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G20 EMPOWERアライアンスが、「女性のエンパワーメントに関するG20閣僚会合」にて2021年主要成果物を手交

(PR TIMES) 2021年08月27日(金)15時45分配信 PR TIMES

G20 EMPOWERアライアンスは、「女性のエンパワーメントに関するG20閣僚会合」において、主要成果物を手交。意思決定層における女性のエンパワーメント加速のため、今後も具体的なアクションを提示し、リードしていきます。
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2021年8月27日
EMPOWER日本共同代表

ニュースリリース
G20 EMPOWERアライアンスは、「女性のエンパワーメントに関するG20閣僚会合」において、主要成果物を手交。意思決定層における女性のエンパワーメント加速のため、今後も具体的なアクションを提示し、リードしていきます。

G20大阪首脳宣言に基づき立ち上げられた経済における女性のエンパワーメントのための民間部門のアライアンスであるG20 EMPOWER(Private sector alliance for the Empowerment and Progression of Women’s Economic Representation)は、8月26日(イタリア現地時間)に、イタリア・サンタマリアリーグレにて開催された女性のエンパワーメントに関するG20閣僚会合において、「G20 EMPOWERコミュニケ」及び「G20 EMPOWERベストプラクティス・プレイブック2021」を手交しました。日本からは男女共同参画担当の丸川珠代大臣がオンラインで出席されました。丸川大臣は、民間と政府の協働のモデルとしてG20 EMPOWERの意義、活動の成果、プレイブックの取りまとめをリードした日本の貢献に言及され、今後もG20 EMPOWERを強く支持することを表明されました。

G20 EMPOWERコミュニケは、(1)改善に向けた測定、(2)効率的で持続可能な女性人材育成とパイプラインの強化、(3)女性がリードする未来、の3領域ごとにG20 EMPOWER各国代表が議論し、民間部門のコミットメント及び政府に対する提言をとりまとめたものです。G20 EMPOWERアライアンスは、政策提言にとどまらず、民間企業が自ら具体策を示し、行動することを特徴とし、G20各国民間代表・政府関係者に加え、400を超えるG20 EMPOWERアドボケート(賛同企業・団体)がネットワークを形成しています(日本のアドボケートは8月27日現在31社・団体)。

G20 EMPOWERベストプラクティス・プレイブック2021は、G20 EMPOWERアドボケート各社が、リーダーシップ層における女性の活躍を加速するために実施してきた優良な施策、行動、戦略などを世界に向けて公表することで、G20 EMPOWERアライアンス内外の関係者が相互に学び、変革をもたらすことを目的としています。同プレイブックは、23か国139社から160を超えるベストプラクティスを掲載しており、本年のG20 EMPOWERアライアンスの主要活動成果の一つになりました。一般公表は9月中旬の予定です。

G20 EMPOWERアライアンスは、ナレッジパートナーであるボストンコンサルティンググループと共催で、ベストプラクティスから得られる示唆をより深く議論するグローバル・オンラインイベントを本年10月11日及び12日に開催する予定です。

G20 EMPOWERは今後も、アドボケートの皆さま、政府関係機関と連携し、リーダーシップ層における女性のエンパワーメントを加速し、多様な人財があらゆるレベルで活躍し、経済、社会に貢献する活動を進めてまいります。

G20 EMPOWERコミュニケのポイント

1) 改善に向けた測定
民間企業は、G20 EMPOWERが掲げる主要KPIを設定し、2022年度以降毎年進捗を公表することが奨励される。主なKPIは、従業員に占める女性の割合、総収入における男女別格差、取締役会における女性の割合及び専門技術を担う役割における女性の割合などである。
政府は、民間企業による上記取り組みを、これらKPIについての部門・業界を超えた標準化、モニタリング、国レベルでのデータの取りまとめを通じて、またそれらの公表を促すことによって、支援・促進することが求められる。
2) 効率的で持続可能な女性人材育成とパイプラインの強化
民間企業は、女性のパイプラインをCOVID-19パンデミックの負の影響から守り、これまでとは異なる手法を通じて強化することが奨励される。主な手法としては、収入格差の是正、公正なサクセッションプランの作り込み、スポンサーシップ・メンター・トレーニング・技術向上/再構築機会の提供、柔軟でリアル・バーチャルを最適に取り入れた働き方の実現、男女への等しい育児支援施策の提供が挙げられる。
政府は、民間ステークホルダーが女性リーダーパイプラインを強化することを後押しする関連施策を適用することが求められる。主なものは、柔軟でリアル・バーチャルを最適に取り入れた働き方の実現、公共主導での育児サービスの強化、自主的目標設定やクォータを通じた民間・公共部門双方における上位職への女性参画の促進、公共投資を通じた男女平等の社会文化醸成(現下COVID-19からの復旧計画の活用を含む)などである。
3) 女性がリードする未来へ
民間企業は、女性のSTEM領域・ソフト/リーダーシップスキルの開発、今日的なニーズやチャレンジにより適合する新たなリーダーシップモデルの構築、社内外に発信するコミュニケーションを含むジェンダー平等の文化醸成などの観点から、既存の施策や取り組みを見直すことが奨励される。
政府は、女性が今日のチャレンジや企業の将来をリードするべく適切なスキルを持ち、等しい機会を得られることを目的として、民間部門が実施する優先策や行動を支援し協働することが求められる。そのためには、G20各国がジェンダー平等に関する社会一般の見方を修正するよう分野横断的な投資や取り組みを行うこと、女性及び次世代女子がSTEM領域やリーダーシップのスキルを身につけるための政策を実現することが求められる。


G20 EMPOWERの概要

名称:Private sector alliance for the Empowerment and Progression of Women’s Economic Representation(通称G20 EMPOWER)

概要: 日本が議長国を務めた2019年6月のG20大阪サミットで合意され、首脳宣言に
明確に位置づけられ、2020年より本格的に立ち上げられた「経済をおける主要な
役割を担う女性が増え、エンパワーメントを加速するための民間企業のアライア
ンス」

民間ビジネスセクターの意思決定層における女性の活躍を支援
G20諸国を中心とする国際ビジネスアライアンス
G20首脳に対し、活動の進捗報告と提言


代表者:日本共同代表アキレス美知子(SAPジャパン株式会社人事戦略特別顧問、横
浜市参与、三井住友信託銀行株式会社社外取締役、2019年W20運営委員、2018-2021年W20代表)
日本共同代表塚原月子(株式会社カレイディスト代表取締役、2019年W20運
営委員会事務局長

アドボケート(G20 EMPOWERの活動への賛同者):
企業・経済団体等31社・団体(2021年8月27日現在)

報道関係からのお問い合わせ先
日本共同代表 塚原月子info@kaleidist.com

プレスリリース提供:PR TIMES

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