プレスリリース
日本の医薬品産業の未来を切り開く企業と個人を表彰
医薬品産業の調査会社ファーマインテリジェンス(インフォーマインテリジェンス合同会社、本社:東京都千代田区、代表:新保秀永)は、2022年9月1日にパレスホテル東京で「ファーマインテリジェンス・アワード・ジャパン2022」を開催し、受賞企業ならびに受賞者を発表しました。この賞は英国で17年間続き、世界的に知られるスクリプ・アワード(Scrip Awards)の日本版です。日本の製薬企業ならびにバイオテク企業による卓越性や革新性を表彰し、世界のヘルスケア産業における日本の重要な役割にスポットライトを当てることを目的としています。今回日本で初めて開催し、製薬企業、CRO、投資家、アカデミアを中心に約200名が授賞式に参加しました。
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ファーマインテリジェンス・アワード・ジャパン2022では、合計8つのカテゴリーで企業と個人を表彰しました。
【受賞結果】
1. Best New Drug Award(スポンサー:シミックグループ)
富士フイルム富山化学の神経内分泌腫瘍治療薬「ルタテラ」
ルタテラは、神経内分泌腫瘍に対するペプチド受容体放射性核種療法に用いられる医薬品として承認され、従来の治療では効果が認められない人を含む患者に対して、抗腫瘍効果をもたらす新たな治療選択肢となっています。
2. Licensing Deal of the Year
そーせいヘプタレス - ニューロクライン・バイオサイエンシズとの新規ムスカリン受容体作動薬に関する契約
そーせいヘプタレスとニューロクライン・バイオサイエンシズは、統合失調症、認知症、その他精神神経疾患に対する新規ムスカリン受容体作動薬を開発するため、戦略的提携、ライセンス契約を結びました。
3. Biotech Company of the Year – Private(スポンサー:Avance Clinical)
PRISM BioLab
PRISM BioLabは、独自の低分子創薬技術PepMetics(R)を持つバイオテクノロジー企業です。この創薬基盤は、これまで不可能であった標的のヒット化合物を創薬可能にします。
4. Biotech Company of the Year – Public
楽天メディカル(楽天グループの持分法適用関連会社)
楽天メディカルは、同社のアルミノックス™プラットフォームを基に、特定の細胞を標的とするプレシジョンセラピーの開発を行うグローバルバイオテクノロジー企業です。2021年、同社はアキャルックス(R)点滴静注とBioBlade(R)レーザーシステムの販売を開始し、切除不能な局所進行または局所再発の頭頚部がんに対し世界初の治療法を提供しました。
5. Best Contract Research Organization
シミックグループ
シミックグループは、1992年に設立された日本最大のCROであり、グローバルに事業を展開しています。昨年もオーファンパシフィック事業における承認取得と上市、新型コロナウイルス感染症に関する活動、複数の企業との提携など多面的に事業を展開し、大幅な増益を達成しました。
6. Executive of the Year
Chris Cargill(クリス・カーギル)氏、そーせいヘプタレス役員/財務責任者(エントリー時点の職位)
並外れた仕事ぶりが同僚から称賛されているクリス・カーギル氏は、同社のムスカリン受容体作動薬ポートフォリオの大規模サブライセンス契約に手腕を発揮し、そーせいヘプタレスの実質的資金調達を確実に行いました。
7. Pharma Company of the Year
第一三共
第一三共は、研究開発へ焦点を当てた世界有数の革新的な製薬企業の一つであり、特に、非常に有効性の高い抗体薬物複合体(ADC)に注力しています。今後も世界レベルの革新的なサイエンスを駆使して、がん領域に変革をもたらし続けます。
8. Lifetime Achievement Award(スポンサー:ICON)
竹中登一氏
竹中登一氏は、約60年にわたり医薬品産業に身を置き、多彩なキャリアを歩んでこられました。山之内製薬の代表取締役社長CEOを経て、2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業の合併で発足したアステラス製薬の初代代表取締役社長CEOに就任されました。翌年には、同社の代表取締役・共同会長に就任されました。
グローバルな研究開発や経営の分野で、豊富な経験と成功を収め、ニカルジピンやブロックバスターである大ヒット商品タムスロシンなど、数多くの重要な新薬の開発・商業化に深く関わってこられました。
その他、日本製薬団体連合会会長、財団法人ヒューマンサイエンス振興財団会長、日本医療研究開発機構・プログラムディレクターなどの要職を歴任されました。 さらに、国内外の複数の賞を受賞し、2000年に紫綬褒章、2012年に旭日重光章を受章されました。
■Ian Haydock(イアン・ヘイドック、審査委員長およびAPAC編集長)の言葉
第1回ファーマインテリジェンス・アワード・ジャパン2022の受賞企業ならびに受賞者の発表をうれしく思います。バイオ医薬品やヘルスケアマーケットにおける各エントリー企業の業績を評価することは素晴らしいことでした。本年の受賞者の皆様にお祝いを申し上げるとともに、すばらしいイベントに貢献していただいたその他のファイナリスト企業、スポンサー企業、審査員の方々に感謝いたします。また来年もお祝いできることを楽しみにしています
■このイベントの概要
【イベント名称】
ファーマインテリジェンス・アワード・ジャパン 2022
(英語:Pharma Intelligence Awards Japan 2022)
【授賞式の日時・会場】
2022年9月1日(木)・パレスホテル東京、大宴会場「葵(あおい)」
(当初5月12日の予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期しました)
【ウェブサイト】
https://pharmaintelligence.informa.com/ja-JP/events/awards/japan-awards-2022
【エントリー資格】
製薬関連企業およびバイオテクノロジー関連企業を対象とします。応募企業が本社を置く場所は問いません。ただし、日本国内で事業を展開していることが条件となります。
カテゴリーごとに個別の要件があります
エントリーフォームを日本語4,000字(英語の場合は1,500単語)以内で記入
エントリーは無料
【審査員】
当アワードの審査は、日本で豊富な経験を持つ、ビジネス界およびアカデミアの専門家で構成される審査委員会で行われました。
スティーブ・エンゲン(RENEXES LLC・CEO)
加納信吾(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)
川上浩司(京都大学大学院医学研究科・社会健康医学系専攻 教授)
酒井文義(クレディ・スイス証券株式会社 株式調査部 シニアアナリスト/ディレクター)
トーマス・ジョンソン(Zinagiコンサルティング・CEO)
浜野正一郎(ハマノインターナショナル株式会社 代表取締役 薬学博士)
前田祐二郎(歯科医師、医学博士、東京大学医学部附属病院 バイオデザイン部門 部門長)
宮田満(株式会社宮田総研 代表取締役社長、株式会社ヘルスケアイノベーション 代表取締役社長)
山本昇(国立がん研究センター中央病院 先端医療科長 副院長)
■ファーマインテリジェンスについて
ファーマインテリジェンスはロンドンに本社を置き、グローバルで3,000社以上の主要製薬企業、CRO、医療機器、バイオテクノロジー企業に対して、市場調査やコンサルティング、開発パイプラインや臨床試験情報などのデータベース、ニュース配信サービスを提供しています。インフォーマインテリジェンス合同会社はファーマインテリジェンスの日本法人です。
■会社概要
インフォーマインテリジェンス合同会社、ファーマインテリジェンス事業部
■所在地
東京都千代田区大手町1-9-5 大手町フィナンシャルシティノースタワー21階
■代表者氏名
新保秀永(しんぼひでなが)
■事業内容
市場調査、コンサルティング、データベース、ニュースサービスの提供
■ウェブサイト
https://pharmaintelligence.informa.com/
https://pharmaintelligence.informa.com/ja-jp
■本件に関する連絡先
ファーマインテリジェンス・マーケティング部
070-1271-1147
inquiry.jp@informa.com
https://pharmaintelligence.informa.com/ja-jp/events/awards/japan-awards-2022
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