プレスリリース
インクルーシヴ・ジャパン、新潟・まちごと美術館とパートナーシップを締結し、愛媛県初のデジタルアーカイブを活用した障がい者アートレンタル事業を開始
〜スマートフォンによる予約管理システムや共同レンタル事業も開発〜
特定非営利活動法人インクルーシヴ・ジャパン(本部:愛媛県伊予郡松前町、理事長:松岡 邦彦、以下 インクルーシヴ・ジャパン)は、「まちごと美術館cotocoto」を運営する株式会社バウハウス(本社:新潟市中央区、代表取締役:肥田野正明、以下バウハウス)と連携して、障がい者アートのレンタルを通じて、彩り溢れる共生のあるまちづくりや障がい者の収入につなげていくためのパートナーシップ契約を締結します。
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これまで、障がいのあるアーティストの作品は、福祉事業所に飾ったりするケースがほとんどで、街の中で見かけるケースがほとんどありませんでした。また、障がい者アートに関心を持ち、購入する人はいますが、一時的な収入で継続的な収入にはなりませんでした。このように、アートを通じた障がい者就労支援において、いかに個人や企業、地域の関心を高めると同時に持続的な活用方法を見出していくかに課題がありました。
こうした中、インクルーシヴ・ジャパンは、「ダイバーシティ&インクルージョン」および、障がい者の社会参加・自立支援施策の一環として、就労支援と障がい者アート作品が融合したカフェ「ART CAFE Inclusive supported by NESCAFE」の運営業務を通じ、障がい者の社会参加・自立支援をするなど、アート作品創作活動の発表の場を創出してきました。
また、バウハウスが運営する「まちごと美術館cotocoto」は、障がいがある人の作品について、飾る場所を「福祉事業所」から「まちなか」に、「売買」ではなく「レンタル」で貸し出すことで、持続可能な事業として構築を目指しています。1点につき月額3,300円〜8,800円のレンタル代から毎月500円がアーティストの収入になります。こうして障がいがある人の作品レンタルを通して、障がいがある人と社会、人と人との関係を結ぶ取り組みを深めており、お店や企業、公的機関やバス停といった街中において、現在172社、331点の繋がりを新潟県内で創出し、これまでアーティストに支払われた総額は700万円以上になっています。※(2024年3月時点)
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この度、インクルーシヴ・ジャパンと「まちごと美術館cotocoto」がパートナーシップを締結しました。繊細に表現された障がい者アートの質感を維持できる「リアルスキャン技術」を活用したアートレンタルを通じて、障がいのある人と社会をアートの力で結び、作品が1 点レンタルされるごとに、アーティストに収益が生まれると同時に、多様性に富んだ包摂的な社会づくりのフラッグとしてアートを取り入れていくことを目指します。この7年間「まちごと美術館cotocoto」が培ってきたアートレンタル運営のノウハウを共有し、愛媛県内でのアートレンタル事業をはじめ、現在着手中のスマートフォン等でアートの予約、貸出、空き状況を確認するシステムの開発や、将来的には作品の共同レンタル事業も構築します。
インクルーシヴ・ジャパンならびにバウハウスは、障がいのある方がもっと社会に出て収入を得て、健常者と一緒に過ごすことが当たり前の世の中になるよう今後も努めていきます。
参考資料
■インクルーシヴ・ジャパンの取り組み
インクルーシヴ・ジャパンは、「ダイバーシティ&インクルージョン」および、障がい者の社会参加・自立支援施策の一環として、就労支援と障がい者アート作品の発表の場が融合したカフェ「ART CAFE Inclusive supported by NESCAFE」を2021年4月9日にオープンしました。カフェ運営業務を通じての社会参加・自立支援と同時に、障がい者アーティストの創作活動の発表の場を創出します。また、障がい者アーティストの作品をラテアートとして提供するなど「カフェ」×「アート」ならではの取り組みも実施しています。
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[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/131424/3/131424-3-4861b7bb710801c8e4176708d3767c13-627x470.jpg ]
■まちごと美術館cotocotoについて
「まちごと美術館cotocoto」は、経済利益活動と社会的価値の創出を両立させるCSV(共通価値創造)を用いた経営を実践しています。所蔵しているアーティストたちの作品を展示することはもちろん、アートレンタル事業を通じて、障がいのある方と社会とをつなぐ事業を展開しています。企業や店舗に作品が飾られることで、アーティストには1作品につき500円支払われます。これは従来なかった持続可能な収益が生まれる仕組みであり、作品を生かしたグッズの制作による報酬などにもつながっています。さらに、アートから始まった障がいのある方との取り組みは、雇用という分野にも広がりを見せており、人口減少などに伴う社会問題解決への可能性も秘めています。
事業実績
文化庁beyond2020認定事業
事業連携先:文化庁、厚生労働省、新潟県、新潟市、(株)モスフードサービス、セコム上信越(株)など多数。
2016 大光銀行地方創生ビジネスプランコンテスト大賞受賞
2017 新潟県異業種交流センター 第15回NIKS経営賞大賞受賞
2018 (株)オルタナ 第2回グリーンオーシャン大賞優秀賞受賞
2018 にいがた産業創造機構 ニイガタIDSデザインコンペティションIDS賞授賞
2020 テレビ朝日「日本のチカラ・まちごと美術館〜アートで広がる共生社会〜」放送
プレスリリース提供:PR TIMES