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コロナ禍での事業継続危機を新規事業で脱却!蔵ダイニングの「まんまるおにぎり」支援ストーリー

(PR TIMES) 2023年05月17日(水)18時15分配信 PR TIMES

2023年5月17日‐19日「下北線路街」に期間限定出店する「まんまるおにぎり」。KANDO(カンド)株式会社が推進役として第二創業を支援。

「はたらくことに感動を。」を掲げ、価値創造のプロジェクトマネジメントコンサルティングを強みに、中小・ベンチャー企業のプロジェクトへ「推進役」を提供するKANDO(カンド)株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 高橋輝行)が、フードコントラクト(社食委託)事業を営む株式会社蔵ダイニング(東京都小金井市 代表取締役 吉田靖見)の第二創業支援で生まれた新事業「まんまるおにぎり」が、2023年5月17日-19日に下北沢の「下北線路街」で期間限定販売を行います。
事業承継のプロセスにおいて、第二創業という先代が築いた資産を活かしつつ、現業に捉われない新しい分野への挑戦が多く見られるようになりました。
しかし、現業を動かしつつ、新たな顧客価値を創造することに悩む「孤独な経営者」は少なくありません。

KANDO(カンド)株式会社が支援する株式会社蔵ダイニングも、先代が築いたフードコントラクト(社食委託)事業を引き継ぎつつも、コロナ禍によって既存事業が大きく毀損し事業継続の危機に直面しました。

現業の立て直しに追われる日々を過ごしながらも、株式会社蔵ダイニング代表の吉田靖見氏は奮起し、新たな事業領域の開拓へと踏み出しました。「自分が事業を引き継いだ本当の理由は何か?」「これから自分が成し遂げるべきことは何か?」といった根本的な命題に向き合い、経営者として「誰を顧客に、どのような感動を提供したいか?」という問いについて、推進役であるKANDO株式会社代表の高橋と議論し、解像度を上げていきました。

KANDOの価値創造のプロジェクトマネジメントでは、思考を「理想」「現実」「推進」の3つに分け、議論を通じて一人で考える限界を突破していきます。吉田氏は、顧客の理想の状態をイメージし、それを実現する現実解を生み出す「理想役」と「現実役」を、高橋は理想と現実の解像度を引き上げる「推進役」を担い、数ヶ月のディスカッションを重ねました。

そして、ご飯が最も美味しい炊き立てを食べる機会が少なくなった今の時代にこそ、美味しいご飯を食べて幸せになってもらいたいという想いに辿り着き、「炊き立て、出来立て、握りたて」をコンセプトに、土鍋で炊いた出来立てご飯をお母さん(実際に吉田氏のお母様)が握るおにぎり店「まんまるおにぎり」の第1号店を、2022年11月1日府中にオープンしました。その後も様々な改善を続け、顧客からの支持も得られるようになり、今回若者が集まる街「下北沢」で期間限定の販売を行うことにしました。

第二創業に一人で悩む経営者やその周辺の方々の参考になればと思い、本リリースではその物語をご紹介いたします。

株式会社蔵ダイニングは「社食から人を元気に」をスローガンに、昭和32年、東芝府中事務所の第一号食堂を委託依頼、64年間に渡り様々な社員食堂の運営を展開する、老舗コントラクトフードサービス(社食委託)企業です。

その企業精神は、お客様が感動する社食を目指して、お客様の声に耳を傾け、人の気持ちをワクワクさせるメニュー開発や、利用者参加型のイベント企画など、専業性の高い事業を展開しています。

そんな株式会社蔵ダイニングを長く支えてきたKANDO株式会社の高橋輝行は、これまでの事業継承や、創業支援などの幅広い経験を活かし、蔵ダイニング代表 吉田靖見氏が理想とする第二創業の思いを推進するべく、既存のフードコントラクト事業に並走しつつ、2021年より新規事業のコンセプト開発から事業計画を共に考え、蔵ダイニングが培ってきたフードコントラクト事業を基盤とした、新たなBtoCビジネスとして「まんまるおにぎり」の1号店出店を推進しました。
[画像: https://prtimes.jp/i/113297/2/resize/d113297-2-5a405d9ae35872eb5f0e-0.jpg ]


「まんまるおにぎり」の概要

■ コンセプト
「 “炊きたて” “出来たて” “握りたて” をフワッと握った丸形おにぎりの提供。」
・バリ(海苔)ふわ(お米)食感
・新潟県産のこしひかりを直火の土鍋で炊き上げたご飯
・沖縄で天日干したお塩
・子どもたちに食してほしい日本のお母さんに握られた優しい“おにぎり” を再現

■メニュー
【セットメニュー】
・まんまるおにぎりセット600円
(お好きなおにぎり2つ、お味噌汁、漬物)
【単品メニュー 例】
・塩おにぎり 200円 
・昆布おにぎり 250円 
・高菜炒めおにぎり 250円
・うま天昆布おにぎり 250円 
・鮭おにぎり300円 
・明太クリームおにぎり 300円
※季節限定メニュー有

■ 1号店住所・営業時間
東京都府中市晴見町3丁目1722
平日11時30分〜13時30分(土日祝休日)

■ 下北線路街・営業時間
東京都世田谷区北沢2丁目33番12号(付近)
5月17日,18日 11時‐15時 / 19日 終日

※ 上記メニューとは一部異なります


株式会社蔵ダイニング代表 吉田氏からのコメント
【経営の苦楽に並走してくれる推進役(高橋さん)との取り組み】
半世紀以上続く事業を引き継ぎ、次の半世紀に続く企業となるためにどのように会社であるべきか多くの不安がありました。
直近の課題に追われ、未来に対して漠然とした危機感がある中、価値創造プロジェクトの推進役として活躍する高橋さんとの議論を通じて現状の課題を整理し、問題の解像度を上げ、新規事業の立案に向けて、私自身が納得できるものを徹底的に追及することが出来ました。

【働くことへの感動を追求した新規事業の誕生】
新規事業では自らが情熱をもって取り組める、”食を通じた感動体験”をどのようにして作り上げるか。課題の階層を整理しながら組み立てたものが”まんまるおにぎり”として形になりました。

【主観と俯瞰を繰り返し議論してカタチにしていくということ】
新規事業では“出来たて”に特化した、おにぎりを提供するためだけでなく、利用者へとどのようにして伝えていくか、提供者、利用者それそれの俯瞰的な視点で検証を繰り返し、納得がいく形を構築すること出来ました。

【現業を活かした解像度を上げた第二創業という挑戦】
現業を通じて、「働きたいが、働く場所がない」、「経験がないため採用してもらえない」、という課題と「子育ても落ち着き、一人になって社会に取り残されて寂しい」というシニア主婦の声を多く聞きました。現業では雇用の数が限られる中、“お母さんの温かさ”を社会に組み込みたいという想いが本事業の根本にありました。KANDO(高橋さん)との議論を通じて、漠然としていた思考を整理して解像度があげ、スムーズに次への行動ができ、新鮮な気持ちで課題へ取り組むことが出来ました。また、議論を通じで自分が伝えたいことと、現業や新規事業におけるスタッフとの問題意識のずれを意識することができるようになったことも、自身の糧になっていると思います。


KANDO株式会社からのコメント
【若き三代目経営者とのフレッシュかつエネルギッシュな議論】
吉田さんは、30代半ばの若手経営者ではありますが、食から人を幸せにしたいという想いが強く、議論はいつも真剣そのもの。毎回の議論には、ご自身で考えられたフレッシュな素案を持ってこられ、議論で決めた宿題は次回までに必ず取り組まれます。そして、考えたことを一つ一つ実行し形にして行かれます。強い想いと理想論を持ちつつ妥協しない現実解を出す、エネルギッシュに理想役と現実役の両方を果たされてこられたからこそ、これまでとは全く異なる、新たな事業領域へ踏み出すことができのだと思います。推進役として5年以上伴走していますが、吉田さんとはいつも楽しく、刺激的な議論をしています。

【お母様へのピュアな想いが新規事業として結実】
特に印象的だったのが、議論の中で吉田さんから言われた「お母さんを喜ばせてあげたい」というお母様への深い愛情。蔵ダイニングの先代社長であり、吉田さんのお父様である旦那様をなくされ、生きがいを失いかけておられた時に、学生時代のご友人から「一緒に料理店でもできたらいいね」と声を掛けられたそうです。しかし、高齢女性二人での起業は夢のまた夢。ある時その話を聞いた吉田さんは「お母さんにお店を持たせてあげたい」と思ったそうです。本プロジェクトは、蔵ダイニングという会社がコロナ禍で陥った経営危機からの脱却から始まりましたが、「本事業で誰を幸せにしたいのか」という問いを突き詰めた先には、お母様への深い想いがあり、そこに辿り着いた後は実現に向け邁進されました。

【他企業のエキスパートが副業でプロジェクト参画】
最後に、本プロジェクトは「事業再構築補助金」で採択されましたが、影の立役者に岐阜の菓子メーカーの経営企画室長N氏の存在がありました。KANDOが3年ほどプロジェクトを支援している会社ですが、これまでに数回補助金で採択された実績がありました。それを手掛けたのがN氏。吉田さんと私は補助金申請の知見がないことから、N氏に相談したところ現実役としてのサポートを快諾。副業という形で、業務終了後オンラインで会議に参加頂きました。N氏には補助金申請の論点を整理頂き、吉田さんと一つ一つの論点を議論で深掘りし、N氏が自社申請の際の知見を提供し、KANDOは全体を見渡しながらストーリーの解像度を上げて行きました。最後は、府中商工会議所にもチェック頂き申請を完了。惜しくも1回目の申請は通りませんでしたが、受けたフィードバックを中心に練り直し、2回目で採択されました。実は、N氏も自社で同補助金を申請、1回目はNGでしたが、吉田さんと同タイミングで採択されるというおまけ話もつきました。


会社概要

会社名  KANDO株式会社(カンド カブシキガイシャ)
本 社  東京都新宿区西新宿7-5-5 Plaza西新宿UCF406
創 業   2010年7月
代 表    代表取締役 高橋輝行
資本金   999 万円
URL    https://www.kando-inc.com
問い合わせ https://www.kando-inc.com/contact

プレスリリース提供:PR TIMES

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