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ネコノス合同会社

世界に1冊だけの「本革装幀」書籍。先行受注会が大好評につき受注期間を延長。

(PR TIMES) 2021年09月21日(火)20時45分配信 PR TIMES

ネコノスより刊行予定の猫写真集『What’s on your mind, Tora-chan? (寅ちゃんはなに考えてるの?)』(以下、『寅ちゃん本』)が予想以上の大ヒットになっている。

11月下旬に発売される猫写真集、通称『寅ちゃん本』の受注会が、今月17日(木)から20日(月・祝)まで、東京・神田のTOBICHI東京で開催された。表紙に本革を使った<特装版>(¥23,980税込)が話題で、会を知らずに店を訪れた客が、実際に使用される革のサンプルや書籍の見本版を手に取り、その場で注文する姿も見受けられた。特装版は事前予約のみの限定生産だが、問い合わせが殺到し、現時点で高額写真集としては予想外の120部を超える大ヒットに。好評につき予約期間が9月30日(木)まで延長されることとなった。
●夜な夜なツイッターにアップされる「箴言を語る猫写真」を1冊に
[画像1: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-4512a46f900094654b7a-0.jpg ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-b5753fcac78a26e20fb5-1.png ]




この重厚な革装本に登場するのは、人の世を眺めているのかいないのか、毎夜のようになぜか箴言をつぶやく猫、寅次郎。その写真と言葉をあつめた一冊です。コラムニスト/クリエーティブ・ディレクターの前田将多氏による大人気のツイートシリーズ「寅ちゃんはなに考えてるの?」をネットで見かけた作家の浅生鴨氏が、書籍化を呼びかけたことから本書の企画が実現しました。
(企画段階での書名は『What is Tora-chan Thinking of?』)


●単なる写真集ではなく、哲学書としても読める一冊
[画像3: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-be0a2022f75b0ace87d2-12.jpg ]


過去のツイートの中から厳選されたつぶやきを、寅ちゃんのさまざまな表情と共に収録した不思議な味わいのある写真集。寅ちゃんのひと言ひと言に、納得したり、ハッとさせられたり、ちょっぴり笑わされたり。単なる猫の写真集ではなく、人が猫に訊き、猫が人にその本質を問い直す哲学書に仕上がっています。ブックデザインは上田豪氏。寅ちゃんの様々な表情をより際立たせるべく、1ページごとすべて異なるレイアウトとなっており、レイアウト集としてのみどころも。





●革選びから製本まで、すべての過程が熟練の職人たちによる手作り

[画像4: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-a6d95beb2f876cb54af7-3.jpg ]

本革で装幀するためには、数ミリほどの厚みがある一枚の革を均質に削って(革漉き)、0.5ミリ前後にまで薄くする必要がありますが、削りすぎれば当然、穴が空いてしまいます。それぞれの革ごとに厚みも癖も油分特性も異なるため、一律に機械で加工することはできず、熟練した職人が手で細かく調整しながらの加工となります。また、製本作業も機械で引っ張ると革が破れる可能性があるため、包み作業は一冊ずつ手作業で行われています。現在、こうした革装幀の職人たちも次第に数が減っているため、現在では、一部の辞書を除くと本革装幀の書籍はほとんど刊行されておらず、本書が日本で最後の「本革装幀の一般書」になる可能性もあるそうです。


●持続可能な革の使い方を模索
[画像5: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-972b06727678edc5782c-5.jpg ]


本革の装幀を行うのにあたっては、KIGOブランドで知られる大阪の金魚製鞄に革の調達を依頼。新しい革を用意して使うのではなく、様々なレザークラフトの現場で出る、もうこれ以上使い道のない「端切れ」を集めて使用することで、生き物である「革」の持続可能性へも考慮したものづくりを目指しました。




●大量生産では不可能な「世界に一冊だけの本」


本革は一枚ずつ模様や特性、色味などがそれぞれ異なり、また本書は手作業での加工・製本となるため、一冊ずつ表紙の味わいや微妙な厚みが異なる本になります。そこで、専用の筐を用意。さらに箱に手書きのナンバリングを施すことで「世界に1冊」の希少性をより一層強く押し出します。ページをめくって中を楽しむ本としてだけではなく、プロダクトそのものを所有する喜びも味わえるようになっています。

●大人が本気で遊んだ本。でも、ちゃんと価値のある本。

[画像6: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-2f8c608a4fe40fc52381-4.jpg ]

『「どうしてこんな本を?」と聞かれるのですが「つくりたかったから」がその答えです。生産性やコストパフォーマンスなどが重視される世の中ですが、これは、そうしたものを一切無視して、自分たちがやりたいからやる、おもしろいからやる、そんな思いでつくっている本です。猫を著者、人間をその翻訳者としたことも、そんな遊びの一環です。たぶんこの先、二度とこんな本はつくれないと関係者たちもおもしろがって、採算度外視でつくっています。書籍として考えれば高価かも知れませんが、みんなで遊ぶアートイベントだと考えて、いっしょに遊んでいただければと思っています』(本書を企画した作家の浅生鴨氏)


【商品情報】

『What’s on your mind, Tora-chan? (寅ちゃんはなに考えてるの?)

[画像7: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-0bb6b64dc6b6099feb56-10.jpg ]



発行元 : ネコノス
発売日 : 11月下旬予定
著 者 : 寅次郎(猫/6歳)
翻訳者 : 前田将多
デザイン: 上田豪
撮影協力: 田中泰延
革加工 : 金魚製鞄
印 刷 : 西川コミュニケーションズ
製 本 : 渋谷文泉閣
企 画 : 浅生鴨


<特装版>
※事前予約のみ限定発売、9月30日(木)締切
価格21,800円+税
ISBN978-4-9910614-7-9 C0072(写真集)
仕様:四六変形15x15cm上製、本革装丁、金箔圧し、専用筐にナンバリング、224ページ(予定)

<通常版>
価格9,400円+税
ISBN978-4-9910614-8-6 C0072(写真集)
仕様:四六変形15x15cm 並製、革写真カバー、208ページ(予定)。

https://asokamo.shop-pro.jp/ にて好評予約受付中

[画像8: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-552457deb61b27e4ef8f-11.jpg ]


【著者紹介】
寅次郎(とらじろう)猫/6歳
出自不明。夜な夜な難しい顔をしてマジメなことを語るが、ごはんとブラッシングには弱い。ごはんを手に入れるためなら、飼い主をぞんざいに扱うことも厭わない。


[画像9: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-af9aee17f6798e5dce1b-2.jpg ]

【訳者紹介】
前田将多(まえだ しょうた)
コラムニスト/クリエーティブ・ディレクター/株式会社スナワチ代表
1975年、東京都生まれ。2001年、電通入社。主にコピーライターとして勤務。2003年からウェブサイト「月刊ショータ」にコラムを綴る。 2015年、電通を退職。ひと夏の間、カナダの牧場でカウボーイとして働く。 著書に『広告業界という無法地帯へ ダイジョーブか、みんな?』(毎日新聞出版)、『カウボーイ・サマー 8000エイカーの仕事場で』(旅と思索社)がある。

[画像10: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-ee985d5d4e3bb7da48d8-7.jpg ]

【デザイン】
上田豪(うえだ ごう)
アートディレクター/クリエイティブディレクター/BEE STAFF COMPANY主宰。
1969年東京生まれ。1990年より博報堂および博報堂C&Dにて笠井修二氏にデザイナーとして師事。1996年に独立し、上田豪デザイン事務所設立。さまざまな広告の企画制作に関わる。2000年株式会社ビースタッフカンパニー内に企画デザイン室設立。2010年、同社代表取締役に就任。

[画像11: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-840786664a39e6565b04-6.jpg ]

【撮影協力】
田中泰延(たなか ひろのぶ)
文筆家。24年間電通でコピーライター・CMプランナーとして活動。2016年に退職、「青年失業家」と自称しフリーランスとしてインターネット上で執筆活動を開始。映画・文学・音楽・美術・写真・就職など硬軟幅広いテーマの文章で読者の熱狂的な支持を得る。2020年、出版社「ひろのぶと株式会社」を設立。著書に『読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと。』(共にダイヤモンド社)がある。

[画像12: https://prtimes.jp/i/67184/3/resize/d67184-3-89ea255b0c653ddf394d-9.png ]

【企画】
浅生鴨(あそう かも)
作家/企画者
1971年、神戸市生まれ。たいていのことは苦手。ゲーム、レコード、デザイン、広告、演劇、イベント、放送などさまざまな業種・職種を経た後、2013年に『群像』(講談社)で発表した初の短編小説『エビくん』が高い評価を受けたことで、本格的に執筆を開始。現在は執筆活動を中心に、広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手掛けている。
主な著書に『中の人などいない』『アグニオン』『二・二六』(新潮社)、『猫たちの色メガネ』(KADOKAWA)、『どこでもない場所』(左右社)、『だから僕は、ググらない』(大和出版)、自身が編集長を努める同人誌『異人と同人』『雨は五分後にやんで』などがある。テレビドラマ化された『伴走者』(講談社)は第35回織田作之助賞候補となった。座右の銘は「棚からぼた餅」。



プレスリリース提供:PR TIMES

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