プレスリリース
70社が資金調達(前年比+30%)、調達額168億円(+46%)
NPO法人生態会(所在地:大阪市北区、理事長:アレン・マイナー)は、2021年1月31日に発刊した『関西スタートアップレポート第9号』において、2021年の関西のスタートアップの資金調達状況を収集分析しました。その結果速報を報告します。
【背景】NPO法人生態会は、2018年11月に設立された、関西のスタートアップ支援に特化したNPOです。「関西の起業エコシステムの可視化」を目指して、関西のスタートアップや支援者に取材を重ね、資金調達やIPO・M&A情報を定点観測しています。2020年1月より、設立5年以内のスタートアップをリスト化した『関西スタートアップレポート』を季刊発刊し、大手企業の新規事業担当者や金融機関、行政などに購読いただいています。
【大きく伸びた、関西スタートアップの資金調達】
2021年はリーマンショック以来の新規上場数(全国125社、関西15社)となり、株式市場は活況でした。新型コロナウィルスの影響が大きかった2020年の反動や、好調な国内株式市場(9月14日には、日経平均が3万795円と31年ぶりの高値)が影響しています。未公開企業のスタートアップを支援する動きも加速され、数々のファンドが組成されました。
関西においても、2021年に資金調達をしたスタートアップは70社に上り、2020年の54社より30%増加しました。資金調達の総額は、168億円で2020年に比べ46%伸びています。中央値は1.9億円で、2020年は1.5億円より27%上がり、より多くの資金が関西スタートアップのもとに入ってきたことがわかります。資金調達額のトップは大阪大学発のルクサナバイオテク株式会社(12.2憶円)、次が京都大学発の株式会社Atomis(12億円)でした。
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*調達額は、公開されている情報を基に算出しています。
*2020年はBaseconnect社の18億円という大型調達があり、平均値は2020年よりやや低くなりました。
速報セミナー開催 (2月24日)
より詳細な分析を解説するセミナーを、大阪商工会議所(Xport)と共催で2022年2月24日15:00〜16:30に開催します。日米の投資状況に詳しい、理事長のアレン・マイナーが登壇します。また、大阪が先行するレーザー核融合技術で脱炭素を目指し、設立半年で1億円の資金調達を実現した、Ex-Fusionの代表もお話しします。
イベントページ:https://peatix.com/event/3151862/
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「関西スタートアップレポート」で詳細分析 2022年1月31日発刊(第9号)
2021年・2022年関西スタートアップ動向
活気づく新規公開市場、伸びる関西スタートアップの資金調達状況
資金調達・EXIT・新規ファンド状況
注目スタートアップ10社紹介□関西スタートアップ約500社
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本リリースのお問合わせ: NPO法人生態会 事務局
大阪市北区本庄東1丁目18番8号ベルハイツ1 1階コミュニティスペース5.6
ホームページ:http://www.seitaikai.com/
関西スタートアップレポート(法人向け)https://www.seitaikai.com/post/kansai_startup_report_2020vol1
担当:事務局 西山裕子
プレスリリース提供:PR TIMES