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特定非営利活動法人Chance For All

こどもたち135人の生の声を聴いた「放課後well-being」レポートを広げるために、クラウドファンディング実施中

(PR TIMES) 2023年03月24日(金)21時15分配信 PR TIMES

【募集期間】2023年3月7日(火)〜4月1日(土)23時まで/クラウドファンディングサイト「ReadyFor」にて実施

放課後の居場所づくり、遊び場づくりを行っている特定非営利活動法人Chance For All(代表理事 中山勇魚/東京都足立区、以下CFA)は、地域のこどもたち135人の生の声を聴き、こどものためのよりよい放課後づくりのための提言をまとめたレポート「放課後well-beingレポート」製作します。希望者に無料で送付するための送付費等の募集として、クラウドファンディングを実施しています。募集期間は3月7日〜4月1日で、目標金額は100万円です。
[画像: https://prtimes.jp/i/110705/3/resize/d110705-3-c652ad7f2c8c626da443-0.jpg ]


【背景】
「こども政策決定過程におけるこどもの意見反映プロセスの在り方に関する検討委員会」で、小倉 こども政策担当大臣がこどもの声を聴くことの重要性を述べられたように、今、こどもたちの本当の声を直接聞くことが求められています。また、日本が1994年に批准した「子どもの権利条約」には、第12条に「子どもが意見を表明する権利」が定められ、自分に関係のあることについて自由に自分の意見を表す権利をもち、こどもの発達に応じて、じゅうぶん考慮されなければならないこととなっています。

我が国では、1970年代には日本の全人口に対し、約3人に1人がこどもでした。こどもと住む親や祖父母、こどもと関わる職業などを考えると、日本人全体の約7割が日常的にこどもに関わっていたと推測されます。こどもたちは選挙権等を持ちませんが、こどもたちの声を直接聞く機会が日常の中に溢れていました。
少子化が進む現在では、日本の全人口に対するこどもの数は、10人に1人程度となり、核家族化も進んでいるため、保護者を含めても、こどもに日常的に関わっている人は非常に限られており、多くの人にとっては、こどもと関わりがないのが現状です。つまり、現代の日本ではこどもがマイノリティとなってしまったため、より意識をして耳を傾けなければこどもたちの声が社会に届くことはないのです。

また、現在こどもの声を聴くための取り組みが少しずつなされていますが、Webなどのアンケート調査が中心で、こどもの生の声を聴いたものは多くないように感じています。一方で、こどもたちがアンケートに本音を書くかどうかと言うと疑問です。アンケート調査では、90%以上の小学生が「学校が楽しい」と回答していますが、不登校児童は増え続けていますし、現場で聞くこどもたちの声とあまりにもかけ離れています。

今回、私たちは、弊団体が運営している地域のこどもたちの居場所となっている駄菓子屋にて、135人のこどもの生の声を聴くことができました。単にアンケートに答えてもらうのではなく、じっくりとインタビューを行うことで本音を引き出していきました。

本レポートでは、こどもの声の調査課結果のほか、こどもの声の調査をふまえ、専門家のコラム、専門家と弊団体代表の対談やよりよい放課後のあり方への提言をまとめる予定にしております。

●実際のこどもの声(一部抜粋)
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習い事は日曜日以外、週6日。放課後は忙しい時間。自分のことを大切にされるべき人間とはまったく思わない。得意なことがないから。
放課後は自分のことをあまり自分で決められない。親に自習室へ行けと言われるから。将来のことはあまり楽しみではない。将来何ができるかわからない。(6年生・女の子)
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放課後に遊ぶ友達はいない(0人)。お勉強しているから。放課後は忙しい時間。
自分のことはあまり好きではない。自分が変に思っちゃうから。
自分は大切にされるべき人間だとあまり思わない。自分のことをバカだと思う、自分は勉強ができないが、友だちはできるから。(1年生・女の子)
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放課後遊ぶ場所はあまりない。放課後遊ぶ友達はいない(0人)。勉強しているから。
放課後は、好きな時間、自分のやりたいことができない時間。自分のことはまったく好きではない。バカだから。(3年生・女の子)
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放課後遊ぶ友達は1人で、クラスの友だち。ほぼ毎日一緒の子とあそんでいる。ほかの子は誘ってもキャンセルされる…、みんなお母さんに「宿題やりなさい」といわれている。(2年生・男の子)
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など。

『放課後well-beingレポート 2023』
・仕様:B5 28ページ(仮)
第1章-概観:小学生を取り巻く状況
第2章-特集:こどもの声から考える放課後の現状
第3章-対話:アンケート・ヒアリングの結果から見える課題・原因
(専門家の声より)幸福学 前野マドカ先生、千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート教授 原寛道先生
第4章-事例:放課後のwell-beingの実践事例
第5章-提案:具体的な解決策の提言

*弊団体が運営している、地域のこどもたちの居場所:フリースペース併設の駄菓子屋irodoriを利用している小学生135人にアンケートを実施。定量的な分析、定性的な声から見えてきたことを掲載します。
*「幸福学」研究者であり、ビジネスの推進者である前野マドカ先生とCFA代表の中山の対談や、CFAと一緒に遊び場づくりを行っている千葉大学教授、原寛道先生のコラムを掲載します。


【今回のプロジェクトでめざすこと】
このレポートを作ることだけをゴールに置くのではなく、学校関係者や自治体、有識者の方々など多くの方々に読んでいただき、放課後について考えるきっかけにしていただければと考え、今回クラウドファンディングに挑戦しました。
クラウドファンディングでご支援いただいた金額にあわせ、今後ご関心のある方を募り、無料でお送りします。

このクラウドファンディングを通じて、こどもたちのための放課後のあり方について一人でも多くの方へ届くきっかけになればと願っています。


【クラウドファンディング概要】
・プロジェクト名:こどもの声を聴いた『放課後well-beingレポート』を広めたい
・実施期間:2023年3月7日(火)〜4月1日(土)
・受付場所:クラウドファンディングサイトReadyForにて
https://readyfor.jp/projects/kodomowellbeing
・目標金額:100万円
・使途:デザイン費、印刷・発送費、専門家謝金
・返礼品:完成した『放課後well-beingレポート』、発行記念イベントへのご招待他

■特定非営利活動法人Chance For All
「生まれ育った家庭や環境で、その後の人生が左右されない社会の実現」をビジョンに掲げ、こどもたちのための放課後の居場所づくりを行っています。放課後の時間は、長期休みなどの時間も含めると学校の時間よりも長い時間を過ごしています。また、学習指導要領がある学校の時間と違い、決まったことのない自由な時間だからこそ、自由で、遊びと学びでいっぱいの可能性にあふれた時間である一方で、こどもの家庭環境によって過ごし方に差が生まれやすく、格差につながりやすい時間でもあります。私たちは、豊かな放課後の時間をすべてのこどもたちに提供できるよう、放課後の居場所づくりを行っています。
現在、東京都足立区墨田区に学童保育施設を9施設、フリースペース付きの居場所となる駄菓子屋を1か所運営しています。また、千葉大学等のと共同実施で、こどものあそび場づくりを行っています。

特定非営利活動法人Chance For All
東京都足立区関原3-15-4
Webサイト:https://www.chance-for-all.org/

プレスリリース提供:PR TIMES

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