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株式会社共和製作所

運搬・物件投下・防災ドローン・飛行時間の延長が可能に!頼みの綱「電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ」

(PR TIMES) 2024年02月02日(金)17時15分配信 PR TIMES

2024年3月25日に一般販売予定


 株式会社共和製作所(本社:愛知県碧南市、代表取締役社長 河口 治也 以下・共和製作所)は、一般貨物自動車運送事業などを手掛ける名備運輸株式会社(本社:愛知県小牧市、代表取締役社長 丸川 靖彦 以下・名備運輸)とドローン事業をなどを手掛ける株式会社APPTUNE TRADE(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長 下林 葉月 以下・APPTUNE)と共同で、ドローン用「電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ」を開発しました。
「電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ」

 物資を運搬、物件投下するドローンに搭載する、ロープです。高齢化が進む中で深刻な課題となっている林業従事者の苗木運搬作業をきっかけに開発されました。金属ワイヤーに比べて軽量かつ破れにくい特性を備えています。このロープは林業における問題に対処するだけでなく、災害時の救助や物資の運搬にも期待されています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-446ec90fc8f1d349915ca072286eaef1-1414x2000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
  写真:電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ
ロープの使用イメージ(苗木運搬の場合)

- ドローンを起動し、上空数メートルの高さでホバリング(空中停止)させます。- ウィンチ(ロープを巻き上げる装置)からロープを垂れ下げて、ロープの先端の電動開閉フック(以下・フック)に苗木を取り付けます。- ウィンチを巻き上げて、ロープを短くしたら植林を行う目的地まで移動します。- 目的地に着いたら、上空でホバリングし、ロープを垂れ下げて、フックを開いて苗木を降ろします。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-3912d241b68427d3bb7eb4ad363a9b15-2000x1414.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-1e9067823d2a70239937ce24cbe5bb29-3900x2357.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

植林の苗木を運ぶ実証実験 ※場所:長野県下伊那郡平谷村          ドローン用ウィンチ

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-ce34607c16dccc5d85d1ac6f56d9b54d-1139x617.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-47f12afb36d86540bcfe30f4bb7d4062-903x601.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

                     産業用ドローン「Carry MD1」

開発の背景〜林業の作業改善・物流2024年問題の解決

 林業において高齢化が進むなかで、従事者の労働力が低下し、特に苗を植える作業などの植林作業の改善が求められています。同時に、トラックドライバーの時間外労働時間の上限制限により引き起こされる「物流2024年問題」が発生し、物流に関する問題が社会的な焦点となりました。それらの問題を解決する一つに、国土交通省の「総合物流施策大綱(2021 年度〜2025 年度)」※では、離島や山間部、過疎地域において荷物の配送や災害時の物資輸送など、地域社会の課題解決にドローン物流が寄与できる可能性を示し、その実用化を支援しています。
 これらの社会的な課題に対応すべく、2021年に自動車運送事業を展開する名備運輸とドローンの機体開発・販売を手がけるAPPTUNEが協力して、産業用ドローン「Carry MD1」の開発プロジェクトが始動しました。開発中、過酷な環境においてドローンの利用が予測されるため、軽量かつ耐久性の高い特性を備えたロープの開発が必要と両社が判断しました。これらの問題に対処するため、複合素材の加工に長け、ロープを開発した経験がある共和製作所に声が掛かり参画し、2022年から試作を繰り返し、2024年に「電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ」が完成しました。
※国土交通省 https://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/content/001413866.pdf

電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープの強み

◎荷物を吊るすロープと電源ケーブルが一体化
 通常のドローン用のロープは、荷物を吊るす(荷吊用)ロープと電源用ケーブルが別々になっています。これにより、以下のような課題が生じます。
- フックの開閉専用に電源と受信機の設置が必要- 電源ケーブル用のウィンチが追加で必要- 荷物を吊るすロープと電源用のケーブルを、それぞれ別のウィンチで巻き取る操作が必要
 これに対して、新たに開発された電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープは、2本のロープが一本化されるため、軽量化により飛行時間の延長とペイロードの増加や、システムの一本化により、フックの誤動作や混信のリスクを低減させ、より効率的で確実な物件投下作業が可能になりました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-a60a78d5a09a7100132e7a8d0e710b20-2000x1414.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
  「電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ」先端拡大[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-b2a0721360c7ce901b7a184cda1c6240-907x647.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
          ロープの解説イラスト
◎アラミド繊維・安全性と軽量化を同時に実現
 今回使用しているアラミド繊維には極軽量、高強度、非導電、耐熱、耐切創、低伸度、耐疲労などの特性があります。これらの特性により、軽量化と植林の苗木を下ろす際の安全性に大きく寄与しています。
また、アラミド繊維はその特性から軍隊の制服やNASAの無人火星探査機などでも使用例があり、その信頼性が示されています。


[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/135896/3/135896-3-efed8abadcf302e200e622a0aa0b31ab-2000x1414.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
          写真:アラミド繊維
電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープへの情熱

 荷物を運ぶドローンにおいて、荷吊用ロープが断裂し、荷物が落下する事態は絶対に避けなければなりません。安全性は何よりも優先されるべき要素です。通常は、金属製のワイヤーか樹脂ロープが使用されるケースが多いですが、金属製のワイヤーは重すぎて、樹脂ロープは破断する恐れがあります。この課題に対処し、安全性を保ちつつも重量の問題を解決するために、極軽量なアラミドを採用し、軽量化を実現しました。
 この商品は、運送事業を営む名備運輸の物流業界激変の声、ドローン開発に挑み続けるAPPTUNEの培った技術、難加工な複合素材にも対応する共和製作所の3社が揃った情熱と技術の結集です。安全性と軽量性の双方を大切にし、ドローンのパフォーマンス向上に貢献する「ドローン用電源ケーブル入り強化アラミド繊維ロープ」は、植林だけでなく、荷物の配送や災害時の物資輸送など人々の生活・ライフラインとなり、社会に貢献します。

商品仕様
[表: https://prtimes.jp/data/corp/135896/table/3_1_2889ddfd63a2dfcc360b864043bc364b.jpg ]
会社概要
■会社名:株式会社共和製作所(キョウワセイサクショ)
代表取締役社長:河口 治也
所在地:〒447-0857 愛知県碧南市大浜上町二丁目35番地2
電話番号:0566-70-8481
創業:1962年1月
設立:1973年12月
資本金:1000万円
従業員数:4名
事業概要:カーボン(CFRP)商品の製造・加工・販売
ホームページ:https://www.kyowa-tokai.com/

■会社名:名備運輸株式会社(メイビウンユ)
代表取締役社長:丸川 靖彦
所在地:〒485-0084 愛知県小牧市大字入鹿出新田字大島312-1
電話番号:0568-72-3552
設立:1971年4月13日
資本金:1,000万円
従業員数:60名
事業概要:一般貨物自動車運送事業、自動車運送取扱事業、倉庫業、太陽光発電売電事業
ホームページ:https://www.meibi-t.co.jp/

■会社名:株式会社APPTUNE TRADE(アップチューントレード)
代表取締役社長:下林 葉月
所在地:〒468-0004 愛知県名古屋市天白区梅が丘5丁目2704番地
電話番号:052-680-8278
設立:2015年10月5日
従業員数:5名
事業概要:ドローン事業、Web制作事業、ウィルス対策事業
ホームページ:https://www.apptune.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社共和製作所(キョウワセイサクショ)
〒447-0857 愛知県碧南市大浜上町二丁目35番地2
会社HP:https://www.kyowa-tokai.com/
広報事務局
d135896-3-a5122ca5f686dabf9122e7117764c073.pdf※産業用ドローン「Carry MD1」 パンフレット



プレスリリース提供:PR TIMES

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