
各契約主体様(健保様や事業者様)から許諾を得られたご利用者様に縄文人度解析の開示を行います。
サービス開示対象者にはマイページに「縄文人度解析」のコンテンツが表示されるようになります。
※既にZene360をご採用いただいている健保組合様、事業者様で開示をご希望される方は、弊社担当営業にお問い合わせください。
Zene360マイページ
https://app.zene360.com/
■Zene360をご利用になられていない方
法人専用商品のため健康保険組合様、または事業者様からのご採用・ご応募をお願いします。
個人への販売は行っておりません。
【よくある質問】
■遺伝子とは何ですか?
Zeneで扱う遺伝子とは1塩基多型(SNP)を指します。SNPは、他人との違いが明らかになっている遺伝子情報で、生涯変化することはありません。
■既にZene360を利用していますが価格はいくらですか?
現在リリースキャンペーン中としてZene360のサービスに含まれているため、既にご導入いただいていご利用者様に開示する料金は無料です(今後、有料化する可能性があります)
また、法人様向けテスト導入いただいている方は、4月12日より開示しておりますのでZene360マイページにログインしてご確認ください。
■Zene360「縄文人度」とはなんですか?
大橋先生が研究発表された縄文人由来の遺伝子を現代人に適用し、
Zene360利用者と比べてどの程度多く縄文人度由来の遺伝子を持っているかを順位付けしたZene独自のランキングです。
詳しくは、参照の論文(※4)または会員専用コンテンツに大橋先生のロングインタビューがありますのでそちらをご覧ください。
■「縄文人度が低い」と「弥生人度が高い」という結果になりますか?
いいえ、弥生人度が高いかどうかはわかりません。
弥生人は弥生時代に生きた人々のことを指すため、「縄文人+渡来系」のことを指します。
そのため、弥生人ではなく、「縄文人度が低いと渡来系度が高くなる傾向」はありますが、
日本以外の人種の方も縄文人度が低く出る傾向があるため一概には渡来系であるとは言えません。
今後、渡来系の遺伝子研究が進むことで解明される可能性があります。
■外国の血縁の人が縄文人度を解析したらどうなりますか?
縄文人度が低い傾向と出ます。また、縄文人度から血縁関係を知ることはできません。
■参照情報(外部サイトとなります)
※1 ヤポネシアゲノ厶
http://www.yaponesian.jp/
※2 Jomon Prehistoric Sites in Northern Japan - UNESCO World Heritage Centre
https://whc.unesco.org/en/list/1632/
※3 国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo
https://shinkan.kahaku.go.jp/floor/n-2f-n_jp.html
※4 Modern Japanese ancestry-derived variants reveal the formation process of the current Japanese regional gradations
https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(23)00207-9
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<<Zeneからのお知らせ>>
◆Zene360について
https://www.zene.co.jp/promo/
◆健康保険組合様向け無償モニター実施のお知らせ
Zene360の導入にご興味のある健康保険組合様向けに、
Zene360を無償でお試しいただけるプログラムを用意しております。
お試しになりたい場合、下記資料請求よりお申込みください。
https://www.zene.co.jp/zene360/document/index_i
◆Zeneに関するお問い合わせ
下記よりお問い合わせください
https://forms.gle/WxmhdmdBkjB5rYwN6
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