プレスリリース
~全ての子どもたちに包括的性教育を~
NPO法人HIKIDASHIでは、小さい頃からの性教育の大切さを広く知ってもらうため、幼稚園、保育園、小学校等の子育て関連施設へ代表の大石真那が出版した性教育絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」の寄贈を行っています。
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■性教育絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」とは
2021年5月に代表の大石真那が出版した性教育絵本です。この絵本では月経の機序や命の始まりであるセックスを科学的にわかりやすいイラストを用いて説明しています。また、この本で一番伝えたいことは、生き方には多様性があるということ。月経は命を繋ぐ大切なものである、ということを伝えると同時に、たとえ月経があるからと言って、必ずしも赤ちゃんを産まなければいけないということではない、ということまで描かれています。「子どもを産むか産まないか、産むとしたらいつ何人産むか」を決める権利(性と生殖に関する権利=リプロダクティブライツ)があなたにはあるんだよ、ということを、ぜひ全ての子どもたち、そして大人たちにも知ってもらいたいと思っています。
「しごともけっこんも、こどもをそだてるかどうかも、じゆうにきめるけんりがあるの。いろんないきかたがあるんだってことをしっておいてほしいな。」(絵本より引用)
絵本の紹介:https://legare-hikidashi.studio.site/book
■日本の性教育の現状と「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」
日本ではまだまだ性教育に対する抵抗感が根強く、「思春期になれば学校で習うもの」という印象が強い反面、性交のことは義務教育の間は取り扱わないなどの様々な歯止め規定があり、子ども達が性に対して正しい知識を学べる環境にありません。それに反して、子ども達の周りにはたくさんの情報が溢れ、若年での予期せぬ妊娠、SNSによる被害、性犯罪等、若者たちの性を取り巻く様々なニュースが連日報道されています。
対して、国際的には、ユネスコやWHO等が2009年に作成した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」をもとに、単に体についての知識を与える教育だけではなく、人間関係、人権、文化、価値観、ジェンダーの理解、暴力と安全確保等にも配慮した、人権教育でもあり防犯教育でもある「包括的性教育」を幼児期からきちんと系統立てて教えていくことが推奨されています。
■絵本寄贈事業について
2022年4月1日に設立したNPO法人HIKIDASHIでは、「全ての子ども達に包括的性教育を」を合言葉に、小さい頃からの性教育の大切さを広める活動をしています。その一環として、代表である大石真那が2021年5月に出版した性教育絵本「げっけいのはなし いのちのはなし」(みらいパブリッシング)を全国の幼稚園、保育園、小学校、図書館、子育て支援センター等の子育て関連施設へ寄贈する事業を2022年5月から開始いたしました。8月までに全国25施設(小学校、聴覚特別支援学校、私設図書館、母子生活支援施設、不登校児支援団体等)からご希望があり寄贈をしました。
寄贈先の施設からは、「施設の子ども達への性教育に活用したい。」「大人の側の性教育に対する捉え方が変わった。」等の声が上がっています。
子ども達に関わる全ての大人が、小さい頃からの性教育の大切さに気づき、それぞれが自分らしく生きられる社会の実現を目指して、これからも寄贈を続けていきます。
■寄贈をご希望の施設は下記申し込みフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/7bn4gCwhZaKM12G4A
また、寄贈は皆様からのご寄付により支えられています。
当事業や当法人の活動を応援してくださる方は、下記サイトからご支援をお願いいたします。
https://syncable.biz/associate/hikidashi
■NPO法人HIKIDASHI
https://npohikidashi.wordpress.com
プレスリリース提供:PR TIMES