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secca inc.(株式会社 雪花)

台湾の世界的シェフAndre Chiangと金沢のクリエイティブ集団secca inc.のコラボイベント<Re:define future>が台北の2つ星レストラン「RAW Taipei」にてスタート

(PR TIMES) 2022年03月24日(木)20時15分配信 PR TIMES


金沢を拠点に活動するクリエイター集団secca inc.(石川県金沢市:代表 上町達也 以下secca)と、台湾の世界的シェフであるAndre Chiang(アンドレ•チャン)氏とのコラボレーションイベントRAW×secca<Re:define future>が、同氏がオーナーシェフを務めるミシュラン2つ星レストラン「RAW Taipei」(台北市)にてスタート致しました。


[画像1: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-7c6926368d74e415bb01-2.jpg ]


<コラボレーションテーマ Re:define future>
2022年のコラボレーション<Re:define future>には「新しい出発点に戻ること」という意味が込められています。" Re" は最初からやり直すことを意味し、"define"は私たちが考えていることを意味します。


アンドレ氏とseccaとのコラボレーションは2020年2月コロナウイルス感染拡大前に、金沢市のA_RESTAURANT(石川県金沢市)で実施した「PERSPECTIVES OF KANAZAWA〜金沢•新しい視点」から始まりました。このコラボレーションでは、アンドレ氏とseccaのそれぞれが感じる金沢の視点を料理と器と映像で表現しました。

[画像2: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-7515693031ff681cde59-3.jpg ]


アンドレ氏は「2年前と比べると、その間に世界はさまざまな危機に直面し "明るい "未来があるようには思えなくなった」と語ります。「私たちが過去に考えた未来は洗練され、美しく、そしてよりハイエンドでした。しかしこの2年の間に、私たちは疫病や戦争を経験しました。このような大惨事の後で私たち人間が生き残ることができるとしたら、私たちの未来はどうなるのでしょうか、料理の未来は明るいものになるでしょうか?」

アンドレ氏は、海洋危機、気候変動、突然変異、M字型社会など地球規模の問題に着眼し、私たち一人一人が考え、新しい出発点に戻ること=Re:defineを促すコースを約半年かけて作り上げてきました。

<コース内容>

[ I AM HYBRID]

[画像3: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-6e7539bde86dadd253e7-4.jpg ]

過剰な品質改良について問う一皿。
私たちは、常に新しいものと古いもの、伝統と未来を頻繁に切り替えているいわばハイブリッドの状態にあります。この現象は、過剰に果物が甘いことや、野菜の季節性の不安定さ、遺伝子組み換え食品など食材にも表れています。アンドレ氏はseccaがデザインした、風景を象徴した無機質なテーブルウェア「Landscape ware shadow #016」に7色の花を咲かせました。7色の花は美しいけれど、これは私たちが本当に望んでいることでしょうか。人間がこれまでに行ってきたことは過剰なことが多かったのではないでしょうか。


[ OCEAN CRISIS ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-a9fd5239b2eda0ecea96-5.jpg ]

これからの人類はどのようにすれば海と共存していくことができるかを問いかける一皿。
海は魚介類などの食料を供給するだけでなく、気候の調節にも重要な役割を果たしています。 近年、海洋汚染よって世界的に漁獲量は減少し、生態系もアンバランスなものとなっています。箱の中に敷かれた砂利の上にイワシの骨格に魚の寿司を配置し、マイクロプラスチックを象徴する金の卵の粒子をあしらってこれらを表現しています。
※本テーブルウェアはsecca製ではありません


[ RAWness ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-654e2db867e771ee03ce-6.jpg ]

これからの食の未来が最も純粋で原始的な状態に戻ることは可能なのかを問いかける一皿。
seccaがデザインしたプリミティブな木の皮の器に、一見すると食べられない苔のようなビジュアルの料理をあしらいました。これらを手袋をはめた手や、専用の木のカトラリーを用いて味わうことで原始を体験することができます。はたして料理の未来はどうなるのでしょうか。食材が簡単に手に入り、調理し食べることができる状態は持続するのでしょうか。


[ CLIMATE CHANGE ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-963c097e32a8e02c5760-15.jpg ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-74a8f610da77a36619a4-7.jpg ]

気候変動について問いかける一皿。
seccaがデザイン/設計した雨の器は、専用のプレートにタイガーミルクを振りかけることで、まるで雨が降っているような情景をテーブルに再現することができます。雨が止むと同時にセビーチェが完成し、極端な気候変化の中で発生する干ばつや集中豪雨といった現象をこの料理で表現しています。


[ SURVIVAL OF THE FITTEST ]

[画像8: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-663d814758330808e0d6-14.jpg ]

適者が生存するということについて問いかける一皿。
自然界は本来 "弱肉強食" の摂理の下続いてきましたが、どうやら私たちの世代では、それは逆転してしまっているようです。牛肉やクロマグロなどの最高の食材を、血のように見えるソースで覆うことで人間が生態系のピラミッドの頂点に君臨し、捕食し続けていることで自然がいかに苦しんでいるかを、強烈なビジュアルインパクトで表現しています。※本テーブルウェアはsecca製ではありません


[ NECESSITY VS PLEASURE ]

[画像9: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-9eb631d2bec5321738a7-9.jpg ]

食べることそのものの意味について問いかける一皿。
私たちが毎日食べているものは、空腹という物理的な欲求を満たすものなのか、それとも食欲という心理的な欲求を満たすものなのか、 果たしてどちらなのでしょうか。今日の食生活は、"美味しい" から "健康的" な食事へと変化しています。アンドレ氏は、将来的には "喜び" よりも "必要" がトレンドになることを予測しています。ここでは、seccaがデザインした幾何学的なテーブルウェア「Landscape ware shadow mini」に "喜び" の要素を最小限に抑え、高い栄養価の野菜で構成した四角形の "退屈な" 一品をあしらいました。果たして私たちの未来の料理はこのようになるのでしょうか。


[ MUTATION ]

[画像10: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-383ba72508c94a01ef71-10.jpg ]

人間が環境や生態系に及ぼした影響について問いかける一皿。
人間は、快適に生活をするために自然環境や環境や空間を破壊し、変化させてきました。自然の生き物は変化した生態系に沿って進化や変異することを余儀なくされています。そしてそれは再び人間に影響を及ぼし、私たちが変化させてしまった環境に閉じ込められるというパラドックスが起きています。ここでは、seccaが石川樹脂工業株式会社と共にデザイン/製造した杉皮入り環境配慮型樹脂製のテーブルウェア「ARAS scoop サスティナブルコレクション」の上にアンドレ氏は豪快にロブスターを盛り付けました。殻は厚くて硬いはずですが、簡単に破れてしまうほどの柔らかさとなっています。これは環境の変化によって意図せずも適応してしまった姿を表しています。


[ M SHAPE SOCIETY ]

[画像11: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-dfbc4945522501edd0fb-11.jpg ]

M字型社会による貧富の差について問いかける二皿。
資源の再分配によって私たちの貧富の差は拡大し、富裕層と貧困層という両極端が生まれました。アンドレ氏は、牛肉のステーキとポテトの二つの食材を使って、M字型の社会の両極を鮮明に表現しました。大きな皿にはマッシュしたポテトに牛肉を固形化した破片をあしらいました。また、お椀には牛肉をスープにし、そこに小さなポテトを落としています。二皿が互いにクロスするプレゼンテーションが、私たちに二極化した社会を感じさせます。※本テーブルウェアはsecca製ではありません


[ OUR GOLDEN AGE ]

[画像12: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-a1f494ca7369736f008b-13.jpg ]

私たちの黄金時代は過去なのか、未来なのか、それとも今この瞬間なのかを問いかける二皿。
私たちは常に未来を見据えながらも不安を抱き、今を底辺と感じ、常によかった時のことを懐かしんでいます。 「今、私たちがすべきことは、残された良いものを組み合わせること、不完全な環境の中でよりよいものを作り上げることに根気よく取り組むことです」とアンドレ氏は語ります。seccaがデザインしたテーブルウェア「KINTSUGI」 は九谷焼の産地から産業廃棄物として捨てられていた磁器の破片を収集し、円形のプレートの上に再構成した ”価値を継ぐ” 器です。ここに金箔を含んだ温かいジェル状のデザートを落としていきます。グラスの中には小さな金箔入りの羊羹を添えました。

[画像13: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-ee0265f30033501bb222-12.jpg ]

コースの最後にみなさんが今 "黄金時代" を生きることができるようにとの願いを込めた金箔入りミニアイスクリームで終幕となります。


<食の体験型展覧会「Define the Future」を同時開催>

食の体験型展覧会<Define the Future>が同レストランのエントランスロビーにて開催されます。ここでは2020年の金沢でのコラボレーションの様子や、アンドレ氏がセレクトしたアートピース、seccaがデザインした環境配慮型新素材を使ったテーブルウェアブランド「ARAS (エイラス)」の展示販売を実施し、アンドレ氏とseccaが提案する食の未来を感じることができる空間を共創いたしました。
[画像14: https://prtimes.jp/i/61445/3/resize/d61445-3-cf122c7e679b2738f143-16.jpg ]



<イベント情報>
RAW×secca
<Re:define future>
場所:RAW Taipei
住所:台北市中山区楽群三路301号
座席数:66席
電話:02-8501-5800 (台湾)
営業時間:月・火定休/ランチ11:30〜15:00/ディナー18:00〜21:30
価格:NT$4,680/人 + サービス料
また、パン、水、ワイン/ノンアルコール飲料のペアリングを含むフルメニューをNT$7,300でお選びいただけます。
予約:RAWのホームページにてオンライン予約を受け付けます。
*RAW TAIPEI サイトURL:https://www.raw.com.tw/
*RAW TAIPEI Instagram: https://www.instagram.com/raw_taipei/

◇ Andre Chiang (アンドレ・チャン)
独創的な料理でASIA BEST RESTAURANT 50 で2位に輝いた実績をもつ世界的シェフ。台湾のRAW Taipeiや成都のTHE BRIDGE を展開し、活躍の場をさらに拡げている。
*Andre Chiang Instagram:https://www.instagram.com/andrechiang_sg/

◇ secca inc.
食と工芸の街、金沢を拠点に「職人」と「アーティスト」と「デザイナー」がそれぞれの長所を活かし、あらゆる技能を用いて新しいものづくりをするクリエイター集団。
*secca inc. サイトURL:http://secca.co.jp/
*secca inc. Instagram :https://www.instagram.com/secca_kanazawa/

◇ARAS
石川樹脂工業株式会社が製造、secca inc.がデザインを行う「強く、美しい、カタチ。」をコンセプトとした樹脂テーブルウェアブランド。
*ARAS Instagram: https://www.instagram.com/aras.japan/


◇本プレスリリースについてのお問い合わせ
株式会社雪花
電話 : 076-223-1601
メールアドレス : info@secca.co.jp
担当 : 福永



プレスリリース提供:PR TIMES

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