プレスリリース

ケアとまちづくりについて悩みや気づきを持ち寄り、学び合う場を作り、広げていきます。

この度、ケアするまちをデザインする一般社団法人ケアと暮らしの編集社（兵庫県豊岡市、代表理事：守本陽一、以下ケアと暮らしの編集社）は、ケアとまちづくり未来会議が行うオンラインコミュニティ「ケアまち実験室」の運営協力を始めます。ケアまち実験室を通じて、ケアとまちづくりに関して共に学び合うコミュニティを作ります。
ケアまち実験室を始める背景


　ケアとまちづくり未来会議は、2019年より、ケアとまちづくりが溶け合い、新しい価値が生まれる場を目指し、医療、福祉、建築、ランドスケープ、デザインなどの多様な専門職で運営しています。100名規模のリアルイベントやオンラインイベント等を通じて、各々の専門性を持ち寄り、知恵を共有してきました。イベント等を通じて、まちづくりプレーヤーやケアするプレーヤーがより近い関係性の中で、気づきや悩みを共有するプラットフォームの必要性を感じました。

　ケアまち実験室は、ケアとまちづくり未来会議が運営するオンラインプラットフォームです。”ケアとまちづくり”の実践者やそれを体験したい人が、スキルや知恵、悩みを持ち寄り、深めていく場です。ケアやまちづくり、さらに、場づくり、コミュニティ、居場所、つながりなどに関心がある人々が、一分野のみで取り組むのではなく、社会福祉・医療・市民活動・芸術・都市計画・社会学・文化人類学等、学際的に考えます。共に学び合う実験的なコミュニティです。ケアにまつわる人々とまちづくりにまつわる人々が交差することで相互の専門性を学び合い、新しいスキームやデザイン、場を生み出していきます。双方の目指す社会の後押しになることに加えて、まちに暮らす人々の当事者性の獲得につながることを目指します。
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もちよる・まなぶ・ふかめる3STEPで実践をサポート


　ケアまち実験室では「もちよる」「まなぶ」「ふかめる」の３つのキーワードを軸に活動をしていきます。
　「もちよる」では、ケアとまちづくりの実践や各々の専門性、活動をケアまち実験室に持ち寄り、ケアとまちづくりについて、Slackを用いてオンライン上で対話します。悩みを共有し、共に考えたり、活動をシェアしたりします。
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※第1回ケアとまちづくり未来会議で自らの活動を共有する参加者ら　写真：igakiphotostudio

　「まなぶ」では、月に1回、ケアとまちづくりの実践家や専門家をお呼びしてケアまち座談会をオンラインで行います（研究員（オンラインコミュニティ参加者）は無料/単回参加は3500円）。都市計画、場づくり、福祉、建築など、多様な専門家をお呼びしてお話を聞くことができます。

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※以前実施したケアまち座談会の様子

「ふかめる」では、ケアまち座談会の放課後はケアまち実験室でアフタートーク。医療福祉、地域づくりなど、多分野の専門家から構成される客員研究員と運営するラボマネージャーと共に、ケアまち座談会について対話し、実践知に落とし込むことができます。

関わる専門家のプロフィール



客員研究員一覧
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孫大輔（鳥取大学医学部地域医療学講師/一般社団法人コミュニティウェルビーイング研究所代表理事）
家庭医・総合診療医。現在、地域医療に従事しながら教育・研究にも携わる。2010年より市民・患者と医療者の対話の場「みんくるカフェ」主宰。2016年より東京・谷根千地区において「谷根千まちばの健康プロジェクト（まちけん）」主宰。これまで一貫して対話とウェルビーイングをテーマにさまざまな地域活動に取り組んできた。現在は鳥取の地で、映画づくりを通した地域住民との対話や、コミュニティナースらと連携した社会的処方モデルの取組みもおこなっている。

藤岡聡子（福祉環境設計士/(株)ReDo代表取締役）
人を症状や状態や年齢で区切るのではなく、人が一人一人心地よくごきげんに暮らしていく何かについてをずっと考えたり実践しています。共著に『ケアとまちづくり、ときどきアート(2020中外医学社)』『社会的処方(2020学芸出版社)』。福祉環境設計士。(株)ReDo 代表取締役。医療法人社団オレンジ副代表理事。

能作淳平（junpei nousaku architects 設立者）
2006年武蔵工業大学(現東京都市大学)建築学科卒業。2010 年 junpei nousaku architects 設立。2019 年に「富士見台トンネル」開業。 《高岡のゲストハウス》(能作文 徳共同設計)にて2016 年ヴェネチアビエンナーレ国際建築展にて特別表彰、2022年JIA新人賞、受賞。オフィスでありなが ら自身が運営するシェアする商店《富士見台トンネル》にて2019年東京建築士会これからの建築士賞受賞。

吉田葵（アオイランドスケープデザイン代表/登録ランドスケープアーキテクト）
横浜生まれ。横浜国立大学 地球環境課程 植物社会学専攻 卒業。東京大学大学院 都市工学専攻 環境デザイン研究室 修了。株式会社グラックに３年間勤め主に公共事業における基本計画から実施設計までの設計業務やワークショップの企画運営等に携わった後、アカデミー オブ アーキテクチャー アムステルダム（オランダ）のランドスケープデザインコースに１年間留学するとともに、H+N+S landscape architectsに勤務。2019年よりアオイランドスケープ デザイン始動。ランドスケープの視点を通して、リサーチからデザイン、まちづくり、設計に携わる。

犬飼博士（一般社団法人運動会協会理事）
愛知県生まれ、東京北区在住。 90年代は代対戦型ビデオゲームを開発。00年代はeスポーツ事業を国内でいち早く開始し日本代表を引率。 10年代はメディアアートや科学展示を制作。日本科学未来館の「アナグラのうた」「スポーツタイムマシン」等で文化庁メディア芸術祭等にて受賞。活動は情報空間だけなく物理空間にも広がり、スポーツアート共創の社会教育活動「未来の運動会」「運芸会」等を推進。現在は東京豊島5丁目団地コミュニティに根ざして活動。未来や生活や社会をつくる人を育成中。一般社団法人 運動会協会理事。

水柿大地（NPO法人英田上山棚田団理事）
東京都出身。2010年から岡山県美作市にある棚田の山里「上山」で暮らす。NPO法人英田上山棚田団のメンバーとして、農を軸に地域内外の住民でつくる新たな農村コミュニティを企画・運営。日々の経験をもとに農村で暮らす高齢者の生活支援事業や自治体、集落等の中間支援にも携わっている。専門領域は農業・福祉(特に山間地域や農村集落周辺)。

川地真史（Deep Care Lab代表理事/公共とデザイン共同代表）
共同代表 Aalto大学CoDesign修士課程卒。フィンランドにて行政との協働やソーシャルイノベーションの研究を行う。現在は、エコロジー・未来倫理・人類学などを横断し、見えないものへの想像力やケアから立ち上がる生きる実感を探求。畑をやったり、仏様をつくったりしてます。来年狩猟免許を取りたい。

ラボマネージャー一覧
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守本陽一（医師/一般社団法人ケアと暮らしの編集社代表理事）
1993年、神奈川県生まれ、兵庫県出身。医師。京都芸術大学大学院学際デザイン研究領域修士課程卒業(MFA)。YATAI CAFE(モバイル屋台de健康カフェ)や地域診断といったケアとまちづくりに関する活動を兵庫県但馬地域で行う。2020年11月に、一般社団法人ケアと暮らしの編集社を設立。医師として働く傍ら、社会的処方の拠点として、商店街の空き店舗を改修し、シェア型図書館、本と暮らしのあるところだいかい文庫をオープンし、運営している。まちづくり功労者国土交通大臣表彰。グッドデザイン賞受賞。共著に「ケアとまちづくり、ときどきアート(中外医学社)」「社会的処方(学芸出版社)」など。

玉井友里子（家庭医/湯郷ファミリークリニック/NPO法人英田上山棚田団）
家庭医、棚田生活、にんにく生産 湯郷ファミリークリニック/NPO法人英田上山棚田団 奈良県出身。家庭医として働く中で「地域とは何か」に興味を持ち、2014年に岡山県美作市にある上山集落へ移住。全国から集まる移住者と共に棚田で米作り、にんにく生産を行っている。にんにく料理食べ放題のイベント、ガーリックナイトを年1回開催している。

沖村里咲（薬剤師）
薬学部在学中に地域医療に興味を持ち、卒業とともに岐阜県高山市に移住。地域に出てより暮らしに近いところで活動したいとの思いから、飛騨地域に住む平成生まれでつくるフリーペーパー「SOSHA!」を立ち上げ、約半年に一度のペースで発刊している。

密山要用（コミュニティドクター）
家庭医。コミュニティドクター。時々、屋台。多拠点で医者をしながら、地域で「おせっかい」できる医療者や市民を育てる学習プログラムの研究開発・実践をしている。

金田ゆりあ（デザインリサーチャー/コミュニティデザイナー）
もともと、ランドスケープデザイン事務所で働いていたデザイナー。これまでの仕事では、まちづくりや自治体の基本計画などに関わっていたが、依頼者の場所の設計者や自治体の計画者としてではなく、自らの生活や生業でまちづくりや場所づくりに実践的に関わりたいと考えている。「食」と「編集」に興味がある。おいしいものがとびきり好き。大学時代は、デザインリサーチを勉強しており、卒業研究では空き家から土地の所有問題をときほぐし、地域に開く方法を検討していた。「社会の構造」を見つめ直し、「生きのびる方法」を見出したい。

稲田玲奈（ランドスケープアーキテクト/フジワラテッペイアーキテクツラボ所属）
1994年香川県坂出市生まれ。慶応義塾大学石川初研究室を経て現在フジワラテッペイアーキテクツラボにてランドスケープアーキテクトとして勤務。学生時代は農漁村から都市郊外、都心までをひと続きの目線を持ってフィールドワークする。フジワラテッペイアーキテクツラボでは住宅・林業・旅館・児童養護施設などさまざまな営みの場の計画に構想─設計─運営の立場を行き来しながら携わる。

入会条件について


◯金額：月額1500円(税込)
　　　： 25歳未満かつ学生（大学院生）の場合は月額1000円(税込)
・BASEを利用するため、銀行口座orクレジットカード払いになります。
・「ちょっと違うかな」と思ったら、月ごとに辞めることができます。
◯参加条件
・ケアとまちづくりに関心のある人
・Slack、Zoomでのコミュニケーションができること
◯参加して得られる特典
・ケアまち実験室slackへのご招待
・定期的に開催されるゲストを呼んだケアまち座談会(オンライン)の参加費が無料（通常3500円）
・年1回程度予定しているリアルイベントケアとまちづくり未来会議への参加費の減額
◯申し込み方法
以下の申し込みフォームよりお申し込みいただいた後、数日以内にお支払いフォームを送付します。お支払いが完了した方から、ケアまち実験室のslackにご招待します。オンライングループへの関わり方は参加している方の自由です。投稿を読むだけでも大丈夫ですし、交流グループに参加して積極的に活動の相談や報告をする、ケアまち座談会の感想を書き込むこともできます。ぜひお気軽にご参加ください。
https://forms.gle/2DUvfYseTxDrwYyE7

ケアまち実験室の詳細が知れるケアまち座談会のお知らせ


　コアマネージャーを中心に、ケアとまちづくり未来会議の4年間の歩みを振り返り、ケアまち実験室を作る経緯やケアまち実験室でできることなどを説明します。また後半は、コアマネージャーが思うケアとまちづくりが感じられる景色について対話を行います。公式noteから後日、録画視聴も可能です。ぜひご覧ください。
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日時：5月23日(火)20時から21時
費用：無料
申し込み：以下のpeatixよりお申し込みください。
https://caremachi202305.peatix.com

ケアとまちづくり未来会議について


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ケアとまちづくりが溶け合い、新しい価値が生まれる場を作ります。
公式サイト：https://carekura.com/caremachi
公式note：https://note.com/caremachi
お問い合わせ：ケアまち実験室事務局担当：城戸口智也
メールアドレス：caremachi@gmail.com

ケアと暮らしの編集社について


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街に暮らすことで気づいたら「Well-being」になっている社会を目指し、市民と医療福祉専門職が当事者性を持ち、関係性を超えて協働して、ケアするまちをデザインすることで、誰もがつながりや表現ができる地域社会を作ります。本プロジェクトでは、運営協力として、事務局を担当します。
所在地：兵庫県豊岡市中央町6-1
代表者：代表理事　守本陽一
公式サイト：https://carekura.com
メールアドレス：info@carekura.com

プレスリリース提供：PR TIMES