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TRUE ROMANCE ART PROJECTSでは、この度フォトグラファー和多田アヤによる写真展「TALKING TO THE DEAD」を開催いたします。

(PR TIMES) 2022年03月27日(日)10時45分配信 PR TIMES

会期:2022年4月1日(金)から4月17日(日)


新進気鋭のアーティストの展示の企画及び制作を行い、日本独自のアートカルチャーを発信する渋谷公園通りのギャラリースペース TRUE ROMANCE ART PROJECTS(所在地:東京都渋谷区 代表:門馬 翔 - 以下TRAP)は、2022年4月1日(金)から4月17日(日)の17日間、フォトグラファー和多田 アヤによる写真展「TALKING TO THE DEAD」を開催します。

[画像1: https://prtimes.jp/i/97490/4/resize/d97490-4-88d3d2f3b4f075ddc3a1-10.jpg ]



和多田は2021年9月、青森県に今なお残るイタコの伝統や日本人の民間信仰・霊魂観について、写真集の形で伝え遺すプロジェクトに参加し、イタコが住む南部地方や下北半島の恐山、津軽の川倉賽の河原地蔵親など、青森県の各地にあるイタコゆかりの地を訪れ撮影しました。写真集には、取材チームと共に体験した90歳のイタコ・中村タケさんの口寄せの記録も収められています。


本展では、自身の「喪」の体験を主題に作品を発表してきた和多田が、死者との対話を求めてイタコを訪ねる人々の心象風景や、霊の眼差しを思わせるような写真をセレクト。物体の形状の類似や色彩の対比が見られる2枚を並置して見せることで、異なる次元に住む存在とのコミュニケーションを表現しました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/97490/4/resize/d97490-4-295a4a7252bfe69ef243-1.jpg ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/97490/4/resize/d97490-4-144f1716458c07b643a6-2.jpg ]


写真集所収の「イタコ文化の底流に流れる死生観」の中で、宗教学者・山折哲雄氏は、日本人の霊肉二元論的な死生観について、以下のように記しています。

「イタコの口寄せにも、もちろん生と死の二重性が見て取れる。ホトケ(死者)がイタコの口を通して自らの死や残した者への思いを語るという設定が成り立つのも、身体を離れた後の霊が自由に行き来するという共通認識があるからだ」

従来暗いイメージで語られがちだったこの世界観を、和多田の作品は可能性と希望に満ちたものとして提示しています。

写真展会場では、写真集の内容や制作プロセスなどをあわせて紹介。イタコ文化に関する専門家や有識者を招いた対談イベントも予定しています。写真と、展示用に製作したエディションを販売しております。

[画像4: https://prtimes.jp/i/97490/4/resize/d97490-4-7938a6132699dcdb6613-7.jpg ]



オープニングレセプション
4.2(土) 15:00~
どなたもご参加いただけます。

トークイベント
4.3(日)15:00~
篠原匡(TALKING TO THE DEAD プロジェクト発起人・ジャーナリスト・蛙企画代表)と鵜飼秀徳(ジャーナリスト・浄土宗 正覚寺住職)による対談

4.9 (土) 15:00~
和多田アヤによる、作品にまつわるトーク ゲスト未定


和多田アヤ
1973年東京生まれ。幼少期をタイ・バンコクで過ごす。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業後渡仏、アルルのフランス国立写真学校レジデンスプログラムを修了。2009年から2012年ドイツ・ベルリンにて活動。現在は東京を拠点としている。

膨大な数のポートレート撮影で培ったコミュニケーションスキルを活かし、的確なリードで人物の身体の動きや表情を切りとる。被写体の心に添いながら距離感や緊張の緩急を測り、個性が光るコンテンポラリーなビジュアルに結んでいくフォトセッションは、俳優やモデルのみならずフォトシャイな一般顧客からも信頼が厚い。乳癌などの外科手術を控えた女性を対象にしたヌード撮影の活動を2012年より行っており、子どもや家族の肖像もライフワークとして継続している。

写真作家としてのパーソナルワークはいずれも家族と喪を主題に制作。母親と二人で過ごした幼少期の心象風景「彼岸の花」。母の遺品を父が身につけたポートレート「やもめ」。祖母や叔母の衣類で着飾った従姉妹たちのポートレート「ママのクローゼット」。「LILIES-白い百合の連作」は葬儀や法事から持ち帰った百合が自宅の居間に飾られていた思い出を反映している。また近年はシルクスクリーン・銅版画・絵画の技術習得と制作にも取り組み、表現の幅を広げている。

Hp: https://www.ayawatada.com/
Instagram: https://www.instagram.com/aya.watada/?hl=en


「TALKING TO THE DEAD」
会期: 2022年4月1日(金)ー 4月17日(日)
開廊時間:11時 ー19時
定休日:毎週月曜、火曜
会場:東京都渋谷区神南1丁目20 - 7 川原ビル 4F

展示に関するお問い合わせ先
True Romance Art Projects
PR 吉田あかね
akane@trueromancecreative.com


TALKING TO THE DEAD プロジェクトについて

「TALKING TO THE DEAD」は、書籍・写真集やドキュメンタリー制作を手がける株式会社蛙企画(東京・港区、代表取締役:篠原匡)とTrue Romance Creative、フォトグラファーの和多田アヤ、ニューヨーク在住の映像作家、元吉烈の4者が進める映像・写真集プロジェクトをベースにしています。

クラウドファンディング
出版費用を調達するために、クラウドファンディングを実施しておりますので、ぜひご参加下さい。
期間 3月26日(土)ー 5月9日(月)
https://readyfor.jp/projects/90007

最後の盲目イタコ、中村タケさんが放つ圧倒的なオーラや青森の各地に点在する霊場の風景を活写した和多田アヤの写真と共に、宗教学、思想史の大家として知られる山折哲雄氏(国際日本文化センター名誉教授)、同じく宗教学の権威で、上智大学グリーフケア研究所の所長を務める島薗進氏、そして『ドキュメントがん治療選択 』などのノンフィクションで知られる金田信一郎氏など、錚々たる方々の寄稿が集約されております。

[画像5: https://prtimes.jp/i/97490/4/resize/d97490-4-a8d31672bb1eed5bba3e-8.jpg ]


*イタコとは、青森県南部地方に実在する女性の霊媒師のこと。ホトケ(死者)の魂を降ろして自身に憑依させ、ホトケの言葉を自らの口を通して伝える「口寄せ」で広く知られています。古来、イタコは目の不自由な女性のための仕事で、はしかなどで光を失った少女が社会を生き抜くため、師匠イタコの下でイタコの巫技(ふぎ)を身につけました。

イタコは青森県の南部地方や津軽地方に広く存在しましたが、高齢化や師匠イタコの消滅によって、その数を大きく減らしております。青森県いたこ巫技伝承保存協会が歴史的伝統的イタコと定義しているイタコの数は3〜4人に過ぎません。その中でも、目の不自由なイタコは今年90歳を迎える中村タケさんお一人になりました。

絶えつつあるイタコ文化を後世に伝えるため、蛙企画とTrue Romance Creativeは中村タケさんを軸に、イタコ文化や日本人の信仰、霊魂観について写真集の形で遺すというプロジェクト「TALKING TO THE DEAD」を始めました。


[画像6: https://prtimes.jp/i/97490/4/resize/d97490-4-41a0eb87b5a1f32720d3-9.jpg ]


True Romance Art Projects
アートとファッションを中心に活動する東京を拠点としたアート・クリエイティブエージェンシーTrue Romance Creativeが所有するギャラリースペース。
Hp: www.trueromanceartprojects.com
Instagram: https://www.instagram.com/true_romance_art_projects/

True Romance Creative
代表 門馬 翔(Sho Momma)
1984年東京生まれ
2002年に渡米。ニューヨークのFIT(ファッション工科大学)にてグラフィックデザインを勉強し、2008年に卒業後、石岡瑛子とのコラボレーションでヒューストンロケッツのブランディングやビョークのCocoonのMVを制作したニューヨークのアルファルファ・スタジオで2年間働く。その後、現代美術の業界で名高いグラフィックデザインスタジオGoto Designでグラフィックデザイナーとして8年間働く。Goto Designでは2011年シンガポールで開催された、シンガポール・ビエンナーレのブランディングを初め、2013年には、世界で最も重要なアートフェアであるヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(Venice Biennale) "Encyclpeidc Palace" のブランディングやカタログの製作に関わる。2015年、村上隆の森美術館での個展「村上隆の五百羅漢図展」でも同様に展覧会のブランディングとカタログをデザインし、来場者数31万人を越す大盛況の一躍を担った。その他、ボストン美術館との仕事や、世界で最も影響力のある画商・ガゴシアンギャラリーを始めとした、著名なギャラリー・アーティスト・ミュージアムなど、グローバルな現代美術のプロジェクトに数多く携わる。2018年後半に約9年務めたGoto Designを退職し、独立してフリーに。Vice media やスワロフスキーとのコラボレーションや、アメリカで100年以上歴史のあるブランドJ. PRESS USAのキャンペーンのクリエイティブディレクションとデザインを現在も担当。その他、美容ブランドのグローバルキャンペーンのビジュアルの制作や、外資系広告代理店と共に、イケア新宿の店舗オープンのグローバルキャンペーンやTiny Homeキャンペーンのディレクション・デザインを担当。その他、アウディジャパンやVisaなど国内外様々なプロジェクトに関わる。



プレスリリース提供:PR TIMES

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