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東レエンジニアリング株式会社

高周波超音波に対応可能なパルサー・レシーバー 「T301PR」の本格販売開始について

(PR TIMES) 2021年11月30日(火)14時45分配信 PR TIMES

〜世界最小クラスの小型化を実現〜

東レエンジニアリングDソリューションズ(本社:東京都中央区、社長:中野亮)は、この度、高周波超音波に対応可能な小型パルサー・レシーバー「T301PR」を開発しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/82595/3/resize/d82595-3-0e7e3e816fe04b8836de-0.jpg ]

 「T301PR」は、精密検査で求められる高周波領域の超音波に対応するとともに、高周波超音波のパルサー・レシーバーとして世界最小クラスの小型化を実現しています。 これらの特長をいかし、検査の精密化の進行とともに、検査設備の省スペース化や、検査機器本体への設置性向上のニーズが高まっている半導体をはじめとするエレクトロニクス用途を中心に、12月から本格販売を開始する計画です。販売目標は2021年度に10台、2024年度に100台です。

 現在、電子機器の高性能化に伴い、製造段階での検査の精密化が進んでおり、対応機器の利便性向上のニーズが高まっています。精密な検査には、高周波の超音波を使用しますが、高周波の超音波に対応する検査機能を備えた機器の展開が限定的であり、外付けモジュールを設置して実施することが一般的です。高周波超音波を使用する検査には、大きな電力量が必要となることから、外付けモジュールを小型化することは設計上困難であり、設置方法や設置場所に制約が生じることで使い勝手が損なわれるだけでなく、検査対象物が限られてしまうなどの課題がありました。
 この課題に対して、当社の保有する計測機器における制御技術を駆使し、超音波信号の発信と受信のタイミング・頻度を精緻にコントロールすることで、使用電力を極小化しました。さらに使用電力量に合わせた電源回路を新たに設計・開発したことで、世界最小クラスのコンパクトな構造を実現しました。
 今後、この高周波領域の超音波を受信する性能を当社が展開するパルサー・レシーバーに標準装備する計画です。また、超音波検査機器のレイアウトのシンプル化による利便性の向上とコストダウンに向けて、外付けモジュールの点数減に向けた開発も推進しています。

 東レエンジニアリングDソリューションズは、当社の持つテクノロジー、エンジニアリング技術、ノウハウを駆使してモノづくり現場におけるあらゆる課題解決に向けたソリューションを提供することで、社会に貢献してまいります。

「T301PR」の詳細は以下の通りです。
■商品名: 「T301PR」
■製品特長:
・高周波領域の超音波の受信が可能
・世界最小クラスの小型化を実現
・USB経由での電源供給での使用が可能
■展開用途: 半導体をはじめとするエレクトロニクス分野での検査用途
■販売目標: 2021年度 10台 | 2024年度 100台

<ご参考>
東レエンジニアリングDソリューションズ株式会社
■本社所在地: 東京都中央区
■設立: 1984年2月
■資本金: 5,000万円
■代表者: 代表取締役社長 中野亮
■事業内容: 計測機器、生産管理システム、ICT/IoT関連ソフトウェア及びプラスチック・複合材料成形シミュレーションソフトウェアの開発・販売・保守電子機器の設計・製造・販売・据え付け・保守・消耗品の販売

プレスリリース提供:PR TIMES

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