プレスリリース
STテレメディア・グローバル・データセンターズ、千葉県印西市のデータセンター「STT Tokyo 1」が「TIA-942-C」認証を取得
世界で急成長を続けるデータセンタープロバイダーのSTテレメディア・グローバル・データセンターズ(本社:シンガポール、以下STT GDC)は、STT GDCの国内1棟目のデータセンターである「STT Tokyo 1」(千葉県印西市)が、データセンター・インフラストラクチャ規格として世界的に認知されているTIA-942の最新版「TIA-942-C」認証を取得したことを発表しました。
ST テレメディア・グローバル・データセンターのグループ最高技術責任者(CTO)であるダニエル・ポイントン(Daniel Pointon)は、次のように述べています。「STT GDCのようなデータセンター事業者にとって、昨今のAIブームが、活況を呈しているパブリッククラウド・データセンターの市場を補完する、大きなチャンスになると捉えています。信頼性と持続可能なエネルギー効率を継続的に向上させながら、従来のクラウドおよび高性能アクセラレーション・コンピューティングの双方のワークロードで求められるインフラストラクチャの要件に対応できるようになることで、デジタル未来の基盤となるインフラストラクチャを再定義する、またとない機会を得ることができます。当社は、グローバルで一貫して高品質なインフラストラクチャを展開・運用することに多大な力を注いでおり、TIA-942-Cのような重要な国際規格を取得した施設を日本市場で提供できることを嬉しく思います。このような認証を取得したことは、最高レベルのデータセンターの信頼性を維持するために、事業活動を通じて10年以上にわたり磨き上げてきた、当社独自の設計・運用基準の品質を証明するものです」
STT Tokyo 1は、最新のTIA-942-C規格に基づく設計レベルの「Rated-3」認証を取得しました。同規格は2024年5月初旬に「Revision C」へと更新されており、本データセンターはこの最新の規格に適合した世界初の施設となりました。新たなTIA-942-C認証は、持続可能性と気候変動により重点を置いた規格の近代化に焦点を当てており、ケーブルインフラストラクチャの要件更新、AIなどのテクノロジーに関連したラックの電源密度の向上に対する新たな要件、人的要因によってデータセンターが停止する可能性を低減するためガイドラインの要件更新、安全要件への重点的な取り組みなどが、主な強化点となっています。
またSTT Tokyo 1は、日本国内の多くのお客様が重視する、日本データセンター協会(JDCC)のガイドラインも念頭に置いて設計されています。
データセンターはデジタル世界の物理的基盤であり、人々が日々活用するデジタルサービスの安全性、機能性、信頼性を確保するものです。AIへの関心と導入の高まりによって計算要件は著しく高くなっており、モデル学習などのアプリケーションに必要な膨大なデータ量と相まって、データセンター事業者はデータセンター設計の見直しや、AIアプリケーションに不可欠な膨大な計算能力やストレージ能力、ネットワーク能力を提供するためのアプローチを再考する必要に迫られています。
2024年前半の稼働開始を予定しているSTT Tokyo 1は、千葉県印西市のグッドマンビジネスパーク内に位置するデータセンター・キャンパスの第1棟です。同キャンパスは合計で最大70メガワットのIT容量をサポートし、STT Tokyo 1はフル稼働時に最大32メガワットを提供する計画です。
「TIA-942-C」認証の詳細については、https://tiaonline.org/(英語)をご覧ください。
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STテレメディア・グローバル・データセンターズについて
ST テレメディア・グローバル・データセンターズ(STT GDC)は、急成長を遂げているデータセンタープロバイダーの1つで、世界をつなぐデジタルエコシステムの礎として機能する、グローバルプラットフォームを提供しています。サステナブルなデジタル社会の未来を実現するため、STT GDCはシンガポール、イギリス、ドイツ、インド、タイ、韓国、インドネシア、日本、フィリピン、マレーシア、ベトナムなどで事業を展開しており、顧客企業の成長に貢献する優れた基盤をあらゆる場所で提供しています。詳しくは https://www.sttelemediagdc.com/ をご覧ください。
※本プレスリリースは、シンガポールで2024年6月7日に配信された英語リリースの抄訳です。
プレスリリース提供:PR TIMES