プレスリリース
障害者とつながるきっかけを増やし、「障害者に対する無意識の偏見や無関心」という社会課題に取組む
一般社団法人マジェルカ(本社:東京都武蔵野市 代表理事:藤本光浩)は、障害者が作る雑貨の専門店「マジェルカ」の約8割の商品で、思い切った値下げを行った。多くの人が商品を手に取りやすくなることで、「障害者に対する無意識の偏見や無関心」の解消を促進し、更なる社会的価値の創出を目指す。商品の作り手である障害者施設への利益還元は従来通り行う。
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■マジェルカとは
マジェルカは、全国の障害者施設で作られた雑貨製品(福祉雑貨)を販売する専門店。2011年より活動している福祉雑貨店のパイオニアである。現在は東京・吉祥寺の実店舗の他、オンラインショップも展開している。
■マジェルカが推進するウェルフェアトレード
マジェルカは、福祉の分野にフェアトレードの概念を導入する「ウェルフェアトレード」を推進している。(「ウェルフェアトレード」とは「福祉(ウェルフェア)」の「フェアトレード」)
バザー等で安価で売られることが多い福祉雑貨。だが、中には一般に流通している製品と比べても遜色ない価値や魅力を備えた製品が数多くある。その価値を正しく評価し、適正な価格と手法で流通させる事で、作り手である障害者が持つ力の認知を広げ、利益や評価の還元を行うのが「ウェルフェアトレード」である。
マジェルカは障害者施設に対する製品作りや販売方法のアドバイスも実施。福祉雑貨の商品力向上にむけたワークショップも定期的に開催し、作り手の支援にも努めている。
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■今回の値下げと実施の背景
今回マジェルカは、実店舗とオンラインショップで取扱う商品の約8割で値下げを実施した。
コロナ禍をはじめとする社会情勢の変化により人々の消費行動が変わる中、1人でも多くの人に福祉雑貨を手に取ってもらうにはどうすれば良いか考えた末の決断である。
■値下げに込めた願い
今回の値下げにあたっては、製品の作り手である障害者施設に対して買取価格の値下げは求めない。よって、マジェルカが得られる一商品あたりの販売利益は減少するが、それ以上に「社会的な利益」は増加すると考えている。
まず、商品を手に取る人の数が増えることで、多くの人が施設で働く障害者を意識するきっかけができる。また、商品の販売数が増えることで、作り手である障害者の継続的な仕事が確保でき、彼らが作業に慣れていける。さらに、顧客からのフィードバックも増えることで、彼らが社会とのつながりや働きがいを感じられる。そして、施設への利益の還元が増えることで、作り手の収入も増加する。――――そのような「社会的な価値」が今後増加することを期待している。
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■マジェルカが目指す社会
マジェルカが取組むのは、「障害者の仕事への低い評価」という福祉側の課題と、日常生活の中での接点の少なさに起因する「障害者に対する無意識な偏見と無関心」という社会側の課題だ。
ウェルフェアトレードの普及を通じてこれらの課題に取組み、「障がいのある人ない人があたりまえのように混ざり合うインクルーシブ社会」を目指す。
※商品の購入以外でも、寄付やボランティアを通じて活動を応援していただける方も随時募集している。活動に関心のある方、共感いただける方は 団体のホームページ(https://www.majerca.com)をご覧いただきたい。
■団体概要
一般社団法人マジェルカ
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-11中田ビル
代表者:藤本光浩
設立:2020年10月(ショップ「マジェルカ」は2011年に営業開始)
URL:https://www.majerca.com/
プレスリリース提供:PR TIMES