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(株)明成孝橋美術

視覚障がい者の生活をサポート!似た形のものを触り分ける『デコペタシール』

(PR TIMES) 2022年02月01日(火)11時16分配信 PR TIMES

法政大学生のアイデアから誕生した視覚障がい者の生活補助シール

株式会社明成孝橋美術(本社:大阪府/代表取締役:孝橋 悦逹)は、実際に商品化・販売を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジをきっかけに法政大学経営学部の西川英彦・本條晴一郎ゼミの学生と共同プロジェクトとして『デコペタシール』(https://www.amazon.co.jp/dp/B09MHHVZBG?ref=myi_title_dp )を制作。日本点字図書館でのテスト販売を経て、ECサイト等での本格販売を開始しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/62177/4/resize/d62177-4-72d128551a19e000747c-0.jpg ]

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=kN4fpEsey78 ]



総務省統計局による発表では、日本の視覚障がい者人口は約30万人とされています。商品考案者の法政大学生による「多くの人々が視覚障がいをもっと身近に感じられるよう、私たちが架け橋になりたい」という思いから、視覚障がい者の生活をサポートするシール製品『デコペタシール』が誕生しました。

商品化決定後、まずは視覚障がいを持つ60名の当事者に試作品を送り、オンライン通話アプリでやり取りを重ねて商品をブラッシュアップすることに。実際に使っていただいた方の意見をデザインに落とし込むことで、開発チームだけでは気づかなかった課題を解決することに成功しました。

『デコペタシール』は、実際に商品化・販売を目指す大学ゼミ対抗のインターカレッジ・Sカレで初めて発表されました。学生メンバーは2020年度プラン優勝を獲得後、商品化実績が評価され同大会の総合準優勝を獲得。量産化発表前のテスト販売では、点字図書・録音図書の製作・貸し出し、視覚障害者用具・点字図書の販売などを行う日本点字図書館(東京都新宿区)に直接交渉し、館内及びオンラインショップにて販売が実現しました。

(Sカレ公式HP:http://s-colle.ws.hosei.ac.jp/
(日本点字図書館わくわく用具ショップ:https://yougu.nittento.or.jp/product1863_130.html



デコペタシール とは


[画像2: https://prtimes.jp/i/62177/4/resize/d62177-4-f873332d01d4033eb980-4.jpg ]


調味料のチューブ、食品の保存容器、家電製品のスイッチなど「見分ける」ことはできても「触り分ける(触っただけで判別できる)」ことが難しいものを、視覚障がいの当事者自身が判別できるように凹凸加工が施されているシールです。



商品の特徴


1.大阪の印刷会社と法政大学の学生がタッグを組んだ共同プロジェクト

2.視覚障がいの当事者60名によって選ばれた6種類の絵柄を採用

3.様々なタイプの視覚障がい者・視力低下を感じる方・健常者が使えるデザイン



商品概要



『デコペタシール』は、点字と同じ製法で作られた突起が施されているシールです。1シートあたりの絵柄は6種類(絵柄1種につき各1枚、矢印シールのみ3枚)。青地に黄色い絵柄のシート(切り欠き有り)と、下地に印刷無しの透明シートがそれぞれ3枚ずつ封入されています。

シールサイズ:1枚あたり約20×10mm
シートサイズ:約50×70mm
包装サイズ:約70×105mm
販売価格:550円(税込)



使用方法


調味料のチューブの場合1.
一番よく使う調味料(ここではわさびとします)に好きなシールを1枚貼り、シールが貼ってある方(わさび)と貼っていない方(ここではカラシとします)を触って判別します。
[画像3: https://prtimes.jp/i/62177/4/resize/d62177-4-4373b663f71dc3852f73-1.jpg ]



調味料のチューブの場合2.
調味料のチューブが何種類かある場合は、一番よく使うわさびに●が一つのシールを貼り、二番目によく使うカラシには●が二つのシール、三番目によく使うショウガには●が三つのシールを貼ることで、使用頻度に応じた●の数で判別することができます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/62177/4/resize/d62177-4-56e2de9be51ede79c493-2.png ]


電子レンジの場合1.
一番よく使うボタン(ここでは「解凍」のボタンとします)に好きなシールを1枚貼り、食品を入れてからシールの貼ってあるボタンを押すだけで解凍することができます

[画像5: https://prtimes.jp/i/62177/4/resize/d62177-4-c9e879fbeb2889e1836b-3.jpg ]



電子レンジの場合2.
ボタンを押す順番に●のシールを貼ります。「あたため」のボタンに●が一つのシールを貼り、ワット数の調整ボタンに●が二つのシールを貼り、時間調整のボタンに●が三つのシールを貼ることで、ボタンが多く扱いが難しい調理家電も一人で扱いやすくなります。メーカーによりボタンの種類と押す順番は異なりますので、確認の上ご使用ください。



デザインについて


[画像6: https://prtimes.jp/i/62177/4/resize/d62177-4-f03068030c60f3eaf3be-5.jpg ]



様々な人が「触り分ける」ためのデザインを重視し、敢えてシールには点字を採用しませんでした。私たちも開発中に改めて知ることになるのですが、全ての視覚障がい者が点字を認識できるというわけではございません。さらに、介助者の方が点字を認識できなければサポートを頼みづらくなるため、複雑な点字付きの製品は却って使いにくいこともあるとのご意見もいただきました。

[画像7: https://prtimes.jp/i/62177/4/resize/d62177-4-7a2f2badf2162ce51ac1-6.jpg ]


そのため、『デコペタシール』の突起の盛り上げには点字案内板などに使われる技術を用いていますが、デザインは誰にでもわかりやすいシンプルな丸や矢印などの絵柄を採用しています。視覚障がいを持つ60名の方に試作品をお送りし当事者ならではのご意見を多くいただき、最終的に現状の6種類の絵柄に決定いたしました。

また、『デコペタシール』を使えるのは重度の視覚障がい者だけにとどまらず、視力矯正が困難な弱視(ロービジョン)の方、ある程度見えているものの視力矯正の必要な方や、目が不自由でない方も様々なシーンでお使いいただけます。
例えば、パソコンのキーボードの真ん中のキーに貼ればブラインドタッチがスムーズになり、洗顔フォームのチューブに貼れば似た形のチューブ製品と間違えることなく、目を閉じたまま顔を洗うことができます。『デコペタシール』は青地に黄色い絵柄のシールと透明のシールが3シートずつ封入されていますが、貼るものや使用シーンによって2種類のシートを使い分けてください。



企業情報

株式会社明成孝橋美術は、主に化粧品・健康食品等のパッケージと、ポスター、パンフレット、チラシ、POP、ラベル等、SPツールの企画デザイン・印刷加工を行う大阪の印刷会社です。前身である「孝橋美術印刷所」はお酒や食料品のレッテル(シール)印刷から始まり、終戦後は化粧品のラベルやパッケージを印刷するようになりました。初代より技術への向上心が強く、品質の高さが求められる商業印刷を数多く手がけてきたことから”美術印刷”を社名に。時代とともに革新的な印刷技術をいち早く取り入れてきました。
そして現在「明成孝橋美術」となり、”印刷”技術だけにとらわれずメーカーとユーザーの方々を繋ぎ喜んでいただけるモノづくり・コトづくりのため、様々な取り組みにチャレンジしています。一昨年公開しましたカードゲーム『懐話ふだ』に次ぐ商品化プロジェクト第2弾として、今回『デコペタシール』を発表させていただきました。


【株式会社明成孝橋美術】
代表取締役:孝橋 悦逹
所在地:大阪市天王寺区清水谷町12-7
設立年:1984年11月
事業内容:化粧品・健康食品のパッケージや販促物の企画デザイン、特殊印刷加工


公式HP:http://www.ideapot.co.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/ideapot8/
公式Twitter:https://twitter.com/IdeaPot1934
公式Instagram:https://www.instagram.com/ideapot1934/

デコペタシールFacebook:https://www.facebook.com/unique.nishikawazemi



プレスリリース提供:PR TIMES

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