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一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン

「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」を設立へ。

(PR TIMES) 2022年03月14日(月)17時45分配信 PR TIMES

漁業団体とフィンテック企業が連携し、海の豊かさを守る新しい投資・寄付の仕組み

一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(本社:宮城県石巻市、代表理事:阿部勝太)とミュージックセキュリティーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小松真実)は、持続可能な水産業の実現と海洋環境の保全のため、インパクト投資と寄付からなる、新たなファイナンスの仕組み「フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド」(以下、ブルーファンドと言います)をつくることに合意しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/40639/3/resize/d40639-3-8e5794cde0fd6c67ed0a-6.jpg ]



ブルーファンドの枠組みでは、ミュージックセキュリティーズが運営するインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」の活用に加え、機関投資家等を出資者とする新たなファンド(LPS)及び一般の法人及び個人から寄付を募る基金の設立を予定しています。ブルーエコノミー(注1)をけん引する成長企業から、採算ベースには乗りにくい担い手育成事業まで、幅広い事業を支援対象とし、匿名組合を用いたインパクト投資と寄付を組み合わせたブレンドファイナンス(注2)により、最適なファイナンスを実現します。

[画像2: https://prtimes.jp/i/40639/3/resize/d40639-3-f8daf369ba7793af198b-1.jpg ]


ブルーファンドでは、ミュージックセキュリティーズとフィッシャーマン・ジャパンが連携し、投資・寄付先の発掘および育成にあたります。





投資対象としては、水産業のみならず資源管理・海洋環境保全のための海のDX化、サステナブルな養殖エサの開発、海洋プラスチックの回収・リサイクル、海のサーキュラーエコノミーの実現、サステナブルシーフードの流通販売など、国内外の幅広い事業とすることを予定しております。





寄付対象としては、短期的に収益が見込めないためこれまでボランティアや公金で行うことを余儀なくされていた水産業の担い手育成、ビーチクリーン、藻場再生(磯焼け対策、海藻移植)、サステナブルシーフードの普及・啓蒙などを寄付対象とすることを予定しております。





ブルーファンドにおいては、持続可能な海洋経済のための金融原則「Sustainable Blue Economy Finance Principles(ブルーファイナンス原則)」(注3)に基づいた投資と寄付を実行するものとし、「目標14:海の豊かさを守ろう」を始めとするSDGsの達成に貢献します。





今後、支援対象を選定し、2022年6月までに1号案件の投資および寄付の受付開始を目指します。





以上。





ブルーファンド設立の背景
これまでフィッシャーマン・ジャパンは水産業の担い手育成事業「TRITON PROJECT」や磯焼け対策事業「ISOP」を立ち上げて、持続可能な水産業の実現に取り組んできました。しかし、水産業の課題解決を行う上で必ず直面するのが、海洋環境そのものの持続可能性です。





[画像3: https://prtimes.jp/i/40639/3/resize/d40639-3-4e59d5e9f90c7234f8cf-4.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/40639/3/resize/d40639-3-175b456228f844dbfeb7-5.jpg ]

近年、海洋環境の悪化が叫ばれています。乱獲による資源量の低下、海洋プラスチックや海洋汚染などのゴミ問題。磯焼けにみられる海水温の上昇や気候変動。今や、水産業のフィールドとなる海洋環境は危機的な状況にあります。

そこで、新3K(かっこよくて、稼げて、革新的)な水産業を目指すフィッシャーマン・ジャパンは、投資を通じて社会課題の解決を目指すミュージックセキュリティーズと連携することで、水産業を持続可能にし、海洋環境を保全する活動を本格化するための新たなファイナンスの仕組みをつくります。資源管理・海洋環境保全のための海のDX化やサステナブルな養殖エサの開発といった活動に投資、寄付を行うことで、海洋環境を保全する動きを加速させ、海という広大なフィールドに、より多くの人を巻き込みます。


TRITON PROJECT https://fishermanjapan.com/project/triton-project/
ISOP https://fishermanjapan.com/project/isop-ishinomaki-save-the-ocean-project/



[画像5: https://prtimes.jp/i/40639/3/resize/d40639-3-c72b80fc1f2d8e9228f5-2.jpg ]

一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン
https://fishermanjapan.com/
2014年7月設立。水産業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団。2024年までに三陸に多様な能力をもつ水産従事者の新しい職種「フィッシャーマン」を1000人増やすというビジョンを掲げ、新しい働き方の提案や業種を超えた関わりによって水産業に変革を起こすことを目指しています。


ミュージックセキュリティーズ株式会社
https://www.musicsecurities.com/
1口数万円の少額からご出資いただけるインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」を運営。 「セキュリテ」は経済的なリターンを求めるだけではなく、創業や中小企業支援による産業振興・地域創生、インディペンデントな創作活動と研究開発、環境問題の解決、そして、震災からの復興など、それぞれの地域で抱える社会的な課題に対して、皆様からの出資を通じて解決しようとする、経済的な価値と社会的な価値の両方を追求する新しい投資の仕組み。 個人の共感をベースにした新しい金融の枠組みを作り出し、世の中に新たな価値を提供することを目指し、事業を展開しています。(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号)



セキュリテ https://www.securite.jp/




(注1)ブルーエコノミーとは、海を守りながら利用することで経済や社会全体をサステナブルに発展させていこうとする海洋産業のことをいいます。

※世界銀行は、「ブルーエコノミー」を「海洋生態系の健全性を守りながら、経済成長や生活環境の改善、雇用のために持続可能な海洋資源の活用を行うこと」("sustainable use of ocean resources for economic growth, improved livelihoods, and jobs while preserving the health of ocean ecosystem.")と定義しています。

(注2)ブレンド・ファイナンスとは、異なるリスク許容度・性質の資金をブレンドする資金調達手法です。

(注3)ブルーファイナンス原則とは、全部で14項目あり、海洋プラスチック汚染、乱獲等の幅広い海洋課題をカバーし、環境保護、調査活動、技術開発等あらゆる分野での協働、対話の重要性を確認し、それらを促す投資活動を推進していくための原則です。



プレスリリース提供:PR TIMES

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