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株式会社宮本卯之助商店

文久元年に創業し160年間、祭りと共に歩んできた宮本卯之助商店 伝統文化と森林を循環させる"サステナブルな太鼓"を開発「森をつくる太鼓プロジェクト」が始動

(PR TIMES) 2022年03月09日(水)06時40分配信 PR TIMES

東京檜原村で森林を取り巻く課題に向き合っている東京チェンソーズと手を組み間伐材と伝統技術を掛け合わせてつくる

 株式会社宮本卯之助商店(本社:東京都台東区、代表取締役社長:宮本芳彦)は、江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」にて、檜原村拠点とする林業会社、株式会社東京チェンソーズと共に昨今の東京の森林問題の解決に向き合った「森をつくる太鼓プロジェクト」を始動いたします。その第1弾として3月4日(金)よりサステナブルな太鼓「森をつくる太鼓」の発売を開始。3月19日(土)には、檜原村にて森の演奏会&ワークショップ「はじまりの森」を開催します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-e08b2836e5e71cdfa8fa-0.jpg ]

 本プロジェクトは、自然との共生を願い、太鼓を打ち鳴らしてきた日本人の原点に立ち返り、自然と人を繋ぐサステナブルな楽器づくりで、アートと環境を豊かにする循環型社会の提案です。
 太鼓から始まり、祭りや芸能で使われる楽器や道具を作り続けて160年、現代生活における消費サイクルと商品のライフサイクルのズレによる文化継承への影響とその持続可能性を考える「宮本卯之助商店」と、日々持続可能な森林経営に取り組む林業会社「東京チェンソーズ」が手を組み、伝統工芸技術と間伐材を掛け合わせたサステナブルなプロダクト「森をつくる太鼓」を生み出しました。森をつくる太鼓を広げる事で、檜原村のスギが豊かに樹齢100年を迎え、木材としての価値の向上、産業としての効率化、多様性のある森づくりに貢献していきます。



「森をつくる太鼓」の特徴

1. 160年以上祭りを支え続け技術の文化継承の危機に直面する宮本卯之助商店が推進する森林課題に向き合うために開発したソーシャルプロダクト
日本の伝統的な製法で作られた太鼓や祭に関わる楽器や道具は、職人の技術も、材料も無駄にしない、長く続くサステナブルな物づくりを行ってきました。例えば、祭りで使用する神輿は20〜30年に一度総修理を行うことで、太鼓は張替などを行うことで、長く使い続けられ、修繕の際には職人同士で伝統技術の継承が行われてきました。しかし現代では、生活様式の変化から消費の時間サイクルが短くなり、技術や文化をこれまで通り育てていくことが難しくなりました。これまで日本の伝統技術を牽引し、文化継承の危機に直面する宮本卯之助商店だからこそ、いま改めてこのサイクルを見つめ直し自然と共生してきた日本文化現代生活にフィットした形で活かせるのではないかと考えております。

2.  林業会社東京チェンソーズと共に東京の森林問題解決に貢献
第一弾のプロダクトは檜原村にある東京チェンソーズ社と共に東京のスギを使った桶太鼓を開発しました。東京は総面積の4割が森林に覆われていますが、木材価格の下落に伴い、林業従事者も1/10ほどに減少しました。戦後植林されたスギやヒノキ、サワラなどの人工林は樹齢60年にも達していますが、充分には活かされていない現状があります。この状況を鑑みて東京の木材を活かした太鼓を林業の観点から森林課題の解決に取り組む東京チェンソーズと共に開発し、木材の地産地消を推進。完成したプロダクトを東京の太鼓愛好者たちを始めとする多くの方に知ってもらうことで東京の森林問題の解決に貢献できるという選択肢を作りました。

3. 通常は太鼓製造の適正に達しない間伐材を伝統技術によって生かす
森林を適正に管理するために伐採された間伐材は、通常太鼓作りに使用する木材に比べ、密度や硬さは劣りますが、それを160年以上受け継がれてきた職人の知恵と技術で補うことで、美しく力強い打音を響かせるサステナブルな太鼓を開発しました。
さらに、通常は用いない板目材も取り入れ、浮造り仕上げを施すことで美しい木目も楽しめる太鼓となっております。
[画像2: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-1f44d979545fb00a19a5-1.jpg ]

4. 和太鼓では世界初となるFSC(R)認証を取得
森林課題の解決の1歩はサステナブルに管理された森林の木材を使用することと考え、世界で初めて森をつくる太鼓の一部ラインナップをFSC認証の太鼓として発売します。FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、適切に管理された森林からの製品を目に見える形で消費者に届け、それにより経済的利益を生産者に還元する仕組みです。今後は各地のFSC認証材を用いた太鼓づくりや、太鼓以外のプロダクト作りにも取り組んでいきたいと思っています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-b550738e90ced7f347c8-2.jpg ]

<FSC認証とは>
FSC認証は、国際的な非営利団体Forest Stewardship Council(R) (FSC(R):森林管理協議会)が、世界に責任ある森林管理を広めるための森林認証制度です。環境、社会、経済分野の利害関係者の合意によって支持された国際的な規格をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や、その他適切な森林資源の使用につながる原材料を使用した製品に FSC ラベルを付け、認証品として販売することができます。FSC ラベルを目印に認証製品を選んで購入することで、認証された森林資源への需要が高まり、適切に管理された森林の拡大につながります。これにより、普段の生活の中で、無理をせずに森を守ることができます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-95edcc2c166fc818259c-18.png ]


「森をつくる太鼓」プロダクト概要
・販売開始日時:2022年3月4日(金)
 ※認証材を使用した「森をつくる太鼓」は3月中旬より発売開始予定
・販売場所:下記特設サイト、または店頭にて
・特設サイトURL:http://miyamoto-unosuke.co.jp/moritsuku/


制作側からのコメント

宮本卯之助商店 宮本芳彦コメント
自然への感謝や畏れを表す祭と芸能の道具を作っているのに、環境への積極的な貢献ができていない事に漠然と違和感がありました。土地との繋がりや循環よりも、短期的に値段の折り合う材や手間が選ぶ消費社会では、良いモノを長く使う日本の良さも活かされにくいとも感じていました。コストダウンに外材や海外生産という選択肢ではなく、伝統に固執するのでもない、第3の選択肢はないかと考えていた時に東京チェンソーズに出会いました。このプロジェクトでは、東京の技と材を活かす事で、アートと環境を豊かにするという選択肢を提供したいです。大都市東京からこそ、発信する意義があるプロジェクトだと思っています。
[画像5: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-f73dff167bc92ae3bcb0-6.jpg ]


東京チェンソーズ 青木亮輔氏コメント
戦後植林された森林が有史以来最大の蓄積量を誇る日本ですが、まだまだ国産材の利用は十分に進まず、手入れ不足の森林解消には至っておりません。その大きな課題の一つが、そのような状況が一般には認知されていないことだと考えています。人の暮らしと持続可能な資源である木材利用を繋ぐこのプロジェクトを、発信力のある東京発の取り組みとして行う意義は大きいと考えております。今回の取り組みをキッカケに暮らしに根づいた地域材活用の新しい可能性を切り拓き、今後、日本全国で国産材利用のあり方が益々多様化していくことを願っています。
[画像6: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-7bc7ab39fa48cbecf86a-5.jpg ]



コンセプトムービー概要

本プロジェクトのコンセプトをまとめた映像を公式WEBサイトにて公開しております。
壮大な自然の中で太鼓と、チェーンソーそして製造過程の音が重なり合い厳かな空気を映し出します。樹齢数十年を生きた1本の木の命を扱う重みを知る宮本卯之助商店と東京チェンソーズの代表者2名がいま抱える思いを語り、「森をつくる太鼓」プロジェクト誕生の起源といま発信する意味を明かします。
・コンセプトムービー:https://www.youtube.com/watch?v=zKWYgh75q0s
[画像7: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-4e357cba9ad7fc71c8bb-17.png ]



森の演奏会&ワークショップ第1弾「はじまりの森」実施概要

 私たちが使う木製品の木材がどこから来るのか?現代の生活の中で、それを知る機会は多くないと思います。しかし確実に、どこかの森から切り出された木が私たちの前に製品として届けられます。
 「はじまりの森」は、太鼓となる木が育まれる森を訪れ、木が伐採される瞬間から、太鼓として音楽を奏でるところまでを体感して頂くイベントです。一つの生命が終わり、新たな役目を受けて生きていく。自然と人間の営みを見つめ、未来に向けて豊かな環境と文化を育てるきっかけとなることを願っています。
 同時に森について学びながらのノルディックウォーキング、太鼓を使ったリズムワークショップやスプーン作りの木工体験ワークショップを開催します。

イベント開催概要
・日時:3月19日(土)
・場所:東京都西多摩郡檜原村MOKKI NO MORI(https://mokki.jp)にて実施予定
・応募方法:下記特設サイトよりお申し込みください。
・実施内容:森についてのお話を聞きながらのノルディックウォーキング、太鼓や木工のワークショップを通じて、太鼓となる木が育まれる森を訪れ、木が伐採される瞬間から、太鼓として音楽を奏でるところまでを体感していただきます。※時間などの詳細は下記特設サイトをご覧ください。
・特設サイトURL:http://miyamoto-unosuke.co.jp/moritsuku/
・主催:株式会社宮本卯之助商店
・共催:株式会社東京チェンソーズ
・協力:江戸東京きらりプロジェクト
・注意事項:雨天中止

[画像8: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-d200504b2cead4032d35-16.png ]



江戸東京きらりプロジェクトについて


[画像9: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-e6597041e56e8865e1c5-14.png ]

江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを、東京の「宝物」として光を当て、その中から意欲ある優れた取組をモデル事業として選定し、新しい視点から磨き上げてその価値を高めるとともに、さらに効果的なプロモーションで世界へと発信していく取組です。また、モデル事業の磨き上げと発信の取組を通して、東京ブランドの確立やものづくりの本場・東京の再興、伝統ある産業の魅力向上、技の継承を目指していきます。
https://edotokyokirari.jp/


東京チェンソーズについて


[画像10: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-273c85e141010b75a703-15.jpg ]

会社名:株式会社東京チェンソーズ
所在地:〒190-0214 東京都西多摩郡檜原村654
代表者:代表取締役 青木亮輔
設立:平成18年(2006年)
URL:https://tokyo-chainsaws.jp/
事業内容:造林、育林、及び森林管理。
認証材などの素材生産。
製材品、装飾材や木のおもちゃなどの加工販売。森林空間を利用した森林サービス提供。


宮本卯之助商店について


[画像11: https://prtimes.jp/i/81545/4/resize/d81545-4-79b5f5781997a8aa3e0a-13.jpg ]

会社名:株式会社 宮本卯之助商店
所在地:〒111-0032 東京都台東区浅草6-1-15
代表者:代表取締役 宮本芳彦
設立:文久元年(1861年)
URL:https://www.miyamoto-unosuke.co.jp/
事業内容:御神輿・御宮・神社仏閣太鼓・祭礼山車太鼓・民族芸能太鼓・能楽雅楽器・祭礼具の製造販売。
御神輿・太鼓の修理、復元及びレンタル。



プレスリリース提供:PR TIMES

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