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一般社団法人 ファイナンシャル・アドバイザー協会

ファイナンシャル・アドバイザー協会、正会員企業の第2回モニタリング調査結果を報告

(PR TIMES) 2022年12月07日(水)06時40分配信 PR TIMES

金融商品仲介業者(IFA)業界団体の一般社団法人ファイナンシャル・アドバイザー協会(東京都中央区、理事長:中桐 啓貴、以下「FA協会」「当協会」)は、当協会所属の会員企業の「顧客本位の業務運営」の徹底に向けた取組み状況や協会の定める倫理綱領等の遵守状況、営業及び財産の状況を把握する目的で、正会員企業を対象にしたモニタリングを定期的に実施しています。
今回のモニタリングは協会発足後2回目の実施であり、正会員企業23社(所属外務員1,374名)に対して実施しました。主なポイントを以下にご報告いたします。

モニタリング調査の趣旨・目的 


FA協会では、外部有識者で構成される当協会の審査委員会に委嘱し、2022年8月〜2022年10月の間に正会員(金融商品仲介業者)へのモニタリングを実施しました。本モニタリング調査の趣旨・目的は、当協会正会員企業における「顧客本位の業務運営」の徹底に向けた取組み状況や協会の定める倫理綱領等の遵守状況、営業及び財産の状況を把握するものです。



モニタリング調査概要

調査期間:2022年8月〜10月
対象期間:2021年4月〜2022年3月
調査方法: オンラインによる回答形式
対象者:当協会の正会員企業
有効回答数:23社(所属IFA 1,374名)


モニタリング結果のポイント


◆正会員企業における資産収益率(※)は、平均0.95%。当協会入会目安である2%を大きく下回る結果に。
◆正会員企業における総預かり資産は2兆円超。協会のビジョンに賛同し、新規入会増加の背景も。
◆正会員企業におけるIFAの年齢構成は、30代〜50代が中心。知識・経験の豊富な世代に加えて若手の参入も増加。
◆正会員企業における今後の経営課題については、販売手数料ビジネスからの脱却・フィーモデルへの移行と収益の両立、内部管理態勢の強化、IFAの高齢化対策など、持続的な経営を実現するためのトピックが多くみられた。
※資産収益率:預かり資産における収益の割合。収益は、“顧客が証券会社に支払った手数料”の推定金額合計。



モニタリング結果サマリー


◆正会員企業における資産収益率
正会員企業における資産収益率は、平均0.95%。当協会入会目安である2%を大きく下回る結果に。
[画像1: https://prtimes.jp/i/111055/2/resize/d111055-2-3662d0153d054a2bbaa8-0.png ]



◆正会員企業における総口座数・総預かり資産
口座数・預かり資産ともに増加(正会員数増加の背景も)。2022年3月末時点で15万口座、2兆441億円。協会のビジョンに賛同する会員企業が増加している背景も。
[画像2: https://prtimes.jp/i/111055/2/resize/d111055-2-ce9da5df60510aa14931-1.png ]


■正会員企業におけるIFAの年齢構成
正会員企業におけるIFAの年齢構成は、30代〜50代が中心。知識・経験の豊富な世代に加えて若手の参入も増加してきている。(第1回目モニタリング結果による)
[画像3: https://prtimes.jp/i/111055/2/resize/d111055-2-1a31168f4f5e51c7bc4a-4.png ]



■定性質問8項目についての結果
第1回モニタリングに続き、「顧客本位の業務運営」の徹底に向けた取組み状況や各種コンプライアンス態勢・その他経営課題等に対する意識・取り組みについて、8項目に分けて調査を実施。特に、今後の経営課題については、販売手数料ビジネスからの脱却・フィーモデルへの移行と収益の両立、内部管理態勢の強化、IFAの高齢化対策など、持続的な経営を実現するためのトピックが多くみられた。
[画像4: https://prtimes.jp/i/111055/2/resize/d111055-2-be038f3811531a2edf79-3.png ]

以下より、調査結果回答の詳細をご覧いただくことができます。
URL:https://www.faa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2022/12/20221202_moni2.pdf


まとめ

 今回実施された当協会正会員企業へのモニタリングでは、顧客が負担する手数料に大きく関わる各社の「資産収益率」が、平均で1%を下回る結果となりました。これは、当協会が入会の基準目安としている2%を大きく下回るものであり、当協会が推進する販売手数料モデルではなくフィーベースモデルへの移行を目指す事業者に入会いただいていることを表しています。
 IFAは未だ玉石混合と評されることも多く、各事業者にとって組織のガバナンスや正しいインセンティブの考え方などはますます大きな課題となっています。市場の不確実性が増す中で、持続可能な経営基盤を作り、顧客本位のサービスへ確実にシフトするのみならず、多様な顧客ニーズに沿ったIFA独自の新たな付加価値を生み出し、差別化を図っていくことは容易なことではありません。
 今後も当協会は、IFAを取り巻く様々なステークホルダーとのネットワークの強みを活かし、会員企業の持続可能な経営態勢の実現を支援するべく、国内外における様々なロールモデル、取り組み事例などの積極的な情報共有に努め、業界の発展に貢献してまいります。

■一般社団法人ファイナンシャル・アドバイザー協会について
名称:一般社団法人ファイナンシャル・アドバイザー協会
理事長:中桐 啓貴
設立日:2020年1月31日
住所:東京都中央区日本橋人形町3丁目3-5 天翔日本橋人形町ビル311
URL:https://www.faa.or.jp/



プレスリリース提供:PR TIMES

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