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Zayed Sustainability Prize

サステナビリティに関する世界的なアワード「ザーイド・サステナビリティ賞」2023年度 応募受付開始!

(PR TIMES) 2022年03月16日(水)10時45分配信 PR TIMES

持続可能で人道的な革新的ソリューションに取り組む中小企業、NPOおよび高校を広く募集

アラブ首長国連邦(UAE)が主催する先駆的な世界的なアワード、ザーイド・サステナビリティ賞は2023年度の応募受付を本日、2022年3月16日より開始しました。

持続可能なソリューションに取り組む中小企業、NPOおよび高校による「保健」「食糧」「エネルギー」「水資源」及び「グローバル・ハイスクール」の5部門のいずれかへの応募を当賞のオンライン・応募ポータルサイトを通じて、2022年7月6日まで受け付けています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/93368/3/resize/d93368-3-067f4cf26e10c6e4832b-5.jpg ]

2022年度の当賞には、前回比68.5%増の4,000件の応募があり、過去最高の151カ国(世界全体の4分の3を超える国)から応募がありました。

2023年度の応募開始にあたり、UAE産業・先端技術大臣で当賞の事務局長のスルタン・アーメド・アル・ジャーベル閣下は次の通り述べています。「過去14年間、当賞は、インパクトに富み、革新的で、刺激的なサステナビリティ・ソリューションを推進する人々の功績を称え、その功績に報いるという目標を達成してきました。今後もこの活動を継続し、環境と社会の真の変革を推進し、世界にさらに大きなプラスの影響をもたらす、次のサステナビリティの先駆者たちを表彰していきたいと思います。若者たちは、今後も当賞にとって不可欠な存在です。私たちは、グローバル・ハイスクール部門を通じて、大胆なアイデアを実現するためのプラットフォームを提供し、より多くの未来のサステナビリティ・リーダーたちに力を与えることを約束します。ザーイド・サステナビリティ賞は、国際的な持続可能な開発において皆様の揺るぎないパートナーであり、オピニオンリーダーであり続けます。私たちは受賞者を表彰することを通じて、世界中で実施されている保健、エネルギー、食糧、水資源に関する重要な活動を応援し、世界中の脆弱なコミュニティへのソリューションの提供を促進することにより、これまでに3億7,000万人以上の人々の生活への変革を手助けしてきました。」

ザーイド・サステナビリティ賞は、年間総額300万米ドル(約3億4,600万円)の賞金を準備しており、「保健」「食糧」「エネルギー」「水資源」の各カテゴリーの受賞者に60万米ドル(約6,900万円)の賞金が授与されます。また、「グローバル・ハイスクール」のカテゴリーでは、世界を6つの地域に分け、それぞれからから選出された高校がプロジェクトを開始または推進できるよう、各校に最大10万米ドル(約1,150万円)が贈られます。6つの地域分けは、南北アメリカ、欧州・中央アジア、中東・北アフリカ、サハラ以南のアフリカ、南アジア、東アジア・太平洋地域となります。

当賞は、UAE建国の父、故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アール・ナヒヤーンのサステナビリティおよび人道的支援への取り組みを讃えて創設され、今日までに、96組織が受賞しており、そのソリューションや学校の取り組みは直接的または間接的に3億7,000万人以上の人々の生活を改善しています。

応募要件の詳細は各部門により異なるものの、いずれも人々の生活により良い変化をもたらす革新的なテクノロジー、アプリケーション、ソリューション提案であることが前提となります。「保健」 「食糧」 「エネルギー」 「水資源」のカテゴリーに応募する組織には、日常的に不可欠な製品やサービスの入手可能性を改善していること、そして生活や労働条件を改善するための長期的なビジョンを提示していることが求められています。「グローバル・ハイスクール」のカテゴリーでは、生徒主導で運営が行われるプロジェクトを対象とし、計画から実行、モニタリングを通して生徒が積極的に関与していることに重点が置かれています。

ザーイド・サステナビリティ賞の評価は、3段階のプロセスにより行われます。まず、独立した調査機関が適正に評価を行い、選抜リストを作成します。次に、独立した国際的なカテゴリー毎の専門家により構成される選考委員会が評価を行い、そこで作成された最終候補者リストから、審査員が全5部門の受賞者を選定します。

受賞者は、2023年に開催されるアブダビ・サステナビリティ・ウィーク(ADSW)中に行われる授賞式で表彰されます。
詳細については、www.ZayedSustainabilityPrize.com をご覧ください。

◆ ザーイド・サステナビリティ賞について
UAE建国の父である故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン氏の遺志を継ぎ、2008年にUAEの指導者によって設立された賞で、世界中の中小企業、非営利団体、高等学校の革新的でインパクトがあり、心を揺さぶる持続可能で人道的なソリューションを表彰するU A Eの先駆的なグローバル・アワードです。問題の解決を加速させることに尽力する世界のパイオニアやイノベーターたちを認め、その功績を称えます。

部門は、保健、食糧、エネルギー、水資源、グローバル・ハイスクールの5部門です。

過去14年間で、96組織・団体の受賞者が誕生し、受賞者たちは、直接的・間接的に、世界で3億7,000万人以上の人々の生活にプラスの影響を及ぼしてきました。

この賞の詳細については、www.ZayedSustainabilityPrize.comをご覧ください。twitter、Facebook、Instagram、YouTube などのソーシャルメディアプラットフォームでも情報を発信しています。


<参考資料>
日本の高等学校として初受賞
2022年ザーイド・サステナビリティ賞「グローバル・ハイスクール部門」受賞
インターナショナルスクール「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」談話


2022年ザーイド・サステナビリティ賞(以下ZSP)のグローバル・ハイスクール部門(東アジア・太平洋地域)を受賞した軽井沢の全寮制国際高校「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」にインタビューした内容を下記にご紹介します。日本の高等学校で初の受賞となります。


同校は2021年5月にZSP応募書類を提出、同年11月に最終候補者に選ばれ、UAE(アラブ首長国連邦)で2022年1月17日に開催された受賞セレモニーに参加しました。

概要
・プロジェクトに関わった生徒数 10人
・応募までの準備期間 3週間
・受賞プラン実行までの活動期間 2023年1月16日まで

応募したプランの概要(ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンにおけるサステナビリティ向上を目指した11項目の取り組み)
1. 木質ペレットを燃料とするバイオマスボイラーを導入し、グリーンな暖房への切り替え
2. キャンパス棟の屋上にソーラーパネルを設置し、100%再生可能エネルギーへの転換
3. 生ゴミの堆肥化を推進し、その方法を校内で共有
4. 化石燃料産業に投資していない銀行への移行を学校に推奨
5. 野菜やハーブの栽培、種子バンクの設立により、校内での食事提供における二酸化炭素排出量を削減し、
食糧生産が環境に与える影響について校内で啓発
6. 寮に人感センサーや照度センサーを設置し、照明効率を向上
7. ワークショップを通じて、気候変動や持続可能なライフスタイルについて校内での啓発活動を実施
8. 自転車の使用を推進し、交通機関からの二酸化炭素排出を削減
9. 地元の農産物などを販売するファーマーズマーケットの開催を通じて地産地消を推進
10. 雨水収集による水の使用量を削減
11. ミント系ハーブなどの天然防虫剤の使用を通じ、化学汚染を削減

応募のきっかけ
世界中から生徒が集う校内で、気候変動問題に強い関心を持つ生徒同士が集まり、学食における食品廃棄物の削減などについてどのように学校全体で啓発活動を行ってシステムの変革につなげていくかを話し合っていました。当初は他の生徒への働きかけを行っていたのですが、全校的なインパクトをもたらすには、自ら活動家として具体的な行動に移し、目に見える成果を示す必要があると感じていました。また、環境問題改善の取り組みについて学ぶにつれ、大規模な変化を起こすには多額の費用がかかることが分かってきたものの、私たちにはその資金がありませんでした。そんな中、ZSPのことを科学および環境問題を担当するマンディ先生から聞いて知りました。この賞に応募することで、具体的なアクションにつながり、また受賞すれば賞金がもらえるため、応募することに決めました。

応募について
応募には、サスティナブルな活動のアイデアのみならず、賞金をどのように使うかという説明まで求められており、準備に時間がかかりました。仲間と一緒に地道に作業を継続するための強い意思が求められ、応募の締め切りが試験の準備期間と重なっていた中で、チームでミーティングをする時間を作って進めなくてはなりませんでした。メンバー全員が参加するのが難しいときもお互いに助け合いながら、とにかく流れを止めずに準備を進めました。マンディ先生から応募は翌年に延ばしたらどうかというアドバイスもありましたが、なんとか期日までに応募書類を提出し終えることが出来ました。これにより、チームの結束が高まり、メンバー同士の信頼関係や絆が一層深まったと感じました。

応募してよかったこと
応募準備の工程において、色々な角度から環境問題を学び、多様な解決策の実践例を知ることができました。同時に、現実的に実施可能なことを見定めて、きちんと計画を立てることを学びましたし、自分たちが作り出す状況や変化を数値化することの重要性も痛感しました。また、私たちの念願であった、活動やサステイナビリティに対する校内の意識が変わり、関心が大いに高まったことがとても嬉しかったです。

今後の予定と課題
受賞したプロジェクトは、3段階に分け、1年以内、つまり、2023年1月16日までに実施しなくてはなりません。今年6月に卒業するメンバーが多い中、下の学年にこのプロジェクトを引き継いでもらう予定です。プロジェクト実施を通じ、校内に実際の変化をもたらし、また地域や他校の意識改革に役立てることを目指していきたいです。

同校HPに掲載のプロジェクトに関するブログ(英語)
1. 2021年11月 ファイナリストに選出
https://uwcisak.jp/news-events/eco-team-finalists-for-huge-prize/
2. 2022年1月 ZSP受賞
https://uwcisak.jp/news-events/uwc-isak-japans-climate-change-activists-win-the-2022-zayed-sustainability-prize/
3. 2022年2月 受賞を振り返り
https://uwcisak.jp/news-events/how-students-won-the-zayed-sustainability-prize-2022/

関連プレスリリース
2022年ザイード・サステナビリティ賞「グローバル・ハイスクール」部門(東アジア・太平洋地域)日本初受賞!UWC ISAKジャパン (2022年1月18日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000093368.html

ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンについて
[画像2: https://prtimes.jp/i/93368/3/resize/d93368-3-9e4a4b9a1b564608fd4d-6.jpg ]

学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン(略称、UWC ISAK)は、社会のためにポジティブな変革を起こせるチェンジメーカーの育成をミッションに掲げ、2014年8月に開校しました。世界の80を超える国・地域出身の高校生約200名が全寮生活を送る本校では、約7割の生徒に返済不要の奨学金を支給しており、国籍だけでなく社会経済的な多様性を実現することで世界の縮図を再現しています。



プレスリリース提供:PR TIMES

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