プレスリリース

　山梨県丹波山村はこのたび、村産のミズナラの木でつくった樽で熟成した白ワイン「2021丹波山ワイン 甲州」を、ふるさと納税の返礼品として取り扱いを開始しました。ブドウから樽まで全てが山梨県産の希少なワインで、8月にリリースした第一弾のシャルドネは、好評につきわずか6日で予定数に達しました。新たに完成した甲州は、柔らかな果実味と、ミズナラの樽由来の香りを楽しめる白ワインです。
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- ALL YAMANASHIワイン誕生を目指して -
　山梨県は国内有数のワインの産地として知られていますが、ワインを熟成させる樽は、国内に技術者が少ないことから、ほぼ100パーセントがアメリカやヨーロッパ産の木でできた輸入品が使われています。県北東部に位置する丹波山村は、山林面積が98％。ブドウの生産はしていませんが、村の山で育ったミズナラの木でワイン樽をつくり、ワイン県に貢献できないかと、開発を進めてきました。

予算化まで2年以上。手探りで始めた樽づくり
　本当に丹波山村の木から樽ができるのか―。木を伐採するところから始める樽づくりは国内にほとんど例がなく、不確定要素が多いことから、発案当初は実現の可能性に疑問を唱える声も聞かれました。しかし、関連する事業者等へ地道に問い合わせを続けた結果、さまざまな困難が伴いながらも、伐採、加工、組上げ、ワイン熟成の工程において協力者を得られ、村の事業として正式に認められました。予算がつくまで実に2年以上の時間がかかりました。

丹波山村産のミズナラが良質な熟成樽に
　「ジャパニーズオーク」とも呼ばれるミズナラの木は、丹波山村でもかつては木材として利活用されていましたが、林業従事者の高齢化などにより、手入れが行き届かないまま長年放置されているものも多くあります。丹波山村の山から切り出したミズナラの木を、製材と加工は富山県と岐阜県の業者に、樽の組み立ては京都府の会社に依頼。丹波山村の涼しい気候で育ったミズナラは木目が詰まっていて、樽材に適していることが分かりました。

樽にそそぐワインも最高級品質のものを
　世界にまだ17個しかない、丹波山村産のミズナラの木でできた希少な樽で熟成させたのは、2021年に奥野田葡萄酒醸造株式会社（甲州市）が自社農園で収穫したブドウ。第一弾はシャルドネ種、第二弾は甲州種のブドウ100％できており、いずれも樽熟成にこだわりを持つ同社が徹底した管理のもとで熟成させた、自慢の出来です。話題性だけでなく、味の仕上がりも生産者が太鼓判を押す「2021丹波山ワイン」をぜひ一度ご賞味ください。

【奥野田葡萄酒醸造・中村雅量社長のコメント】
　2021年収穫の甲州を100％使い、豊かな香りと柔らかな果実味の白ワインに仕上げました。色調はやや濃い目のレモンイエロー、ジャスミンやムスクのかぐわしい香りとともに丹波山村のミズナラでつくった贅沢なワイン小樽由来のバニラやナッツなどの香りが溶け合い、香り豊かなワインに仕上がっています。今後の熟成により、甲州の果実香がふくよかに広がり、ワイン全体が華やかな印象へと変わっていくポテンシャルを持っています。ぜひ、ゆったりとした時間の中でお楽しみください。

◆取扱サイト
ふるさとチョイス　https://www.furusato-tax.jp/city/product/194433
現在丹波山村で挑戦中の、課題解決型ふるさと納税「ガバメントクラウドファンディング」への寄附の返礼品としてもお選びいただけます。　https://www.furusato-tax.jp/gcf/2163

◆必要寄附額
○2021丹波山ワイン甲州（1本）　　25,000円
○2021丹波山ワインシャルドネ×甲州セット※（各１本）　50,000円
※在庫数わずかなシャルドネ（写真右）と、今回新しくリリースした甲州を飲み比べていただける超数量限定のセットです。化粧箱に入れてお届けします。

プレスリリース提供：PR TIMES